日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(600)「吸収法則」は「当然」である。

2020-05-05 16:22:13 | 論理

(01)
吸収法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2つの二項演算について閉じている集合があるとする。これらの演算に交換法則と結合法則が成り立ち、吸収法則も成り立つ場合、これらを抽象代数学的には束と呼ぶ。また、2つの演算子を「交わり」と「結び」と呼ぶ。交換法則と結合法則は、一般的な代数的構造でも成り立つことが多いので(例えば、実数の加算と乗算など)、吸収法則が束を特徴付けていると言える。ブール代数やハイティング代数は束の一種なので、これらも吸収法則に従う。
古典論理学がブール代数のモデルであるように、直観論理とハイティング代数には同様の関係がある。そのため、それぞれ論理和と論理積に対応する演算 ∨と∧ に吸収法則が成り立つ。
 a∨(a∧b)=a∧(a∨b)=a
ここで、=は論理式における同値の意味である。
吸収法則は、適切さの論理、線形論理、部分構造論理では成り立たない。
従って、
(01)により、
(02)
「記号」を変へると、
 P∨(P&Q)=P&(P∨Q)=P
ここで、= は論理式における同値の意味である。
然るに、
(03)
(ⅰ)
1  (1)P∨(P&Q) A
 2 (2)P       A
  3(3)   P&Q  A
  3(4)   P    3&I
1  (5)P       12234∨E
(ⅱ)
1  (1)P       A
1  (2)P∨(P&Q) 1∨I
従って、
(03)により、
(04)
① P∨(P&Q)
② P
に於いて、
①=② である。
(05)
(ⅲ)
1(1)P&(P∨Q) A
1(2)P       1&E
(ⅳ)
1(1)P       A
1(2)P∨Q     1∨I
1(3)P&(P∨Q) 12&I
従って、
(05)により、
(06)
③ P&(P∨Q)
④ P
に於いて、
③=④ である。
従って、
(04)(06)により、
(07)
① P∨(P&Q)
② P
③ P&(P∨Q)
④ P
に於いて、
①=② であって、
③=④ である。
従って、
(07)により、
(08)
「番号」を付け直すと、
① P∨(P&Q)
② P&(P∨Q)
③ P
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(08)により、
(09)
「記号」を変へると、
① a∨(a∧b)
② a∧(a∨b)
③ a
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(09)により、
(10)
① aまたは(aであってb)
② aであって(aまたはb)
③ a
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(11)
① 日本人または(日本人の男性)
② 日本人であって(日本人または男性)
といふのは、要するに、
日本人(日本人の男性と女性)
に、他ならない。
従って、
(11)により、
(12)
① a∨(a∧b)
② a∧(a∨b)
③ a
に於いて、
①=②=③ である。
といふこと、すなはち、
① aまたは(aであってb)
② aであって(aまたはb)
③ a
に於いて、
①=②=③ である。
といふことは、「当然」である。



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