日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(562)「括弧」と「返り点」(18)。

2020-03-19 19:53:13 | 「漢文訓読」と「括弧」。

(01)
① 3{2(1)}。
に於いて、
3{ }⇒{ }3
2( )⇒( )2
といふ「移動」を行ふと、
① 3{2(1)}⇒
① 〔(1)2〕3=
①     1<2<3。
といふ「並び替へ(ソート)」を行ふことになる。
(02)
② 2(3{1)}。
に於いて、
2( )⇒( )2
3{ }⇒{ }3
といふ「移動」を行ふと、
② 2(3{1)}⇒
②({1) 2}3=
②     1<2<3。
といふ「並び替へ(ソート)」を行ふことになる。
然るに、
(01)(02)により、
(03)
①{( )}
②({ )}
に於いて、
① は「括弧」であるが、
② は「括弧」ではない。
(04)
③ 7[3〔2(1)〕5(4)6]。
に於いて、
7[ ]⇒[ ]7
3〔 〕⇒〔 〕3
2( )⇒( )2
5( )⇒( )5
といふ「移動」を行ふと、
③ 7[3〔2(1)〕5(4)6]⇒
③ [〔(1)2〕3(4)56]7=
③    1<2<3<4<5<6<7。
といふ「並び替へ(ソート)」を、行ふことになる。
(05)
④ 3〔7{2(5[1)〕4]6}。
に於いて、
3〔 〕⇒〔 〕3
7{ }⇒{ }7
2( )⇒( )2
5[ ]⇒[ ]5
といふ「移動」を行ふと、
④ 3〔7{2(5[1)〕4]6}⇒
④ 〔{([1)2〕34]56}7=
④    1<2<3<4<5<6<7。
といふ「並び替へ(ソート)」を、行ふことになる。
然るに、
(06)
③[〔( )〕( )]
④  〔{([ )〕]}
に於いて、
③ は「括弧」であるが、
④ は「括弧」ではない。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
「括弧」は、
② n+1<n+m>n(nは、0より大きい整数で、mは1より大っきい整数である。)
といふ場合には、その「順番」を、
といふ「順番」を、含んでゐないのであれば、そのときに限って、「その順番」を、
② 1<2<3<4<5<6<7<8<9・・・・・・
といふ「順番」に、「並び替へ」ることが、出来る。
然るに、
(08)
(a)1 2 3 4
(b)1 2 4 3
(c)1 3 2 4
(d)1 3 ④ 2
(e)1 4 2 3
(f)1 4 3 2
(g)2 1 3 4
(h)2 1 4 3
(i)2 ③ 1 4
(j)2 ③ ④ 1
(k)2 ④ 1 3
(l)2 ④ ③ 1
(m)3 1 2 4
(n)3 1 ④ 2
(o)3 2 1 4
(p)3 2 ④ 1
(q)3 ④ 1 2
(r)3 ④ 2 1
(s)4 1 2 3
(t)4 1 3 2
(u)4 2 1 3
(v)4 2 ③ 1
(w)4 3 1 2
(x)4 3 2 1
従って、
(07)(08)により、
(09)
「24通り」の内の、
(d)1 3 ④ 2
(i)2 ③ 1 4
(j)2 ③ ④ 1
(k)2 ④ 1 3
(l)2 ④ ③ 1
(n)3 1 ④ 2
(p)3 2 ④ 1
(q)3 ④ 1 2
(r)3 ④ 2 1
(v)4 2 ③ 1
といふ「10通り」に対しては、「括弧」を加へることは、出来ない。
然るに、
(10)
  「1234」のやうな「1バイト文字」に対して、
「1234」のやうな「2バイト文字」は、
「1234」であれば「8文字」であるとする。
従って、
(10)により、
(11)
(d)1 3 ④ 2
(i)2 ③ 1 4
(j)2 ③ ④ 1
(k)2 ④ 1 3
(l)2 ④ ③ 1
(n)3 1 ④ 2
(p)3 2 ④ 1
(q)3 ④ 1 2
(r)3 ④ 2 1
(v)4 2 ③ 1
に対して、敢へて、「返り点」を付けるとしたら、
(d)# 二 三 一
(i)二 三 一 #
(j)二 三 四 一
(k)二 下 一 上
(l)二 四 三 一
(n)三 一 四 二
(p)上 二 下 一
(q)二 三 # 一
(r)三 四 二 一
(v)下 二 上 一
であるものの、「(縦書きであれば)から戻る点」は、「返り点」ではないため、これらは全て、「返り点」ではない
然るに、
(12)
(a)1 2 3 4
の場合は、初めから、
(a)1<2<3<4
である。
然るに、
(13)
(b)1 2 4(3)
(c)1 3(2)4
(e)1 4(2 3)
(f)1 4〔3(2)〕
(g)2(1)3 4
(h)2(1)4(3)
(m)3(1 2)4
(o)3〔2(1)〕4
(s)4(1 2 3)
(t)4〔1 3(2)〕
(u)4〔2(1)3〕
(w)4〔3(1 2)〕
(x)4[3〔2(1)〕]
に対して、
(b)1 2 二(一)
(c)1 二(一)4
(e)1 二(2 一)
(f)1 三〔二(一)〕
(g)二(一)3 4
(h)二(一)二(一)
(m)二(1 一)4
(o)三〔二(一)〕4
(s)三(1 2 一)
(t)三〔1 二(一)〕
(u)下〔二(一)上〕
(w)三〔二(1 一)〕
(x)四[三〔二(一)〕]
である。
然るに、
(14)
(Ⅰ)レ
下の一字から上の一字に返る場合に用いる。
(原田種成、私の漢文講義、1995年、41頁)
といふ「ルール」を「無視」すれば、「返り点」は、
(Ⅱ)一 二 三 四 五 六 七 八 九 十
(Ⅲ)上 中 下
(Ⅳ)甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸
(Ⅴ)天 地 人
といふ「返り点」が表す「順番」に「等しい」。
従って、
(01)~(14)により、
(15)
(a)1 2 3 4
(b)1 2 4 3
(c)1 3 2 4
(d)1 3 ④ 2
(e)1 4 2 3
(f)1 4 3 2
(g)2 1 3 4
(h)2 1 4 3
(i)2 ③ 1 4
(j)2 ③ ④ 1
(k)2 ④ 1 3
(l)2 ④ ③ 1
(m)3 1 2 4
(n)3 1 ④ 2
(o)3 2 1 4
(p)3 2 ④ 1
(q)3 ④ 1 2
(r)3 ④ 2 1
(s)4 1 2 3
(t)4 1 3 2
(u)4 2 1 3
(v)4 2 ③ 1
(w)4 3 1 2
(x)4 3 2 1
といふ「4桁の全ての、順番」に於いて、「括弧が表すことが出来る順番」は、「返り点が表すことが出来る順番」に、「等しい」。
然るに、
(16)
「5桁の全ての、順番」は、「120通り」なので、「今と同じ方法」でやると、「途中で、嫌になる」。
然るに、
(17)
「5桁の全ての、順番」ではなく、
「3桁の全ての、順番」であれば、
(a)1<2<3
(b)1 3>2
(c)2>1<3
(d)2<③>1
(e)3>1<2
(f)3>2<1
であって、
(b)1 3(2)
(c)2(1)3
(e)3(1 2)
(f)3〔2(1)〕
である。
従って、
(17)により、
(18)
(b)1 3(2)
(c)2(1)3
(e)3(1 2)
(f)3〔2(1)〕
であって、
(b)1 二(一)
(c)二(一)3
(e)二(1 一)
(f)三〔二(一)〕
である。
従って、
(03)(17)(18)により、
(19)
(a)1<2<3
(b)1 3>2
(c)2>1<3
(d)2<③>1
(e)3>1<2
(f)3>2<1
といふ「3桁の全ての、順番」に於いて、「括弧が表すことが出来る順番」は、「返り点が表すことが出来る順番」に、「等しい」。
従って、
(15)(19)により、
(20)
「3桁の全ての、順番」に於いて、「括弧が表すことが出来る順番」は、「返り点が表すことが出来る順番」に「等しく」、
「4桁の全ての、順番」に於いて、「括弧が表すことが出来る順番」は、「返り点が表すことが出来る順番」に「等しい」。
従って、
(20)により、
(21)
数学が得意な方であれば、「数学的帰納法」によって、
「4桁の全ての、順番」に於いて、「括弧が表すことが出来る順番」は、「返り点が表すことが出来る順番」に「等しく」、
「5桁の全ての、順番」に於いて、「括弧が表すことが出来る順番」は、「返り点が表すことが出来る順番」に「等しい」。
といふことを、「証明」出来るに、違ひない。



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