日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(832)少し意外な(somewhat surprising)恒真式。

2021-03-02 21:04:07 | 論理

(01)
(1) (Fa&Fb&Fc)→(Ga∨Gb∨Gc)     仮定
(2)~(Fa&Fb&Fc)∨(Ga∨Gb∨Gc)     含意の定義
(3)(~Fa∨~Fb∨~Fc)∨(Ga∨Gb∨Gc)   ド・モルガンの法則
(4) ~Fa∨~Fb∨~Fc∨Ga∨Gb∨Gc      結合法則
(5) ~Fa∨Ga∨~Fb∨Gb∨~Fc∨Gc      交換法則
(6)(~Fa∨Ga)∨(~Fb∨Gb)∨(~Fc∨Gc) 結合法則
(7) (Fa→Ga)∨(Fb→Gb)∨(Fc→Gc)   含意の定義
従って、
(01)により、
(02)
①(Fa&Fb&Fc)→(Ga∨Gb∨Gc)
②(Fa→Ga)∨(Fb→Gb)∨(Fc→Gc)
に於いて、
①=② である。
従って、
(02)により、
(03)
{a、b、c}が「変域(ドメイン)」であるとして、
① ∀x(Fx)→∃x(Gx)
② ∃x(Fx→Gx)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(04)
(ⅰ)
1    (1) ∀x(Fx)→∃x(Gx) A
1    (2)~∀x(Fx)∨∃x(Gx) 1含意の定義
 3   (3)~∀x(Fx)        A
 3   (4)∃x~(Fx)        3量化子の関係
  5  (5)   ~Fa         A
  5  (6)   ~Fa∨Ga      5∨I
 3   (7)   ~Fa∨Ga      456EE
   8 (8)        ∃x(Gx) A
    9(9)           Ga  A
    9(ア)       ~Fa∨Ga  9∨I
   8 (イ)       ~Fa∨Ga  89アEE
1    (ウ)   ~Fa∨Ga      2378イ∨E
1    (エ)    Fa→Ga      ウ含意の定義
1    (オ) ∃x(Fx→Gx)     エEI
(ⅱ)
  1  (1)     ∃x(Fx→Gx) A
   2 (2)        Fa→Ga  A
    3(3)     ∀x(Fx)    A
    3(4)        Fa     3UE
   23(5)           Ga  24MPP
   23(6)        ∃x(Gx) 5EI
  1 3(7)        ∃x(Gx) 126EE
  1  (8) ∀x(Fx)→∃x(Gx) 37CP
従って、
(04)により、
(05)
果たして、「述語計算」の「結果」も、
① ∀x(Fx)→∃x(Gx)
② ∃x(Fx→Gx)
に於いて、
①=② である。
従って、
(01)~(05)により、
(06)
① ∀x(Fx)→∃x(Gx)
② ∃x(Fx→Gx)
に於いて、すなはち、
① すべてのxがFならば、あるxはGである。
② Fであるならば、Gである、xが存在する。
に於いて、
①=② である。
従って、
(06)により、
(07)
例へば、
① すべての人が日本人ならば、ある人はアジア人である。
② 日本人であるならば、アジア人である人が、存在する。
に於いて、
①=② である。
といふことは、少なくとも、「述語論理」として「真」である。
然るに、
(08)
① すべての人が日本人ならば、ある人はアジア人である。
② 日本人であるならば、アジア人である人が、存在する。
に於いて、
①=② である。
といふことは、「直観的」には、「不思議な感じ(somewhat surprising)」である。
従って、
(09)
直観的には不思議」であるが、「真」である所の「命題」が存在する。



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