音楽療法のライブ日記

音楽療法士がお届けする、日々の活動記録と情報発信のブログです。

パーキンソン病の実践から

2008-12-03 23:49:39 | 音楽療法実践
特定疾患の難病であるパーキンソン病の患者会の
音楽療法に関わって9年近くになりました
病気の特性から、歩行や発語に音楽が有効であることが分かっています。
皆様のお話から、音楽を楽しみ、リハビリとしても活用されていることが
うかがえますが、私は毎回痛切に感じることがあります。

それは、「薬と時間」と闘われている姿です。
「今薬飲んできたから」と話される方も、
終わりころになると、身体に変調が現われてきます。
一歩が出なくなるので、じっと座ることを避けられる
方もおられます。お一人おひとりが、ご自分の病気を
十分理解され、薬と時間を管理されています。

音楽療法を通して、患者さんから、病気の理解と必要な時に
さりげなく寄り添える支援を求められていることを学びました。
それは、音楽を介する時も同じことがいえるかもしれません。
これからも、出会える「その時」を大切にしていきたいと思います
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2 コメント

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感謝の講義 (田中まみ)
2008-12-04 22:40:35
先日は、ありがとうございました。
担当させていただく講義の素晴らしい特別講義をいただきまして、本当に有難うございました。学生さん方は、将来、保育士や、社会福祉士、介護福祉士の実践の仕事に携わる方々、初めての音楽療法のお話に、熱心に耳を傾ける機会を提供いただきましたこと、本当に感謝しています。音楽療法のお話を通じて、生きること、支えること、おなかの中から、誕生してから生涯を寄り添う音楽の意味も学ばせていただきました、学生にとっての貴重な学びのときでした。これからも実践で学ばれたことを若き学生にもお伝えいただけますよう、心から期待しています
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田中まみ様 御礼 (西村仁美)
2008-12-04 23:49:24
こちらこそ大変お世話になりました
それにしても見事な紅葉でしたこと

多くの学生さんが熱心に受講される姿に、私の方が後押しをいただきました。
多様な音楽療法の中で、私の実践の範囲は限られていますが、最新の研究とともにお伝えする機会を得られたことに感謝申し上げます

「ソーシャルワークとの連携と融合」に向けて、
今後も宜しくお願いいたします

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