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シェフ直伝・洋風おきなわごはん vol.4 伊東 主夫

2010年01月28日 | 木曜(2010年1~2月):伊東 主夫さん
名護では桜まつりなど、春が近づいていますが
まだ風が吹くと、それも北風だと結構寒いですね・・・。
そこで今回のお肉料理は牛肉の“牛肉の赤ワイン煮込み”です。


前回のお魚料理の時に材料をお話しいたしましたが、もう一度・・・
・材料
煮込み用(脂肪分少なめ)の牛肉を3~4cmのサイコロ状に切って、
一人前150g程度です。

煮込む時には、玉ねぎ、赤ピーマン、更にきのこ類があれば・・・
缶詰で市販されているデミグラスソース、カットトマトを各一個。
チキンブイヨン2個、塩、コショウ、すり下ろしたにんにくを適宜。

ガルニチュール(付け合わせ)はポテト、ニンジン、インゲンの三色で。


・調理
煮込み始める前に先ず、お肉のにおい消しと柔らかくするために、
バット(底の浅い鍋などでもOK)にサイコロ状の肉をいれ、玉ねぎの薄切り、
すり下ろしたにんにくを入れて良く混ぜ、赤ワインを多めに入れ、2時間程ラップします

~2時間経過~

お肉の水分をキッチンペーパーで拭き取り、塩、コショウし、
小麦粉を付け、オイルで良く焼き付けます。
煮込む前に焼くのは、煮崩れを防ぎ、美味しさを閉じ込めるためです。

深鍋に水を入れ、チキンブイヨン2個を入れて火にかけます。
焼きあげたお肉を入れます。強火にかけ、アクを取り除きます。
アクの出が無くなったら、弱火にし、1時間程度コトコト煮込みます。

(お肉を漬け込んだ)バットに残っているワインや玉ねぎを鍋に入れます。
そしてデミグラスソース、カットトマトを入れ、火は強火に。
さらに、アクが出ますので良く取り除き、弱火でコトコト1時間程・・・

最終段階で赤ピーマンときのこ類を入れます。
鍋の具合を見つつ、ワインを加えたり、煮詰めたりしながら、
塩コショウで味を調えます。

ガルニチュール(付け合わせ)を茹で、バターで炒めて香りを付けていきます。
大きめのスープ皿にお肉を少なめに、野菜を多めに盛りつけます。


・ひとこと?
ソースが残ったらハンバーグやオムライスのソースに。活用しても良いですよ。
さらに、ひき肉と玉ねぎを炒め、このソースを加えて少々煮込めばミートソースに!

市販のデミグラスを利用しても赤ワインやお肉のエキスがプラスされ、
オリジナルソースに大変身します。
≪私流ビーフストロガノフ≫
・材料
牛ロースの薄切り(1人前150g程度)玉ねぎ、にんにく(みじん切り)、赤ピーマン、
マッシュルーム(薄切り)、生トマト、パセリ、ブランデー、生クリーム、残ったソースです。

・調理
お肉を食べやすい大きさに切り、塩、コショウ、にんにくをオイルで炒めます。
最後にブランデーを入れフランべ(火を燃やす)して香りを付けます。
焼き終わればお肉は別皿に取り分けます。

フライパンに赤ピーマン、マッシュルーム、生トマト、パセリ、玉ねぎ、
バターを加えて炒めてからお肉を戻します。
残ったソースを加え良くかき混ぜます。

仕上げに塩、コショウで味を調え、火を止めてから生クリームを入れて完成!
ボナペティ!このように色々とアレンジを楽しんでください。


次回は2月4日です。サラダとドレッシングの話です。よろしく。