沖縄Daily Voice

沖縄在住の元気人が発信する

『粒々(つぶつぶ)日誌』 vol.2 megumi

2010年01月15日 | 金曜(2010年1~2月):megumiさん
沖縄の人はとかく歩かないといわれます。
歩いて10分のコンビニにも車を出すとか。


そんななか、わたしは
30分40分ぐらいなら平気で歩きます。


きょろきょろしながら歩いてるので
かなり挙動不振だとは思いますが
今回は、その"きょろきょろ"中にみつけた
面白いものをご紹介します。




これ。
なんだかわかりますか。

そう、瓦屋根。
最近は少なくなりましたが
那覇のまちにも探せば結構あるものです。

そして、よくよく見てみてください。
ズーーームアップ。





かわいくないですか?
屋根のてっぺん、
もしくは端っこにある、これ。
(なんていう名称なんでしょうか?)
月と星のマーク!

なんで月と星???
可愛すぎるじゃありませんかー。
他にも気をつけて探してみると…




トランプのスペード、クラブ、ダイヤのマーク!
太陽!
『マ』!(前田さん?) ※勝手に推測
『ト』!(友利さん?) ※勝手に推測


他にも●だけでシンプルでカッコいいのや
アルファベットの『H』や
馬のひづめにつける蹄鉄っぽいのやら。。。


きっと何か意味があるのでしょうね。
(それとも単にお洒落??)


みなさんも、瓦屋根の家を見つけたら
ちょっと注目してみてはどうでしょうか。
おもしろいですよー。

シェフ直伝・洋風おきなわごはん vol.2 伊東 主夫

2010年01月14日 | 木曜(2010年1~2月):伊東 主夫さん
いよいよ料理についてのお話です。



フレンチとかイタリアンとか国名で、その国料理を表現しますが、
よくよく考えますと、ひとくくりで国境が違う料理が、
コロっと別物に変わるとは思えません。
日本のように四方を海で区切られた国と、大陸とではずいぶんあるのですから・・・。

そんな訳で、私どものレストランは欧風家庭料理という曖昧なカテゴリーとなっております。
また、“レストランなのに家庭料理なの?”につきましては、
次回にでもお話しいたしましょう!


さて、スープの話です。

スープこそ西洋料理の根源、ルーツだと思います。
その時、手に入った「モノ」全部を適当に切り、水と共に土器に入れ、塩を少々加え、火の上やすぐそばに置く
(その場合は、火が土器の全面に当たるように土器をずらしたりします)

火が貴重な時代は、常に火を燃やし続けていたようですので、スープもじっくり時間をかけて・・・
温かいスープはさぞ美味しかったことでしょう!
このように、文明が料理を生み、料理が文明を高め、育てていったように思います。

人類のDNAに、スープを食べると何故かホッとする遺伝子が組み込まれてしまったのではないか・・・
そんな気持ちさえします。その起源のスープに似た
“ポトフ”まさに「火にかけた土鍋」という名前のスープです。


さあ、冷蔵庫の野菜室の中を隅々まで良く見てください!


使い残しの色々が、ラップやビニール袋、新聞紙に包まれていませんか?
それらを全部出して下さい。火の通りにくい根菜、すぐに火が通る葉野菜、
時間差で煮込んでください。家庭料理ですから、チキンやコンソメのブイヨンを溶かして使ってください。

それに大きな鍋がいいでしょう。残ったら次の日にカレーやシチューに変身させるのです。



・できるだけ入れてほしい野菜
ニンジン・ポテト・玉ねぎ・セロリ・パセリの軸の部分
 
・季節の野菜など
今の季節は、白菜・大根・かぶ・ほうれん草・きのこ類なんでもOK。
里芋・田芋なども実に美味です。
 
・その他の食材
野菜類とブイヨンでも十分美味ですが、ボリュームUPや寒さ対策の栄養補給には、
お肉やお魚をプラスすると良いでしょう。
骨付きの鶏肉や豚のソーキ・てびちがあれば、油で少々炒め、
肉についている油をよく拭き取ってから、最初に鍋へ水と共に入れます。
よくアクを取り、野菜を入れてください。
ベーコンも良いのですが、香りが強すぎるので、少なめにしてください。
ハムやソーセージの残りがあればどうぞ。
 
・調理
はじめは強火でアクをしっかり取り、後は弱火でじっくりと・・・
葉野菜は最後の仕上げの直前に。仕上げは塩コショウで味を調えます。
出来上がれば、大きめの器(スープボールなど)にたっぷりとサービスしてください。
お好みでバター少々、またはオリーブオイルをたらしてもOK。
辛いものがお好きな方は例のコーレーグースーを入れるとポッカポカに温まりますよ。
 
・ひとこと?
とにかく気長にコトコトと。
アク取りは丁寧に。
塩コショウは最後の仕上げに。
白ワインの残りでもあれば、お肉類を入れる時にでも加えてください。
日本酒でもOK。

・その後
Ⅰ お鍋にたくさん残ったら・・・カレーやシチューに大変身。
①  水分と具とに分けて保存する。
②  具はカレーに合うサイズに切る。(骨付き肉の場合、あらかじめ骨を外しておくと食べやすいでしょう)
③  水分が多すぎたら多少煮詰める。少なければ牛乳を足して調整する。
④  市販のカレー粉をフライパンで、から炒りし少々焦がす(香りを出すとともに色付け)
⑤  ブールマニエ※(同量の小麦粉とバターを良く混ぜたもの)を作る。
⑥  鍋(ポトフ)を火にかけ、インゲンなどのグリーン野菜を入れると色がきれい。
⑦  ブールマニエを少量ずつ入れ、濃度をみる。
⑧  最後に炒めたカレー粉を入れるとカレーに。粉チーズを入れるとシチューの出来上がり。
Ⅱ お鍋に少量残ったら・・・
〈ポタージュスープにして朝食の一品に〉
①  残り全てを、ミキサーまたはフードプロセッサーにかける。
②  牛乳を加え、濃度と味を調える。濃度が濃ければ牛乳を。薄ければブールマニエを加える。





〈ポタージュスープにブールマニエを加えて、マカロニグラタンに〉
①  マカロニを茹でる。ブロッコリー・カリフラワーがあれば茹でる。
②  玉ねぎを炒め、茹でたマカロニ、ブロッコリーなどを
ポタージュスープに加え、塩コショウで味を調えてグラタンソースの出来上がり。
③  グラタンソースをグラタン皿に流し入れ、チーズをかけ、パン粉をふりかけ、
オーブンで焦げ目をきれいに付けて完成。ボナペティ!!※





※ブールマニエ(Beurre manie)
合わせバターの一種で、バターと小麦粉をよく練り混ぜたもの。
煮込み料理やソース、スープなどのとろみづけとして用いられ、
中華料理の片栗粉・和食の葛と同じ働きをします。作り置き(冷凍保存)が
できるのでとても便利ですよ。

※ボナペティ(Bon appetit)
直訳すると良い食欲を・・・で、“どうぞめしあがれ”!!


以上で第2回のブログは終わりです。
料理は創意と工夫でだんだんとバラエティーが広がるものです。
皆さんも色々と挑戦してみてください。



次回は1月24日(木)はお魚料理です。ご期待下さい。


『日々の暮らしの中で…』 vol.1 内間寛人

2010年01月13日 | 水曜(2010年1~2月):内間 寛人さん
あけまして
 おめでとう
  ございます。


みなさん、はじめまして!
1月、2月の水曜日を担当する事になりました
「Design office × Interior shop “kufuu”」の内間寛人と申します。


昨年に「沖縄の風」のスタッフさんからお声をかけていただき非常に嬉しく、
こういうブログを書くのは初めての事で、
楽しみで心待ちにしておりました!!!


なので今、ワクワクドキドキしながら
パソコンに向かってるトコです。




今回は、「kufuu」の事を、ちょこっとだけ紹介しますね。
(…すべてを語ると、話が長くなりそうなので…)





「日々の暮らしの中で、ひとは皆、なにかしら「工夫」しながら生きている。
私たちは「kufuu」をキーワードにライフスタイルを創造・演出してきたい」
という想いで名前を付けました。





なんとなく使い慣れ親しんだ言葉ですが、
「工夫する」って、とても大切な事だと思うんです。


なので、私たちのofficeとshopも工夫しながら、想い込めた手作り空間なんですよ!!!




そういうkufuuでは、
建築・店舗・家具・グラフィックなどをデザインする事務所と、
陶芸・ガラス・木工・紅型・漆芸などの作家作品、
及び雑貨小物を展示販売するインテリアショップの二つの顔を持っています。


暮らしをトータルで提案していきたいという想いから、
この「カタチ」にしました。





2009年の11月にオープンしたばかりなんですが、
今後は、
作家さん達とのコラボレーション作品やイベントなど、
新しい「モノ創り」に挑戦し、提案していければと思っています。











ざっと、こんな感じかな、kufuuは…






さて、次回からは「日々の暮らしの中で…」をテーマに、
毎日の暮らしの中にある何気ないモノ達から、感じた事、気付いた事、見つけた事などを、
モノ創りに関わる立場・デザイン的な目線から語っていきたいと思います。
お楽しみに~!!!


2ヶ月間だけですが、ヨロシクね~!
では、また来週…




Design office × Interior shop “kufuu”
沖縄県宜野湾市大山2-22-18-1F
098-890-4095
blog;http://kufuu.ti-da.net/




text: 内間 寛人





              ★いいヒト、いいモノ、いいきもちを発信★



脱線サイトシーイング vol.1 嘉手苅 裕子

2010年01月12日 | 火曜(2010年1~2月):嘉手苅 裕子さん
あけましてはじめまして。


あけましてはじめまして宜しくお願いします!2010年1月~2月まで
の火曜日の担当をさせていただくことになりました、嘉手苅といいます。
普段は浦添市港川の[oH acorte]というフ
ルーツタルト屋さんで毎日タルトを作って暮らしています。


今回こちらのブログでは「脱線サイトシーイング」というテーマをもと
に、
港川周辺のおいしいとこや、私の地元の読谷、
もっと脱線して個人的 な日々のできごとを
ゆるりと書いていきたいと思ってます。

って、堅苦しくなってしまいましたが!!笑。
最初の回ということで。きちんとごあいさつ。



全8回、のんびりとおつきあいしていただけたら嬉しいです。



それではまた来週ー!!

Imago vol.1 宮城 敬

2010年01月11日 | 月曜(2010年1~2月):宮城 敬さん
新年明けましておめでとうございます。
宮城です。

映像作家と言う肩書きを背負い込み『次の作品は構成中』ときり投げて、はや十年。
こんな自分がブログで自己紹介するのもなんですが、
とりあえず、今回はタイトルの説明しますね。

Imago (イマーゴ)
この言葉と出会ったのは十数年前。
当時つき合っていた彼女がふと「“イメージ”という言葉が持つ雰囲気が好き」
言ったもんだから、すぐそこで電子辞書を引っ張りだし、
語順検索で類似表現や関連する言葉があるかを探してみたら出て来た言葉。
当時使っていた電子辞書は数年前に息子にオモチャ代わりにされて紛失してしまったため、
今回は自分なりに説明しますね。

Imagoとは心理学の世界で、
幼少時代に愛する者(親等)に対する愛情が抑制されて形成し偶像化された感情のこと。
生物学的には、
チョウやガなどの昆虫の最終変態をとげて成虫なったものの意味。

映像作家として作品をひねり出そうとするときは何かとやはり自分と向き合う事が多いもの。
そして、その向き合う時間のなかで最も頻繁に思い起こてしまうのが子供の頃の記憶。
子供の頃は、本当に一日も早く“大人”になりたかった。
大人はかっこ良かった。
確かに子供にしてみれば親や大人に愛情や尊敬を感じるのはありきたりの感情かもしれないが、
自分の場合、それが少しばかり違っていた。

自分の場合、思い憧れるのは自分自身の未来予想図であり、
大人になって夢を舞台に生きている自分自身の姿だった。
雲の上の大人になった自分自身。

多分これは離婚して家を出た父からの影響があるのかもしれない。
もとからカンシャク持ちで、ガソリンの様にふとした事がきっかけで
引火してはすぐに鎮火する親父とは馬が合わず、
そんなに深く交わることも少なかったからなのだろう。

時をみつけては大きく、かっこよく成長した自分の姿を想像し、
未来に期待を膨らませたものです。

しかし現実はやはり上手くいかないものですね。

そんな中である日、とうとうこんな自分にも息子が出来ました。
それはいわゆる“出来ちゃった婚”で、気がつけば隣に自分の分身がいました。
びっくりですよ。

予定も立てずに人の親になってしまったモノだから、ここからが大変。
家庭の為に収入を安定させなくてはならない。
この子が成長して立派な一人の人間になるためにも自分がしっかりしなきゃいけない。
親としてのプレッシャー。
夢を生きたい。
一日も早く、一人前の映像作家にならなくては。

しかし思いとは逆に空回りするのが現実というもの。
映像作家というものの、収入はピンキリで安定感は全くゼロ。
低収入が招く離婚の危機。
一時期は一年以上も仕事にありつけなかった。
不安定要素ばかりを抱え込んだ自分のこれからの道をケッコー悩みましたよ(笑)。

子供の頃に思い描いていた大人のイメージとはかけ離れて違う自分が大人(成虫)になってた。
「こんな親でごめんな。」と息子に向けて心の中でつぶやく。

そんな己を嘆き憂いている自分のもとへ、息子が甘えて近寄って来ます。
「遊ぼ」って。

大人になると、どうしても理屈っぽくなり、合理性や便利性を優先に選んでしまうことが多く、
しかも過去に捕われがちですが、息子の彼の愛情には理由なんかありません。

その時気付かされました。
自分は自分で造った自分に押し込まれていたのです。
息子にしてみれば親父は親父であり、それは普遍的な存在として
過去も未来も関係なく偉大な存在なんですね。

大人<成虫>になった少年は
思い描いていた自分自身の未来想像図<イマーゴ>によって本当の自分を失いかけていました。

現在、僕自身からすると、このimagoと言う言葉は呪いでもあり、賛美でもあります。
その理由は、人生って何があるかわからないじゃないですか?
明日は雨が降るかもしれないし、晴れるかもしれない。
でも天気予報で「晴れ」って言ってたのに実際のところ雨降ったりしたからって
落ち込んじゃっても意味ないと思いません?
それが人生って、思いませんか?
僕は今、そう思います。

さて、しょっぱなから重たい題材をテーマに初の記念すべきブログをかいた宮城ですが、
次回は少し軽く(笑)歴史と自分の好きな言葉について書いていきたいと思います。
ビデオなんかも添えて。
お楽しみに。。。


Laterz…



『粒々(つぶつぶ)日誌』 vol.1 megumi

2010年01月08日 | 金曜(2010年1~2月):megumiさん
1月から2月のあいだ、金曜日を担当させていただくmegumiと申します。
ふだんはイラストやデザインなどのお仕事をしています。
今回は縁あって沖縄の風スタッフさんに声をかけていただき
ブログを書くことになりました。
那覇生まれの那覇育ちです。
地元ならではの目線で、日常を綴っていきたいと思います。
つたない文章ではありますが
おつきあいいただければうれしいです。

さて2010年、みなさんはどんなお正月を過ごされましたか?
わたしは早起きして知念村のあざまサンサンビーチに初日の出を拝みにいきました。
沖縄といえども、夜明け前の海はさすがに寒い。
寒さをまぎらわすために友人とおしゃべりしながら待つ事30分。
徐々にあたりが明るくなって
分厚い雲の隙間からオレンジ色の光がこぼれはじめるその様子はとても神々しいものでした。
「あー、今年もきっといいことある」根拠はないけど、そう思えました。

2010年がみなさんにとって素晴らしい1年でありますように。。。

約2ヶ月の短い期間ですが、どうぞよろしくお願いします!








シェフ直伝・洋風おきなわごはん vol.1 伊東 主夫

2010年01月07日 | 木曜(2010年1~2月):伊東 主夫さん
あけましておめでとうございます。


2010年1月7日~2月25日 毎週木曜日
計8回を担当しますK.伊東と申します。


趣味が高じて始めたレストラン。試行錯誤の末、
“菜園レストラン”を理想と考えました。
ところが、畑仕事は虫や鳥、そして雑草との戦いです。
根菜はさらに難しいため、沖縄古来の葉野菜やハーブ類から栽培を始めました。



お店は宜野湾・大謝名の俗に言う外人住宅街にあります。
とっても小さなレストランで、道を教えるのも一苦労の所にあります。










お客様は7歳から99歳までと幅広いお客様に支えられています。
90%のお客様は予約をしてからお見えいただいております。
尚、近くには天女伝説の「森の川公園」や、




中山王となる察度が住んでいた「黄金宮」などが、
ひっそりと存在している静かな所です。




さて次回からの予定です。


1)欧風料理はまずスープ(それは“ポトフ“冷蔵庫の大掃除を兼ねて)
2)沖縄のお魚料理“白身魚のムニエル きのこソース”
3)冬ならではのお肉の煮込み“牛肉の赤ワイン煮込み”
4)沖縄古来の葉野菜を使ったサラダとドレッシングについて
5)オキナワ・スイーツ(家庭ですぐに誰にでも作れるデザート)
6)手作りティーの話&皆さんからの声にまとめてアンサーバック
7)最終回(沖縄への熱い思いをNPO活動で・・・さようなら。そしてありがとう。)



では1月14日(木)ブログでお会いしましょう。