ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

地区労

2008-10-25 00:08:35 | Weblog
 行政に対して訴えたいことをどのように伝えたらいいのか、市議会や県議会の議員の方に会いに行き相談していた結果、紹介されて地区労協という団体に参加させていただくことになりました。11月に総行動の日があり、市の各担当者に市民の声を直接訴え、その場で返答してもらえるということです。初参加ながら、障害者施策について自分が発言させていただけることになりました。

 報酬単価が低く介護職員が仕事を続けられない問題や、利用者の1割負担の問題など、マスコミでもたくさん取り上げられている問題は世間にまかせて、もっと突っ込んだ問題、制度の使い勝手が悪すぎて利用しにくい点を追求したいと思っています。

 ひとりの持ち時間は5分程度なので、問題をしぼりこんで臨むことになりますが、移動支援で車が使えないこと、通勤通学が認められないこと、プールが認められないことについて質問します。また、ヘルパーの利用時に家族が就労できないことについては書面上で答えていただくことになっています。

 制度として保証する気があるのなら、なぜこのような不可解な制約をつけて、みなさまが困った末に利用するのを抑制するのでしょうか?あっても使えない制度ならないのと同じです。

 帰り道、方角が同じかたと話しながらご一緒しました。作業所の運営に関わっているそのかたは、ご家族が高齢になり一緒に暮らすのが大変になった障害者のかたたちの家での時間を、ボランティアで長年支えてきたそうです。しかし職員の負担は重く、制度の定める報酬ではケアホームの運営も困難で、これから一体どうしたらいいのかと悩まれていました。

 ねがいのいえオープンから5年、これまで運営にかかりきりで外のかたと出会う時間がありませんでしたが、最近たくさんの人とお会いしてお話しすると、自分たちと同じ情熱を持って長い間困っている人たちを支え続けてきた方々に出会います。本当に頭が下がります。

 こんな仲間たちと力を合わせ、協力しながら、地域を、街を、変えていきたいと思いました。

 しかし。スタッフの基本給が低いのは仕方ないとしても、ボーナスをせめて2か月分出してあげたい・・・

 

 

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