ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

ザリガ二の鳴くところ

2021-07-10 21:41:33 | Weblog
 今春オープン予定だった女性棟グループホーム、秋に予定していた児童センター、来春オープンの男性棟ぐるグループホーム、3件のプロジェクトが予想外の延期になり、全て秋着工、春同時オープンかもというピンチな状況。逆に、新規事業が保留で一種暇な毎日。読書が進んでしょうがない…

「このミステリーがすごい」ランキングはいつも裏切られ感が強いが、海外編の充実ぶりが出色。2019年の全米で一番売れたという「ザリガニの鳴くところ」は、貧困と児童虐待をテーマにした児童文学の金字塔。純文学として感動したのは中学生の時に読んだ「風と共に去りぬ」以来。

 自分の幼少期が重なる暴力シーンに涙し、兄弟との再会シーンにさらに涙、ミステリーとして素晴らしいどんでん返しのラストはむしろ不要だった。今この時も苦しんでいる全ての子どもたちを支えたいと改めて思った。しかしそんな子どもたちを救う活動は、我が子を捨て養育を放棄する親を容認することになるのかもしれないところに疑問を禁じえず。

 保育園の園庭に発注した素敵なブランコが届き。園児たちの喜ぶ顔が楽しみな反面、順番待ちに起きる熾烈な競争をどう指導するのか、不安ももたげる

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