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悩みを「病気」としてとらえる?新型うつ病

2012-06-01 10:40:09 | インポート
若者を中心として近年、人間関係や仕事上のさまざまなトラブルについての悩みを、「悩み」として正面から向き合い、自分なりにどのように解決していけばよいか対処できなくなってしまい、「うつ病」という医療次元の問題にしてしまう傾向があるようです。
 以前は、うつ病になりやすい人というのは、まじめで几帳面、責任感が強く、仕事熱心な人だといわれていました。しかし、20歳~30歳代に多く発症している新型うつ病といわれる人たちはまったくタイプが違うようです。クリニックの理事長でもある医学博士の榎本稔氏は、新型うつ病の病前性格について、ある著書の中でこんなことをいっています。
 過保護に育てられ、依存的でわがままで、自己中心的な言動を示し、自己愛的で、仕事熱心ではないタイプが多い。周囲に対する配慮が足りず、自分で責任を感じることが少なく、すぐに他人に責任転嫁し、逃避的傾向が認められる。
 仕事の最中はうつ状態で、突然泣き出したり、ささいなことで怒ったり、周囲から見ても、明らかに支障をきたしているが、一歩職場を離れれば自分の趣味に没頭したり、気の合う友人と楽しく遊びんだりできる。
 周りの人が自分に配慮するのは当たり前で、仕事が上手くいかないのは、会社や上司が悪いので自分は悪くないと考える。自分の言動が周囲の人や社会にどれだけ迷惑をかけているかという認識がなく、すぐにキレたり、暴言を吐いたりして、自分の感情をコントロールできない。どうしても他人に転嫁できない問題に正面からぶつからなければならなくなると、「病気」として医療機関にかけこんでしまう。
 榎本氏はこれを豊かな社会が生んだ、「社会文化的うつ病」といっています。

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