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モーツアルト音楽によるセラピー

2012-05-14 22:40:11 | インポート
 モーツアルトの音楽のすばらしさに感動したフランスの耳鼻咽喉科医アルフレッド・トマティス博士は、モーツアルトの音楽には自律神経を覚醒させ、脳を刺激して身体の緊張をほぐし感覚を安定させる作用があることを見いだしました。
 博士は、聴覚と発声の密接な関係を研究し、1947年に、①聴き取れない音は発生できない②聴き取りが改善すると直ちに、発声も改善する ③聴覚の改善は一定期間の訓練により定着するという3つの原理を発見しました。博士はこの3つの原理に基づいて、聴覚、心理、音声の学問を一体とした、聴覚・心理・発声の改善を行うトマティスメソッドを確立しました。
 耳から入力される音の周波数が4000ヘルツ以上の高周波音は脳神経を活性化させる効果があり、モーツアルトの曲の中で、特にバイオリン曲やピアノ曲などが高周波音を豊富に含んでいるため、延髄から大脳にかけての神経が刺激されるということです。その結果、その高周波音は効果的に脳神経系、ホルモン系、循環系あるいは免疫系という人間の健康を支えている生体機能に多大な影響を及ぼしていくということです。 
 ユニバーサルミュージックのモーツアルトセラピージャケットにある、効果的なモーツアルト音楽の効き方は、以下のとおりです。
 ①ヘッドホンを使い、静かな部屋でリラックスして適度な音量で聴く。
 ②できれば一日2~3回。朝、夕、就寝前。多く聴きすぎるのは良くない。
 ③コップ一杯の水を飲んで聴くと脳内の血液の流れが良くなる。
  ちなみにどんな楽曲が納められているかというと、以下のとおりです。
 ①脳神経系 セレナード13番、フルートとハープのための協奏曲、バイオリンソナタ第34番
 ②循環器系 ピアノ協奏曲20番、ピアノソナタ第15番、バイオリン協奏曲第3番
 ③免疫系  クラリネット協奏曲、バイオリン協奏曲第4番、バイオリンとビオラの協奏交響曲
 ④共通の曲 弦楽5重奏曲第3番、ピアノ協奏曲第23番、ディベルトメント第17番、
          弦楽4重奏曲第17番、交響曲第39番