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スキンシップの癒し

2012-05-03 07:36:59 | インポート
 スキンシップとコミュニケーションの関係について研究する桜美林大学山口創準教授は、肌に触れることは脳に触れることと同じ意味を持つといっています。
 優しいスキンシップを受けた赤ちゃんは、安らぎを感じるホルモン:オキシトシンが脳から分泌され、情緒が安定するといっています。親から優しく触れ続けられるとオキシトシンの分泌量が増え、親自身も同様に赤ちゃんに触れることでオキシトシンが分泌され、ストレスホルモンの減少や安らいだ精神状態がもたらされます。
 山口準教授の幼稚園児対象の調査によると、スキンシップの多い子どもほど自画像を大きく書く傾向があったといいます。発達心理では、自画像の大きさは自尊心の高さを表します。また、自画像をもとにIQを割り出したところ、スキンシップの多い家庭の子どもの方が高いという結果が出ているそうです。
 アメリカの実験では、女性がストレスのかかる状況に置かれたとき、 夫に手を握られるとストレスに関係する脳の活動が弱まることが分かったということです。さらに、「手をつなぐ」、「寄り添って座ったり寝そべったりする」などのスキンシップを一ヶ月続けていると、特に男性の血圧が下がり仕事のストレスが軽減される効果が確認されているそうです。それは、スキンシップをすることでオキシトンというホルモンが分泌されるからだそうです。
 通説では、女性の方が男性よりもパートナーとのキスや抱擁を好むと考えられていますが、調査によるとスキンシップに幸せや満足感を感じるのは、むしろ男性のほうだったそうです。
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