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We must change to remain the same

2006-04-11 00:09:39 | 時事問題
これは、小沢一郎民主党代表が4月7日、党両院議員総会の演説で述べた言葉です。「変わらず生き残るためには、変わらなければ ならない」。なかなか含蓄に富んだ言葉です。私の心に大変響きました。

もともとは、映画「山猫」の中のバート・ランカスター扮する貴族の言葉だそうです。「なぜ貴族がイタリア統一革命を支持するのか」という質問に対する返答なのだそうです。すでに、1997年12月に新進党を解散して、自由党を旗揚げするときの小沢一郎の言葉でもあったそうです。

私は、小沢一郎代表には前から興味津々です。

三十年以上も政治家をやっている人物(いわゆる父親の地盤を受け継いだ世襲議員)。
かつては、自民党の主流であった人物(金権政治とも批判されました)。
また自民党を割って出て政界再編を仕掛けた人物(派閥の後継争いに敗れたためだとも、政治を改革するためには自民党では無理と判断したためだとも言われています)。
ビジョンを持った政治家(著書『日本改造計画』は政治家の本としては秀逸です。しかしゴーストライターがいるんでは?とも噂されていました)。
彼のもとには多くの人が集まりますが、どういう訳か、時とともに去っていく人が多いのです。

だからいろんな人とがいろんなことを言っています。

イカンザキの神崎公明党代表の言葉。
「壊し屋の小沢さんは、時たま自分も壊してしまうのが欠点だ。民主党を壊さないようにしていただきたい」朝日新聞4月8日
公明党はかつて小沢一郎代表と組んで、新進党を作ったので(そして寄り合い所帯の新進党は数年しか持たなかったので)、この言葉は相当説得力があります。

小泉首相は小沢代表の言葉に対して懐疑的です。
「人間というものは、なかなか変わらないものだ」
「私が初当選したとき、小沢さんは主流派、私は反主流派。自民党時代は小沢さんが総裁候補で私なんか全く相手にされなかった」毎日新聞4月8日

私は、自民党片山参議院幹事長の言葉がベストと思いました。
「小沢さんの魅力は独断専行で、頑固に筋を通すことだが、野党第1党をまとめるために妥協や調整をすればイメージと違うことになる。このさじ加減が難しい」読売新聞4月9日

周りの期待が相当大きいため小沢代表は、それだけ大変であると思います。

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