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伊吹文明文科相と事務所費

2007-01-13 03:37:07 | 時事問題
伊吹文明文科相に関して、事務費問題で火が消えていない。以下は備忘のためのメモ。

*「明風会」関連
伊吹文科相の政治資金団体「明風会」の所在地が、議員会館もかかわらず、2005年度に4146万円の事務所費を計上した。これに対して伊吹文科相は、 「議員会館の事務所とは別に、東京と京都に事務所があり、家賃が年間計1800万円ほどかかる」と弁明した。

しかしこれに対して、アカハタが追撃している。
「伊吹文科相の事務所は、「議員会館の事務所とは別に、東京と京都に事務所があり、家賃が年間計千八百万円ほどかかる」と説明しています。
ところが、東京・平河町にある「明友会」や、京都市下京区に同居する伊吹氏が支部長の「自民党京都府第一選挙区支部」、「自民党京都府明風支部」、関連政治団体の「新風会」とも、それぞれが事務所費を計上しています。
伊吹氏側は、「飲食を含む会合費としても三百万―四百万円かかっている」ともいいますが、政治活動費の「組織活動費」として処理すべきものであり、資金流用そのものです。」(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2007-01-12/2007011201_04_0.html)

ここには二つの問題がある。後者の「資金流用」に関しては他紙も取り上げている。これはどうやら伊吹氏の政治資金の処理の仕方が誤っているようだ。

前者の「東京との京都の事務所」費が4146万に含まれているという説明に対する疑惑は、他紙はまだ追求していないようだ。アカハタの言うとおりであれば、伊吹氏はちゃんと説明しないといけない。

*「構造改革研究会」関連
また他紙では、伊吹氏のこれ以外の政治団体に対しても問題が指摘されている。
「家賃のかからない議員会館に事務所を置く政治団体「構造改革研究会」が、実際には活動をしていなかった04、05の両年に総額約900万円を事務所費として政治資金収支報告書に計上していた疑いがあることが分かった。伊吹文科相の事務所は朝日新聞に対し、03年以降は活動実態がないことを認めたうえで「交際費、お返し代、ご苦労様代などに使った」と証言している。」(http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY200701110400.html)

もしここで書かれているとおりであるとすれば、伊吹氏は政治資金の処理の仕方を間違えているようだ。ここで書かれている費目は政治活動費ということになろう。

なぜこのようなことが起きるのかについて、私には次の朝日の説明がわかりやすかった。
「政治活動費には1件5万円以上について領収書の添付が求められるが、事務所費や人件費などの経常経費には領収書の添付の必要がなく、使途明細を報告する義務もないため、領収書が必要な交際費を経常経費として報告すれば、外部から支出の正当性をチェックすることができない。」

この「構造改革研究会」に関しては、伊吹文科相は次のように説明している。
「私の政治団体ではありません。私がたまたま代表をしているということです。ここに計上されているお金は、私が自由に使えるお金ではありません。政治資金を私的に流用したとか、そういうことがあれば、これは私が最も嫌うことですから。だけど、私は別に恥ずかしいことをしているとは思っていないんですよ」
伊吹大臣は、900万円は「会員の選挙情勢の調査費用や冠婚葬祭の出費などにあてた」と説明し、不透明な経理処理はしていないことを強調しました。
(http://news.tbs.co.jp/top_news/top_news3468775.html)

善意に解釈すれば、すべて5万円以下の政治活動費であったが、面倒なので一括して事務所費として処理したということなのであろうか?

コメント
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