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NPO法人審査状況照会の手数料が100万円とは高いかも

2007-01-06 14:18:15 | 時事問題
「松岡農相」という、キーワードで本ブログにたどりつかれた方が多い。NPO法人認証をめぐり、松岡利勝農水大臣の秘書が審査状況を照会していた問題がマスコミを賑わせているためらしい。このあたりの経緯を、6日付の朝日新聞社説が丁寧に説明してくれている。
「福岡市にある資産運用のコンサルティング会社が05年、関連団体をNPO法人に認証するよう内閣府に申請した。
 関連団体はこのころ、松岡氏側にパーティー券代として100万円を渡した。
 その3カ月後、松岡氏の秘書が内閣府に審査状況を照会した。内閣府はその内容を「よろしくお願いしたい旨連絡」などと文書にして残した。
 関連団体は審査中に勝手にNPO法人をうたい、「1口100万円で月5万円を配当」などと宣伝した。そのため、内閣府は不認証とした。
 コンサルティング会社は、福岡県警から家宅捜索を受けた。金融業の許可がないのに、外貨の為替変動で利益を上げると宣伝し、全国で数千人から出資金を集めた疑いが持たれている。」

松岡農水相側の言い分は次の通りである。
「照会したとされる秘書は記憶が定かでない。だが、パーティー券の購入を仲介した後援者は「松岡氏の事務所で手続きの日程を確認してもらった」と言っている。照会の事実はあったが、働きかけではない。よろしくと言ったとしても、儀礼的なものにすぎない。」

それで問題は何か?
「松岡氏が働きかけを認めたくないのは、パーティー券を買ってもらっていたからではないか。NPOの申請にもやましい点があると感じたからではないか。そう勘ぐられても仕方がない。
 言うまでもなく、国会議員や秘書らが他人から請託を受け、官庁に口利きをして謝礼を受け取ることは、あっせん利得処罰法によって禁じられている。」

随分厳しい書き方だ。「あっせん利得処罰法」が関わってくるので、松岡農水相の口が硬いのであろう。実態は、パー券を100万円分買ってもらった支持者から、頼まれたのでとりあえず照会をしただけではないのか?もっとも100万は、ちと高すぎるような気がする。パー券を買ってくれた側のスジが悪かったためであろう。

それとも、朝日が元日から立て続けに、この問題に関する記事を載せているのは、他に何かもっと大きな問題が出てくる前振りなのであろうか?以上とりあえず感想です。
コメント
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