国際学どうでしょう

私が気にしている情報のメモ

みどりの日

2006-04-29 00:03:03 | 雑談
4月29日は祝日である。しかし何の日か分からなかった。私の子供の頃は、「天皇誕生日」であったのだが、最近はいろいろややこしい話があったように記憶していたからだ。ゼミの学生さんに聞くと、やおら携帯を出して調べてくれた。「みどりの日」であるそうだ。えっ?「昭和の日」ではなかったの?

ポケット六法で調べると、4月29日が、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」「昭和の日」となるのは、平成19年からだそうだ。そして5月4日が「国民の休日」から、「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」「みどりの日」になるらしい。

ところで、5月4日の「国民の休日」というのは、素っ気ない名前と思っていた。実はこれは「国民の祝日に関する法律」第三条第三項に根拠をもつものである。ちなみに「みどりの日」や「昭和の日」などは、その法律の第二条に列挙されている。

第三条第三項には「その前日及び翌日が「国民の祝日」である日は、休日とする」とある。もともとは5月3日「憲法記念日」と、5月5日「こどもの日」に挟まれた日を毎年休めるようにする規定であった。昭和61年から実施された。確かに昔は、5月4日は、祝日でなかった記憶がある。

5月4日が「みどりの日」に昇格するのだから、第三条第三項も廃止になるのかと思いきや、まだ残っている。何の意味があるのか分からんと思っていたが、深い意味があるらしい。2009年の「敬老の日」は9月21日(月)である。そしてその年の「秋分の日」が9月23日(水)になる見込みらしい。そうすれば第三条第三項のおかげで、9月22日(火)が「国民の休日」になるというのである。なるほどねえ。

妄想は膨らんだ。5月1日を国民の祝日にすると、第三条第三項のためにすごいことになるね。4月29日から5月5日まで確実に連休になる!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする