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旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

餘慶寺三重塔

2014年07月16日 | 旅 歴史
岡山県瀬戸内市邑久町(おくちょう)北島に餘慶寺があります。
 餘慶寺三重塔は旧塔跡に江戸末期に再建された塔です。西幸西村の草井幸右衛門が6年がかりで寄進を募り、文化12年(1815)に完成させました。平成14年(2002)に岡山県の重要文化財に指定されました。
 方3間(一辺3.48m)、本瓦葺きで高さは20.6mあります。初重の中央間には桟唐戸、脇間には連子窓、中備は中央に蟇股を置いています。各重とも斗拱は三手先、軒は初重、二重は二軒繁垂木、三重は二軒扇垂木、心柱は一層目の屋根裏から三層目の屋根上まで伸びて相輪を受けています。
 棟札には工匠として宿毛村の、田淵市左衛門繁数と田淵宇三郎勝孝の2名の名が記載されていました。邑久大工の系譜や建築様式を知る上でも貴重な資料です。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


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