旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

桐生織物会館旧館

2008年02月15日 | 旅 歴史
 今日は群馬県桐生市永楽町にある桐生織物会館旧館、現在の桐生織物記念館を紹介します。
 絹物業は明治・大正・昭和初期にかけて日本の基幹産業として発展し、桐生市内には多くの織物工場が作られました。昭和恐慌の混乱からもいち早く立ち直り、昭和10年前後には織物産業の全盛期を迎えたのです。
 好況期の頂点の昭和9年(1934)に桐生織物会館は建設されました。スクラッチタイル張りの外壁のモダンな建物です。
 会館には織物関係の各組合の事務所が置かれ、まさに桐生織物業界の前線基地的な場所になったそうです。
 現在でも、事務所や会議室、催物などに使われているそうです。「織匠の間」には桐生織物が紹介されていて展示販売も行っていました。
 桐生織物記念館旧館は国の登録有形文化財にも指定されています。桐生周囲には同じスクラッチタイル張りの事務所や住宅など見受けられ、景気のよかったことを偲ばせます。
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大川美術館

2008年02月14日 | 旅 歴史
 群馬県桐生市小曽根町にある大川美術館です。
 平成元年(1989)水道山記念館のすぐ近くに財団法人大川美術館が開館しました。桐生出身の大川栄二氏が約40年にわたって収集したコレクションを中心に、国内外の近代洋画約6500点を収蔵しています。
 昭和10年代に活躍し日本近代洋画史に大きな功績を残した松本竣介や野田英夫などの絵が中心になっています。海外のコーナーではピカソやミロなどの作品も展示されています。
 純白の建物は桐生市街地を一望できる水道山の斜面に建っています。なんでもある会社の社員寮を改修して作られたものだそうです。
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桐生市立西公民館機械室

2008年02月11日 | 旅 歴史
 一昨日の大雪で昨日は雪かきで大変でした。今日は群馬県桐生市永楽町にある桐生市立西公民館機械室(旧水道倉庫)を紹介いたします。
 桐生市の上水道は、昭和7年(1932)から給水が開始されました。この時、事務所と同時に建てられた水道倉庫です。
 旧事務所の北方に隣接して建ち、現在は公民館の機械室として使われています。この土蔵のような建物は土蔵ではなく鉄筋コンクリート造りの土蔵風倉庫なのです。
 国の有形文化財に西公民館本館とともに指定されています。

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桐生明治館

2008年02月07日 | 旅 歴史
 群馬県桐生市相生町にある桐生明治館です。
 桐生明治館は、明治11年に建てられた擬洋風の建物です。前橋・県庁前の群馬会館の場所に「群馬県衛生所兼医学校」として建築されたそうです。
 その後「県立女学校」「師範学校付属小学校」「物産陳列館」「県農会」と使用者は変わりました。昭和3年、現在の群馬会館を建設するため相生村に移築され「相生村役場」となったのだそうです。
 「白い洋館」と呼ばれ、明治の初期洋風建築のさまざまな特徴をそなえています。左右ほぼ対称の形と優美な色彩は素晴らしさを感じさせます。
 昭和51年に国の重要文化財の指定を受けました。築後98年目の指定だったそうです。1階の正面右側の部屋は喫茶室になっています。重要文化財の一角でコーヒーも飲めるのです。
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桐生倶楽部会館

2008年02月04日 | 旅 歴史
 群馬県桐生市仲町にある桐生倶楽部会館です。赤瓦の屋根が印象的な建物です。木造二階建てで大正8年(1919)に建てられたそうです。織物の輸出で活況を呈した桐生の名士の社交場として使われました。
 玄関の列柱のポーチはモダンなコロニアル様式の造りで国の有形文化財に指定されています。現在も使われていて桐生の企業家の伝統を受け続けています。
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