ツバメのたび/鈴木まもる/偕成社/2009年初版
昔話に鳥の出番が少ないと感じていて、「世界の鳥の民話」に出会ったが、こうなると奇妙なもので、鳥に関するものが目につくようになった。鳥をテーマにしたお話し会なども開催されているが、今回はツバメに関する絵本。
町中に巣をつくるツバメ。
地域のどこにツバメの巣があるのか調べたことがあるが、毎年同じところに巣をつくる習性があるようで一度発見すると毎年楽しめる。
ところがこのツバメ、どこから渡ってきているのか?
日本から5000キロ離れた東南アジアから渡ってくるという。
集団ではなく単独で孤独な旅を続けてくるツバメは何日をかけて日本にやってくるのか。
このツバメも大分減少しているという調査もあるようで心配なところ。
自然への関心を呼び起こしてくれる絵本。