黄色いリボン/2語られると怖い話/赤城かん子・編/ポプラ社/2006年
編者が語ってもらわないと面白くない話の典型としてあげているアメリカの民話です。
短くて繰り返しが特徴です。
「ジョンはジェーンが大好きでした」とはじまります。
ジェーンは首にいつも黄色いリボンを結んでいました。
一年生になって何度も、何で首にリボンをまいているのときいても、ジェーンのこたえは「教えてあげない」。
二年生になって、どうして首に黄色いリボンを巻いているのときいても「教えてあげる。またこんど」
二人は同じ高校の高校生になりました。
卒業式の日、どうしていつも首にリボンを巻いているのときくと「卒業式に聞くことじゃないでしょう」
二人は婚約し、ジェーンは結婚式の日におしえてあげるかもしれないといいますが、ジョンは聞くのを忘れてしまいます。結婚式の次の日、どうして首に黄色いリボンを巻いているのか聞くと「結婚できて幸せでしょう。私たち愛し合っているでしょう。それ以上大事なことって何もないんじゃない」
ジョンは黄色いリボンのことを聞くことをあきらめます。本当はとても聞きたかったのですが。
そして重い病気になって息を引き取ろうとしているジェーンにジョンは泣きながら尋ねます。
ジェーンの答えは?
どうしてと想像していると、最後のオチに衝撃が走ります。
確かに、この話は聞くに限るようです。どこかのおはなし会のプログラムにはいっていました。
比較的覚えやすかったので、勉強会で話してみました。やはりラストは意外に思った方も多かったようです。
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