どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

絵描き話

2017年09月19日 | 昔話あれこれ

      明かりが消えたそのあとで/マーガレット・リード・マクドナルド・著 佐藤涼子・訳 出久根 育・画/編書房/2004年


 副題に「20のこわいお話」とあります。

 怖い話はともかく、興味をひかれたのは絵描き話「黒ネコの話」。

 まさしく絵をかきながらお話を展開するというもの。トミーとサリーの頭文字TとSではじまり、最後は黒ネコ。

 家を作りながら窓、煙突をかきながら。

 最後、黒ネコというのは少し苦しいおわり。

 保育園でやってみましたが、なんとかネコに見えたようでした。

 もうひとつオーバヘッド・プロジェクターをつかった「魔女のシチュー」。

 シチューに、コウモリの骨、トカゲのしっぽ、ネコの目などなど得体のしれないものをどんどんいれていきます。

 「魔女ひとり」(作:ローラ・ルーク 絵:S.D. シンドラー 訳:金原 瑞人/小峰書店/2004年初版)と同じシチュエーションです。

 お話にも、いろんな工夫があるというのが理解できました。

 絵本でおなじみの出久根 育さんの絵も楽しい。


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