明かりが消えたそのあとで/マーガレット・リード・マクドナルド・著 佐藤涼子・訳 出久根 育・画/編書房/2004年
副題に「20のこわいお話」とあります。
怖い話はともかく、興味をひかれたのは絵描き話「黒ネコの話」。
まさしく絵をかきながらお話を展開するというもの。トミーとサリーの頭文字TとSではじまり、最後は黒ネコ。
家を作りながら窓、煙突をかきながら。
最後、黒ネコというのは少し苦しいおわり。
保育園でやってみましたが、なんとかネコに見えたようでした。
もうひとつオーバヘッド・プロジェクターをつかった「魔女のシチュー」。
シチューに、コウモリの骨、トカゲのしっぽ、ネコの目などなど得体のしれないものをどんどんいれていきます。
「魔女ひとり」(作:ローラ・ルーク 絵:S.D. シンドラー 訳:金原 瑞人/小峰書店/2004年初版)と同じシチュエーションです。
お話にも、いろんな工夫があるというのが理解できました。
絵本でおなじみの出久根 育さんの絵も楽しい。
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