どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ジャック船長とちびっこかいぞく

2022年10月30日 | 絵本(外国)

    ジャック船長とちびっこかいぞく/文・ピーター・ベントリー 絵・ヘレン・オクセンバリー 訳・やましたはるお/BL出版/2016年

 

 ジャックとザックとカスパーは、ゆうかんなちびっこかいぞく。
 砂でつくったかいぞく船にシャツのセイルと、マストにはよだれかけの旗、衝突除けには浮き輪、たいほうは 三つのバケツではるか遠く陸地を離れ、見知らぬ海へと胸躍らせるジャックと あらくれかいぞく。

 前方にかいぞく船を発見。たからものを 横取りしようとかいぞく船をおいつめる。敵のかいぞく船には あらくれ男たち。

 え!砂の船と、びっくりしていると、どうやら これは 想像の世界。

 嵐にあって ついた先は、バンガローがならぶ海辺。はらぺこ かいぞくが 見つけたのは おいしそうな クッキー、ジュース。敵のかいぞくがやってきたと思うと、お兄さんやお姉さん。敵のかいぞくからもらったのはアイスクリーム3個。

 ちびっこかいぞくは、ならんで アイスクリームを ほおばります。

 

 家族で海にいったちびっこ3人が、かいぞくごっこ。文だけ見ていると とても荒々しさにみちています。これと かわいいちびっこのギャップに だまされました。

 街中でこどもの姿を見ることがほとんどなくなりました。で、ごっこ遊びをするのは皆無。いま、こどもたちは、かいぞくごっこをすることがあるでしょうか。どんな想像を働かせて遊んでいるのでしょうか。