ジャック船長とちびっこかいぞく/文・ピーター・ベントリー 絵・ヘレン・オクセンバリー 訳・やましたはるお/BL出版/2016年
ジャックとザックとカスパーは、ゆうかんなちびっこかいぞく。
砂でつくったかいぞく船にシャツのセイルと、マストにはよだれかけの旗、衝突除けには浮き輪、たいほうは 三つのバケツではるか遠く陸地を離れ、見知らぬ海へと胸躍らせるジャックと あらくれかいぞく。
前方にかいぞく船を発見。たからものを 横取りしようとかいぞく船をおいつめる。敵のかいぞく船には あらくれ男たち。
え!砂の船と、びっくりしていると、どうやら これは 想像の世界。
嵐にあって ついた先は、バンガローがならぶ海辺。はらぺこ かいぞくが 見つけたのは おいしそうな クッキー、ジュース。敵のかいぞくがやってきたと思うと、お兄さんやお姉さん。敵のかいぞくからもらったのはアイスクリーム3個。
ちびっこかいぞくは、ならんで アイスクリームを ほおばります。
家族で海にいったちびっこ3人が、かいぞくごっこ。文だけ見ていると とても荒々しさにみちています。これと かわいいちびっこのギャップに だまされました。
街中でこどもの姿を見ることがほとんどなくなりました。で、ごっこ遊びをするのは皆無。いま、こどもたちは、かいぞくごっこをすることがあるでしょうか。どんな想像を働かせて遊んでいるのでしょうか。