どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

やぶかのはなし

2021年07月09日 | 絵本(日本)

      やぶかのはなし/栗原毅・文 長 新太・絵/福音館書店/2019年

 

 夏の時期、とくに夕方、畑にいるといつのまにか 蚊にくわれていることが度々。

 しかし、オスが血を吸うことはなく、メスが いいたまごを うむために血を吸うとあります。

 蚊がすきなのは、血だけでなく、あまいものがだいすき。血も人間だけでなく動物の血も。

 子孫を残すため、蚊の努力もさまざま。

 水が必要ですが、どぶの水はだめ、池の水は魚に食べられるためダメ、水たまりもすぐにひあがるのでダメ。

 それに、トンボやカエル、クモもねらっています。

 蚊がたまごをうむ場所は?


 蚊の涙ぐましい努力に感心しますが、やはり心配なのは蚊が媒介する感染症。

 蚊が媒介する感染症には、デング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、黄熱などがあり、日本脳炎以外については熱帯、亜熱帯地域で流行していますから、ほとんどが海外からの輸入。ただ だからといってグローバル時代で油断できないのが感染症。数年前、デング熱で大騒ぎになりました。

 蚊の生態だけでなく、この続きに期待したいのですが・・・。