小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

グリーンランドスタイルカヤック 目指せ!一回転への道(4)

2016-09-16 | グリーンランドスタイルカヤ
※『目指せ!一回転への道』は、グリーンランドスタイルカヤックの魅力とグリーンランドスタイルロール(回転技)へのチャレンジ
 の様子をお伝えするレポートです。このレポートを読んで、グリーンランドスタイルカヤックに興味をもつ人が増えたら嬉しいです
まりも


(1)では、「小川原湖でスキンカヤックデビュー」、
(2)~QajaqJPN,笹川流れ合宿編~では、「パドリングの基礎~サイドスカーリング」、
(2)~練習編~では、「バランスブレイス」、
(3)では、バランスブレイスで浮いている状態から、元に戻る(カヤックを漕ぐ姿勢)練習の様子をお伝えしました。





こんにちは。相棒のリペア中、隊長サイズのスキンカヤックを漕いでいて、自分にピッタリ
合っているカヤックがどれほど漕ぎやすいものかということを実感した、まりもです。
今回の(4)では、8月の冒険キャンプでの技の披露&Gロール練習会の様子をお伝えします。
(※Gロール・・・グリーンランドスタイルロールの略)


8月上旬 初めて技を披露

今年の冒険キャンプでは、「舟を作って、小川原湖で漕ぐ」というプログラムを行ないました。
キャンプ4日目の午前中に舟を仕上げ、午後、小川原湖で漕ぎました。
冒険キャンプ4日目の様子はこちら→「湖で遊ぼう&舟作りとカヤックの発祥」

子どもたちが作った舟で遊んだ後、、特別ゲストのIさんが、カヤックの発祥であるグリーンランドカヤックと
Gロールについてのレクチャー、そして、Gロールを披露してくださいました。
Iさんは、QajaqJPN,のメンバーで、海外にもGロールを指導に行かれているGロールのエキスパートです。
※QajaqJPN,やグリーンランドスタイルについてはこちら→「QajaqJPN,合宿編」

 

Iさんの華麗なGロールに見入っていると、子どもたちから「まりものも見たい!」という声が
練習し始めて間もないですが、やっと出来るようになったサイドスカーリングという技を見せました。
人前で披露するのは初めてでしたが、何とか形になり、子どもたちの笑顔も見られて良かったです。

 
 子どもたちの前に出る時は気が引き締まります      緊張しつつも、体が自然に動いてくれました



8月中旬 QajaqJPN,東北ブロック・Gロール練習会

冒険キャンプでお世話になったIさんを講師にお迎えして、「QajaqJPN,東北ブロックGロール練習会 in 小川原湖」
を行ないました。参加を楽しみにされていたメンバーもいたのですが、急遽来られなくなり、参加者は私一人。
なんと、Iさんにマンツーマンでご指導いただきました
目標は、グリーンランドスタイルロールの全てに通ずる基本のロール、「スタンダードロール」の習得です
まず、スイープとスカーリングの基礎を教えて頂きました。
きちんとした基礎を身に付けることは、先に進むために大事なことだと実感しました。



続いて、Gロールに必要な基本の技、サイドスカーリングの練習。
頭の位置、パドルを握る手の幅やパドルの動かし方、カヤックの角度など、
一つ一つアドバイスを頂きながら、何度も繰り返して体に染み込ませました。



サイドスカーリングができるようになってきたところで、いよいよ、憧れのスタンダードロールに挑戦

 
水の抵抗を小さくするため、できるだけ前屈し、水中~浮上までキープ!
でも、体が硬くて曲がらない・・・(汗)やっぱり柔軟が大事です!


スタンダードロールで一回転! ※写真の順番は右上から時計回りです。



スタンダードロールは、最初はスムーズに出来たものの、奇跡の一回転だったのか?!と思うくらい、その後は
なかなか上手く回れず、やはり、一回転は甘くありませんでした 、回れたことも事実です 
ここは自信をもって・・・やったーという気分も(笑)

基本の動きをきちんと身に付けることが、遠回りなようで実は着実に前に進める方法。
ということで、サイドスカーリングの練習を重点的に行ないました。
練習会では、改めて気が付いたこと、新たに出来るようになったことetc、成果も課題も盛り沢山でした。
遠路はるばるお越しいただき、ご指導くださったIさんに心より感謝申し上げます。
Iさん、誠にありがとうございました



練習会に続き、今週末のGUTS2016でさらなる上達を目指します。
まだまだ高い目標ですが、スタンダードロールを習得し、来年はエントリーコース(サイドスカーリングと
スタンダードロールが競技種目のクラス)での優勝 or ビギナークラスへの出場を目指したいと思います。
まずは、GUTSの講習会でスキルアップけっぱります



GUTSGreenland-stick Users' Trial Stages )とは、Qajaq JPN,が主催する年に一度のイベントで、
グリーンランドスタイルのカヤッキングスキルの講習と競技会、QajaqJPN,の総会などが行なわれます。
なんと、今年はカナダからロールのエキスパートが来日し、Gロールの講習が開かれます!
一日目と二日目の講習を経て、競技会にエントリーとなりますが、現在、競技種目であるサイドスカーリング
とスタンダードロールが完璧に出来ていないので、まずは、講習会で二つの技を習得することが必須です。




まりも



 小川原湖自然楽校 
  Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612 メール:s-canoe@viola.ocn.ne.jp 
 HP → http://ogawarako.yu-yake.com/
 Face book → https://www.facebook.com/Ogawarako.Nature.School/#

グリーンランドスタイルカヤック 目指せ!一回転への道(3)

2016-09-05 | グリーンランドスタイルカヤ
※『目指せ!一回転への道』は、グリーンランドスタイルカヤックの魅力とグリーンランドスタイルロール(回転技)へのチャレンジ
 の様子をお伝えするレポートです。このレポートを読んで、グリーンランドスタイルカヤックに興味をもつ人が増えたら嬉しいです
(みねちゃん改め、まりも)


目指せ!一回転への道(1)では、「小川原湖でスキンカヤックデビュー」、
(2)~QajaqJPN,笹川流れ合宿編~では、「パドリングの基礎~サイドスカーリング」、
(2)~練習編~では、「バランスブレイス」の練習の様子をお伝えしました。
今回の(3)では、バランスブレイスで浮いている状態から、元に戻る(カヤックを漕ぐ姿勢)練習の様子をお伝えします。





こんにちは。台風を挟んで小川原湖に出られない日が続いていましたが、今日久しぶりにスキンカヤックを
漕いでハッピーな、まりもです
前回のブログ『目指せ!一回転への道(2)~練習編~』からだいぶ間が空いてしまいました。
更新を楽しみにしてくださっていたみなさん、お待たせして申し訳ありませんでした
 
7月・8月は、個人練習はもちろんですが、カヤックの仲間との練習会、冒険キャンプで子どもたちの
前での技の披露、ロールのエキスパートをお迎えしてのGロール練習会などがあり、大きく進展しました。
『目指せ!一回転への道(3)』で、7月のカヤック仲間との練習会の様子までを、
『目指せ!一回転への道(4)』で、8月の冒険キャンプでの技の披露&Gロール練習会の様子をお伝えします。
(※Gロール・・・グリーンランドスタイルロールの略)


7月上旬
 

ヤマセと水温とにらめっこしながらタイミングを見計らって、小川原湖へGO
できる時に短期集中で練習です。練習は主に、サイドスカーリングとバランスブレイス。
初めてバランスブレイスができた時は、浮かんではいられるものの何となくぎこちなかったのですが、
Qajaq JPN,の先輩にアドバイスしていただいた方法をやってみたところ、とても楽に浮かんでいられる
ようになり、ついにはパドルを離しても浮かんでいられるようになりました

 
アドバイスの方法でやってみたバランスブレイス       さらに、パドルを離して浮くこともクリア!



7月中旬 初めての合同練習
 

隊長のお友達であり、Qajaq JPN,メンバーでもあるYさんと一緒に小川原湖で練習しました。
ご自身の練習にいらしたYさんに、ちゃっかりアドバイスをいただきながら(笑)、
サイドスカーリングの状態から体を起こしてカヤックを漕ぐ体制に戻る練習をしました。

 

「下半身(腰と膝)でカヤックを起こして、上半身を滑らせるようにカヤックの上に乗せる。」
イメージはできるのですが、どうしても頭が先に上がってしまい、また水にボチャン。
下半身と上半身の力の入れ方や異なる動きを一度に行なうのが難しかったですが、
隊長&Yさんのご指導により、なんとか成功。やったー やっとここまで来られました


このあと、勢い(調子)に乗って、スタンダードロールに挑戦してみました
いけるかも?!なんて一瞬でも思った甘さをすぐに痛感
水中に入ったものの、回転どころか真下を向くことすらできずに、横向きでもがいていました
やっぱり、一回転への道は簡単な道のりではないようです。まだまだ修行が必要ですね。


これは、左側から沈して、右側から浮上してくる様子。Yさんがカヤックを回しているので、右側から出てこられています。 

※ 「スタンダードロール」は、グリーンランドスタイルロールの全てに通ずる基本のロールです。
カヤックに乗ったまま、水中で一回転して起き上がってくる“ロール”は、イヌイットたちが冷たい海で狩猟する際に転覆しても
カヤックから離れることなく(沈脱せずに)カヤックを漕ぐ体制に戻れるように身に付けた、生きるための術です。
Qajaq JPN,の公式サイト「Skills」のページでスタンダードロールの動画が見られます。→http://www.qajaq.jp/QJ_Website/skills.html



この日、小川原湖で初めてカヤック仲間と一緒に練習をしましたが、グリーンランドスタイルが好きな
仲間が集まって、一緒に練習できることがとっても楽しく、嬉しかったです
Yさん、ありがとうございました!また一緒に練習しましょう

 



NEXT
8月。子どもたちの前でドキドキのサイドスカーリング披露&ロールのエキスパートが小川原湖にやって来た
Gロール練習会で、一回転が成功  『目指せ!一回転への道(4)』にて公開 coming soon!


まりも



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パドルビルダー来校!

2016-07-25 | グリーンランドスタイルカヤ
こんにちは。前回のブログ『スキンカヤックを作ってみませんか?』に思わぬ反響があり、
スキンカヤックに興味を持たれている方が多いことにびっくりしている、みねちゃんです。
カヤックはもちろんですが、パドルも手作りのものを使うのがグリーンランドスタイル。
スキンカヤックもパドルも、ぜひ作ってみたいですよね


先週末、「ヒノマルカヤックス」のビルダー、古谷さんが来校されました。
古谷さんは千葉県でハンドメイドのパドルやカヤック、サーフボードなどを製作されています。
なんと!青森ヒバを使ったパドルも製作中とのことで、グリーンランドスタイルロールが上達したら、
マイパドルを作っていただこうという希望を秘かに抱いています古谷さん、よろしくお願いします!)

  
(左)ビルダーの古谷さん   (右)自然楽校にあるパドルと、製作前の材料

カヌー&パドルビルダーの隊長&古谷さん。
職人同士、木材やもの作りについて盛り上がる2人の話を聞きながら、

素材があり、
材料として加工され、
職人と材料が出会い、
職人の技と想いが込められて、
一つのモノが生まれていく

手作りってこういうことなんだ!と、実感しつつ、

<自分で使う道具を 自分で作る>

そして、手作りのもので遊ぶって、究極の楽しさだろうなぁと思いました



 

ますます、スキンカヤック&パドルを作りたい!と思っている方に朗報
小川原湖自然楽校で、スキンカヤックとパドル製作のワークショップをやります!
開催日は未定ですが、「来年には実現させたいですね!」と、職人たちが熱く交わしていました。

人と人、人とモノがつながって、新しいものが創られていき、ワクワクが広がります
ワークショップは開催が決定次第、自然楽校のHP、ブログ、Facebook等で発信しますので、チェックしてみてくださいね。

小川原湖自然楽校は、小川原湖という素晴らしい湖が目の前にあり、カヌーを楽しむには抜群の環境です。
また、廃校を活用した校舎とカヌービルダーのもと、様々な「もの作り」もできるので、グリーンランド
スタイルのカヤッカーや、カヤック・パドルなどの「もの作り」が好きな人たちが集い合える場にして
いきたいと考えています。
自然楽校はほぼ毎日開校していますので、スキンカヤックやパドルを見てみたい!という方や、カヤック
作りに興味がある方は、ぜひお気軽にお越しください
(事業等で留守になることもありますので、お越しの際は、事前にご連絡をお願いいたします。)


 
古谷さん、遠路はるばるお越しいただき、ありがとうございました
今後ともよろしくお願いいたします






 小川原湖自然楽校 
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グリーンランドスタイルカヤック 目指せ!一回転への道(2)練習編

2016-07-09 | グリーンランドスタイルカヤ
※『目指せ!一回転への道』は、グリーンランドスタイルカヤックの魅力とグリーンランドスタイルロール(回転技)へのチャレンジ
 の様子をお伝えするレポートです。このレポートを読んで、グリーンランドスタイルカヤックに興味をもつ人が増えたら嬉しいです
 (みねちゃん)



こんにちは。最近、やらないと落ち着かないくらいに、ストレッチが習慣化してきた、みねちゃんです
どれだけ柔らかくなったかというと・・・手のひら半分くらいでしょうか(笑)
グリーンランドスタイルカヤックで一回転をしたいという決意を綴った、前回のブログ『目指せ!一回転への道(1)』
から約2週間。小川原湖でスキンカヤックデビューし、初歩の技が出来るようになるなど、一歩ずつ前進しております。



と、その前に・・・実は、前回のブログの前に、グリーンランドスタイルカヤックの伝統的なスタイルを学び、
広めようとする団体、QajaqJPN,(カヤックジャパン)が主催する笹川流れ合宿に参加してきました
合宿では、沈脱パドルの漕ぎ方スカーリングの練習をし、ほんの少しですが、サイドスカーリング
という技が出来るようになりました

 
『Qajaq JPN,笹川流れ合宿』の様子はこちら → 楽校だより 『Qajaq JPN,笹川流れ合宿編』




合宿から戻ってしばらくは、西風の影響で湖に出られず悶々としていましたが、
月末にようやく念願のスキンカヤックデビューしました

 
 
合宿で習得したサイドスカーリング。感覚を忘れないうちに、何度も練習!
<浮けた!>と感じる瞬間の動きを体に覚えさせます。

※サイドスカーリング・・・体が水面についている状態でも、パドルを動かしながら浮いていられる技


7月はじめ、2回目の練習にTry  

 
 
サイドスカーリングのコツが少しずつ掴めてきたので、バランスブレイスにもTryしてみました。
何度も沈みかけましたが(笑)その度にサイドスカーリングをして浮上し、安定したところでまたTry。
ついに、プカーッと浮きました!これが出来ると、海の上でも休めて良いそうです。

※バランスブレイス・・・パドルを動かさずに脱力して浮いている状態


と、一回転への道(2)の様子は、ひとまずここまで

サイドスカーリングもバランスブレイスも、右側しか出来ていないので、左側の練習が必要です。
そして次のステップは、サイドスカーリングから上体を起こしてカヤックを漕ぐ姿勢に戻ることです。
この、戻りができたら、一回転への道も近い!ハズ(笑)

あっ!技よりももっと大事なストレッチ。

知人は『約一ヶ月で体が前に付くようになったよ。』と言っていたのですが、う~ん、まだまだ・・・
ひょっとして、一回転より遠い道のりかも と思う今日この頃。
周りから、『酢を飲め!』『酢漬けにしてまれ!』と愛のこもった激励(?)をいただきつつ、地道に続けております。
ちなみに、なぜ体を柔らかくしたいかというと、グリーンランドスタイルロールをする際、重心の位置を低く保ち、
ロールをしやすくするためです
目指せ、一回転!けっぱるど~


スキンカヤックについて
スキンカヤックは、イヌイットが海獣の皮(スキン)や骨、腱などを使って、乗り手の体に合わせて作ったものです。
自分の体に合っているカヤックを、体の一部のように乗りこなして狩猟をしていました。
グリーンランドスタイルは、基本的に自分で作ったパドルとカヤックを使って漕ぎます。
私は、サポートスタッフや隊長が作ったパドルとカヤックをお借りしていますが、いつか私も自分のパドルとカヤックを作りたいです。


 




 小川原湖自然楽校
  Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612 メール:s-canoe@viola.ocn.ne.jp 
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グリーンランドスタイルカヤック 目指せ!一回転への道(2)合宿編

2016-07-09 | グリーンランドスタイルカヤ
~ Qajaq JPN,合宿編 ~

グリーンランドスタイルカヤックに興味を持ち、ストレッチを始めてまもなくの、6月中旬。
QajaqJPN,(カヤックジャパン)が主催する合宿に参加してきました

QajaqJPN,
グリーンランドスタイルカヤックの伝統的なスタイルを学び、広めようとする団体で、Qaannat Kattuffiat
(グリーンランドのカヤッカーたちによる、狩猟文化の維持を目的とした組織。グリーンランドスタイル
カヤックの総本山。)の公認クラブとして活動する世界で3番目のクラブ。
QajaqJPN,の詳細はこちら → http://www.qajaq.jp/QJ_Website/index.html


新潟県の笹川流れで行なわれた合宿には、日本各地からQajaq JPN,のメンバーが集まり、
グリーンランドスタイルロール(以下、Gロールに略)の基本編や前屈編などの練習を行ないました。
私は、この合宿で初めてグリーンランドスタイルカヤックを漕いだのですが、いつも自然楽校で漕いでいる
ファンカヤックやファルトボートと違い、形がスマートで、バランスをとるのが難しかったですが、艇が体に
フィットする感覚で、慣れると漕ぎやすく、海の上で漕ぐカヤックはとても気持ちが良かったです

 
合宿には、グリーンランドスタイルのカヤッカーが集まり、グリーンランドスタイルカヤックがずらり。
ちょっぴり怪しい格好に見えますが(笑)、てるてる坊主のような被りものは「チュイリック」といって、
艇の中に海水が入らないようするためにカヤックを漕ぐ際にイヌイットが身に付けていたものです。
(本来は海獣の皮で作られていましたが、現在はネオプレン等で作られています。)


【画像】QajaqJPN, HP<Gears>より抜粋

 
基本編でのパドルのレクチャー。グリーンランドパドル(以下、Gパドルに略)はとても細身です!
まず、艇からの脱出方法(沈脱)を練習。しっかりマスターしないと、漕ぎ出せません。


 
海は気持ち良い~                  海上でも先輩方がアドバイスしてくださいました。

 
Gパドルの基礎からしっかり教えていただきました。   先輩のデモンストレーション。す、すごい

  
サイドスカーリングの時のパドルの動かし方の練習。サイドスカーリングはGロールに挑む前の基本技です。
練習終了間近の一瞬、サイドスカーリング(体が水面についている状態でも、パドルを動かしながら浮いていられる技)が成功! 


 
海での実習を終えた後も、夜にはスキンカヤック作りについての講義があったり、
交流会でもグリーンランドスタイルについて、熱く語っていたメンバーの皆さん。
本当にグリーンランドスタイルが好きなんだぁと思いました



私にとってのグリーンランドスタイルカヤックの魅力は、イヌイットの人々が苛酷な自然環境の中で、生きるために狩猟をし、
そのための道具として、限られた資源(海獣の皮・骨・腱など)でカヤックやパドル、チュイリックなどを作り、カヤックを
体の一部のように乗りこなしていたということ。
グリーンランドスタイルロールも含めた様々な技は、彼らが生きるためにあみ出し、代々継承されてきたものであることです。
一回転(Gロール)をしてみたいという想いは、日本人としては考え付かない技を習得し、体験することで、イヌイットたちの
文化にほんの少しだけ触れられる気がするからです。

やればやるほど、好きになっていくグリーンランドスタイルカヤック。
小川原湖でもグリーンランドスタイルカヤックの合宿ができたらいいなぁと夢が膨らみます
Qajaq JPN,のみなさん、お世話になりましたありがとうございました


News
来る9月17日(金)~19日(月・祝)に、QajaqJPN,が主催する年に一度のビッグイベント
GUTS 2016Greenland-stick Users' Trial Stages )が行なわれます。
場所 : 千葉県館山市
内容 : グリーンランドスタイルのカヤッキングスキルの講習と競技、QajaqJPN,の総会などなど
なんと!カナダからグリーンランドのチャンピオンシップにも参加したことがあるロールのエキスパート
講師として来日しますロールのエキスパートから講習を受けられたり、ロールの達人たちの競技が
見られる、めったにないチャンスです
ぜひ、参加してみたい!と思った方は、QajaqJPN,へアクセスしてみてください。(メールqajaqjpn@gmail.com )



GUTS 2016案内→ www.qajaq.jp/QJ_Website/Images/Tactics/guts2016_top2.pdf
QajaqJPN, HP→ http://www.qajaq.jp/QJ_Website/index.html