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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

「アメリカの大学院で成功する方法 留学準備から就職まで」

2024-08-08 | _よむ__
「アメリカの大学院で成功する方法 留学準備から就職まで」 吉原真里著 中公新書 2004年1月
出版が20年前。
現在とどのように違いが出ているのか、例えば留学生の人数。
まえがき冒頭には
「2001年の統計によると、年間およそ47,000人もの日本人学生が、アメリカに留学している。」。
〇 文科省の【…「日本人の海外留学者数」等について】(令和6年5月24日)に『アメリカ合衆国11,880人』という数字発見。吉原さんの統計元と同じかどうか分からないけれど、現状数の概観は見えたかな。
それくらいの心積もりだけで、2024年8月に読んでいる。

自分(!)にも周りにも「留学」の気配は全くないけれど、生活全般指南本みたいに準えながら読むことのできる文章で読んでいくことが弾む。面白く楽しい。(辛いアメリカ大学院生活をどう乗り越え熟していくかのアドバイス本なんだけれどね。)
p.137 大学院生のための精神衛生
1 孤独感の克服
のところには、◎仲間と喋る◎日本人コミュニティ◎日本の家族や友達◎身体を動かす◎家事をする、とまあ、列挙されていて、その一つ一つに具体例がきめ細やかに書き込まれている。ベテランの寮母さんみたいである。
そのベテランの寮母さん感が全ページに満ち溢れていて、「大学院生のための精神衛生」を「初期高年生活者のための精神衛生」な~んて置き換えて読んでも不自然じゃない気のするのだ。

あとがきの中に 水村美苗「私小説」が出てきた。おぉ。“次には 水村美苗「私小説 from left to right」…を読むか、…読めない。進まない。その気が起きない。”の「私小説」。相変わらずの積読本、いや、挫折本だ。いつか読めるか。



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