二又一華

2009年12月29日 | その他植物





5月下旬写真。

フタマタイチゲ(二又一華)。

北海道、千島、サハリンなど北方の湿原に自生する、キンポウゲ科の多年草。
キクザキイチリンソウ(菊咲一輪草)などの仲間。
深く3裂した葉が対生して、襟巻き状に茎をかこみ、独特の姿になる。
この葉腋から分枝して二又状に見えることから、「二又一華」。

6~7月頃に咲かせる白花の、花びらと見える部分は5枚の萼片。
同じ仲間のシュウメイギク(秋明菊)によく似た花で、おそらく「春咲きシュウメイギク」の名で出回る品種のひとつ。


 キンポウゲ科 アネモネ(イチリンソウ)属
属名のAnemoneは、ギリシア語のanemos(風)、anemone(風の娘)が由来。