




2010年&2011年6月下旬写真。
マトリカリア。
別名・ナツシロギク(夏白菊)、フィーバーフュー
英名・Feverfew、Matricaria
西アジアからバルカン半島原産のキク科の耐寒性多年草。
日本には明治時代に渡来した。
初夏に小菊のような花を咲かせる園芸植物として栽培され、八重咲きやポンポン咲きなど園芸品種も多い。
またヨーロッパでは古くから解熱や消炎の効能のあるハーブとしても利用され、英名は「Feverfew」。
(実際には偽薬効果以上の効能は確認されていないとのこと)
草丈は品種により30~100センチほど、互生する葉は羽状に深裂する。
草姿は普通の菊とほぼ同様。
初夏に黄や白の小花を枝先に多数咲かせる。
本来は多年草だが、高温多湿を嫌い夏に枯れてしまうことが多いので、園芸上は秋蒔き一年草として扱われる。
「マトリカリア」は旧属名で、今でもこの名前で流通することが多い。
和名の「夏白菊」は夏に菊のような白花を咲かせることから。

キク科 ヨモギギク属(=クリサンセマム属=マトリカリア属)
属名のTanacetumは、ギリシア語のathanasia(不死)に由来するというのが一説。
この属の植物を遺体の防腐や臭い消しに用いたことから、ギリシア神話の死の神Thanatosが由来とも。
花言葉は「深い愛」