Ragged_Kingdom_Horse

シルク・キャロット・東京TC・ロードで長年一口馬主をしています。
いつかは理想の活躍馬に巡り会える事を夢見て。。。

アマルフィターナ引退&繁殖入りへ☆

2013年03月27日 | キャロット
3月23日、予定変更のラスト1戦に挑んだアマルフィターナ、騎手が
上手に乗ってくれて一瞬勝てるかと思ったものの、最後交わされて
本当に惜しい惜しい2着でした
*************************************************************
2013年3月23日 中京12R 豊橋特別芝1400m

1 12 ナスノシベリウス 牝4 55.0 勝浦正樹 1:22.9   34.6 496 -4 和田正道 3
2 14 アマルフィターナ 牝6 55.0 丸田恭介 1:22.9 クビ 34.7 464 +2 平田修 8 
3 17 タガノリバレンス 牡4 57.0 秋山真一郎 1:22.9 アタマ 34.0 474 -4 中尾秀正 1

今日は阪神競馬場に臨場していて、モニターでの観戦でした。パドックで解説者に
『毛ヅヤがいい』というようなことを言われていて、担当者がレース前にピカピカ
に擦ったんだろうと思うと胸が熱くなりました。ゴール前は声が枯れそうになり
ましたし、あと少しだっただけに本当に悔しいです。デビューからここまでいろん
なことがありましたが、この馬を500万下で引退させることには悔いばかりが
残ってしまいます。素晴らしい馬を管理させていただいたのに、満足するような
結果を出すことができず会員の皆さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
馬自身はこちらの思惑とは関係なくいつも一生懸命に走ってくれましたし、アマル
には感謝の気持ちしかありません。まだまだやれそうだという思いもありますが、
その分お母さんとしていい仔を出してくれることに期待をつなぎたいと思います。
ここまで応援していただいてありがとうございました」(平田師)
*************************************************************

アマルフィターナの優勝はデビューから2戦目の2010年の4月11日・・
桜花賞の頃の阪神芝1600mでした。


とにかく気が勝ったタイプで、育成中の調教動画でも歯を喰いしばりながら(笑)
前へ前へってタイプでしたね。
気持ちに体がついてこない・・・もろにそんな感じでした。
その後たった2戦で屈腱炎になってしまい、移植手術を受け1年以上の休養
もう復帰後はらしい彼女は見れないかなって思いました・・・・・

ところが・・・・休養して復帰しても、気性は昔の彼女のまま
脚のこともあったのか、芝1800mあたりで使われていましたが、結果が出ず
馬具で調整したりして試行錯誤をしながら馬群での折り合いを教えてきました。

ただなかなか成果はでず、逆に行きたがることで鼻出血を発症してしまい、もう
一度はジエンドかと思ったものです。
それでもまた復帰してきて、ダートで大敗したりと試行錯誤を繰り返し、やっと
芝の短距離に矛先を変えてから、なんとか結果が出るようになってきました。
小倉芝1200mで最後馬群から飛び出してきての3着だった時は
これならこのクラス勝てるかも?って嬉しかったですね

それでもまた1戦走ると足に不安が発生し、球節炎とかも繰り返していました。
気性が気性だけに、厩舎でもイライラして飼い葉喰いが落ちてしまい、なかなか
しっかり調教を積んで出走ってこともできませんでした。
もっと厩舎で調教をつめる気性だったら、結果は違ったかも知れませんね。

そしてラストラン予定だった小倉のやはり芝1200mで、あわや勝つかと思える
差のない3着。 そのレースを見て陣営は予定変更でもう1戦チャレンジする
ことにしてくださいました。
ただ完璧な状態で出走させるには、芝1200m戦がない。
で正真正銘のラストランが中京芝1400mだった訳ですが、以前も走って結果が
出ず、まず無理だろうと思っていました。

ところが、最後手ごたえはすでに悪くなっていたのに、根性で伸びてきての2着。
ゴール前は勝てるかと思ったのですが、外から来た馬にクビ差差されてしまいました

これで勝てていたら感涙もののドラマなんですけど・・・なんとなく最後まで
うちの厩舎の馬っぽいラストシーンでございました

丸田騎手もこの馬のことを最大限理解しようとして、上手く乗ってくれましたし、
陣営もずっと努力を重ねてくれました。
最後のクラブコメントは長すぎて調教師のコメントしかアップしませんでしたが、
またキャロット会員の方は丸田騎手のコメント等も見てもらえると嬉しいです。。

 
ラストランだった中京豊橋特別2着時 パドック

何度もの怪我をしながら、燃える気性は最後まで失われず、それが逆に走ること
に対しては逆効果でもありましたが、いつも元気な姿を見せてくれました。
惜しむらくはもうちょっと前に短距離が使えていたらなぁ・・・って気持ちは
少しありますね。 

アマルフィターナ、ここまでよく頑張ってくれました。
今後は牧場に帰って、早くに亡くなったスリープレスナイトの分まで、
いい仔を生んでもらいたいと思います。 お疲れ様でした