前向き過ぎる気性が災いして平場の500万下すら勝ち上がれず、修正しようと
控える競馬を教えたり距離を短縮したりと試行錯誤の日々が続き、厩舎の若干凸凹の
努力も報われず、逆に走る意欲さえ無くなって競走馬として一時は終わりかも?
・・・とまで危機感のあったロードシュプリームが、まだ荒削りなものも障害で
新天地を切り開いてくれました。 ただただ感動
他の子のレース結果もあわせて
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ロードスパーク
6月22日(日)阪神1R・3歳未勝利・ダート1800mに和田騎手で出走→7着
16頭立て7番人気で4枠8番から平均ペースの道中を15、14、14、12番手と進み、
直線では外を通って2秒2差の7着でした。馬場は稍重。タイム1分55秒9、
上がり37秒8。 馬体重は6kg増加の484kgでした。
・和田騎手 「ゲートを出ようとせず、その後もダッシュが利かぬ状態。途中から捲る
戦法も考えたものの、どれだけ脚を使えるかも分からないので・・・。道中は様子を窺いつつ
進めました。砂を被るのは大丈夫。最後にキッチリ伸びたように、芝よりもダートが合っ
ているでしょう。まだ随所に幼さを残す現状ながら、勝ち上がる能力は秘めている感じ。
序盤を如何にスムーズに運べるか・・・がポイントですね」
・吉村調教師 「初ダートなのに加え、どちらかと言うと長く脚を使うタイプ。そのあたり
を踏まえ、前々で・・・とジョッキーに伝えていました。しかしながら、スタートが決まらず
後方からの競馬を強いられる格好。適性は確認できたものの、なかなか思い通りに行き
ませんね。このぐらいの条件ならば、さほど間隔を開けずに使える可能性も。
続戦の方向で考えましょう」
馬体だけなら未勝利馬には見えない、ロードスパーク
ロードシュプリーム
6月22日(日)東京4R・障害3歳上未勝利・ダート3000m に石神騎手で
出走→優勝
14頭立て3番人気で1枠1番から道中を1、1、1、1番手と進み、直線では内を通って
0秒8差で優勝。2勝目を飾りました。馬場は良。タイム3分21秒8、上がり39秒6。
馬体重は10kg増加の520kgでした。
・石神騎手 「追い切りで具合の良さを確認。勝ちを意識して本番へ臨みました。先行
策は作戦通り。普通は4つぐらい飛んだあたりでハミが抜けるのが殆んどなのですが、
シュプリームの場合は途中で落ち着くかな・・と思っても、逆にグングン行ってしまいますね。
元々、難しいタイプとは言え、今日は上手に運べぬ形。馬自身がしっかりしているから
ひっくり返らなかっただけで、最後のジャンプは本当に危なかったと思います。新潟から
東京競馬場へ舞台を移し、初めての大きな障害に気を使う面が感じられたものの、実戦を経
て慣れが見込めるはず。その他にもまだ修正を施すところだらけで伸びシロは十分でしょう。
また、最近の攻め馬では5ハロン70秒に合わせられるようになったのは、これまでに厩舎
スタッフや牧場で教え込んだモノが生きているのでは・・・。
馬具全般に詳しい久保田調教師のアドバイスを受け、ハミを変えたのもプラス。
今の種類は一番コントロールが利いてますね」
・久保田調教師 「インコースで揉まれるのを避け、ある程度のスタートが決まれば前へ行っ
てしまおう・・・とジョッキーと話していました。絡まれずにマイペースで運べたのが勝因
でしょうね。しかし、最後の方はヒヤヒヤ。飛びはまだ全然・・・と言った感じです。それでも
本格的な障害が設置されたコースに対応。現時点では中山は微妙かも知れませんが、幸い、
福島、新潟と続きますからね。以前のように直線を向いて止める部分が無くなった他、
何よりも障害に向かって行く気持ちの強さはジャンパーとしての優れた資質でしょう」
≪2014年6月22日 東京4R 障害3歳上未勝利(混) ダ3000m 良 14頭≫
1着ロードシュプリーム 60石 神 3.21.8 (1・1・1・1)39.6 520kg+10kg
2着レッドキングダム 60西 谷 3.22.6 5 (8・7・2・2)39.9 468kg-6kg
3着ホッコーゼニト 60難 波 3.23.2 3.1/2(8・8・5・4)40.2 468kg-4kg
以前平地で芝走っていた時の写真。
ロードエアフォース同様跳びが大きくて綺麗だけど切れる脚はありませんでした。
グレナディアーズ
6/22 音無厩舎
22日の東京競馬ではまずまずのスタートから前目を追走し、直線でもしぶとく伸びたが後ろ
から来た馬に交わされ3着。「ゲートはしっかり対応してくれましたが、むしろ良すぎたか
なと思えるほどでした。かかってコントロールが利かないと言うことはないのですが、やはり
テンションが高かったですし、道中は内から馬が近づいてくるとそれに反応して外に逃げる
格好をしていましたから、やはり気持ちの面でもう少し余裕がほしいですね。また、左回り
がダメと言うことはないものの、走り自体は右回りの前走のほうがスムーズだったように
感じました。今日は結果的にいいペースで流れる中で後ろの馬にマークされていて正直きつい
競馬ではあったと思うんです。それでも、メンバーが揃っている中で終いまで頑張って伸び
ようとしていますから、やはり力はありますね。パワータイプなだけに今日は馬場も味方に
はなりませんでしたし、それ次第ではまた違ったと思います。ここはキッチリと勝ちたかっ
ただけに結果を残せず申し訳ありません」(北村友騎手)
「東京への長距離輸送でしたし、元々の気性もあってチャカチャカしたところはやはり
ありましたね。それでもゲートや競馬の中で極端に悪さをすることはなかったので良かった
です。スタートが良すぎたこともあってか前に馬を置けなかったですし、もう少しでも溜める
ところがあれば良かったのですが…。いい結果を出すことができず申し訳ない気持ちですが、
それでも勝ちにいった競馬で、相手を考えても楽ではない中で踏ん張っていますし、力は
示してくれたと思います。この後は放牧に出して心身のリフレッシュを促しますが、今回は
東京競馬場からNF天栄に出させていただく予定です。そこでの状態次第にはなりますが、
次は新潟に向かうことを含め考えていきたいですね」(音無師)
6/24 NF天栄
23日にNF天栄へ放牧に出ました。
今回のグレナディアーズ。 若干引きての方の緊張感が伝わってくる写真^^;
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ロードスパークはどうもまだまだ競馬が下手ですね。
馬体は募集当時はカタログはそう好みではありませんでしたが、動画では
実に柔らかくて良い動きだったのに、デビューした頃には? ってぐらい
動き(芝での脚捌き)が硬かったんですよね。
今回はダートに変わってその走り方に硬さや怖さは感じませんでしたが、
多頭数の未勝利ダートで出遅れていたのでは致命的です。
これまで酷いソエとかで続けて使えなかったという理由もありましたが、
馬がボヤッとしていると言うか、気持ちがないと言うか・・・・
そろそろ愛の鞭でも一発かまさないとこのままでは厳しいと思います。
見た目だけなら未勝利の馬には見えないんですよねえ。
・・・兄と同じく障害向きか?
その兄(笑)ロードシュプリームは、障害3戦目できっちり勝ち上がって
くれました。 うちの厩舎初の障害勝ちです
過去3頭障害入りしましたが故障や病気をしたので、ますます障害嫌いに
なっておりましたが、この馬は最初の一戦を見た時から飛越がこれまでの
馬よりは上手で、低く遠くに飛ぶ感じで、飛んだ後に勢いが落ちにくいん
ですよね。 それでも今回は逃げてはいたもののやはりハミを噛んで力んで
走っていたようで、飛越も若干バラバラで特に最後の障害はミスステップ
していたようです
見ていても東京の障害って水ごう障害とかいろいろ種類が豊富で、未勝利
にしては障害自体のレベルが高そうに見え怖かったです。
素人判断では新潟より平地力<< 障害能力も問われたイメージ。
マイペースで逃げたことや、メンバーも前回ほど絶対的に強い馬がいなかった
のも幸いしたと思います。
さあ、これで次は障害OPですね。 怖いなあ、見れるかしら^^;
グレナディアーズは、ユニコーン除外で自己条件に回りましたが生憎メンバー
が揃ってしまい、先週の結果分析ではメンバーレベルがB。
にも関わらず一番人気と、かなり危ない人気馬の条件満たしていましたが、
目標にされつつ、正攻法の強気な早め抜け出しで、最後差されての3着。
とはいえ、最後ぐてぐてでもなくまずまず自力は示せたかなと思います。
騎手が言う程左回りが苦手にも思わず、上手にコーナー回ってました。
(シュプリームの後で見たから余計上手に見えたのかも^_^)
時計比較で言うとユニコーンとそう大差なく時計評価だけなら重賞でも
3着前後に来れたかもしれませんね。 ただ斤量が2キロ違いますが。。。
今後はなんと天栄へ放牧で新潟を目指すとのこと
やっぱりまだ次の重賞狙っているようですね。
うーんどーなんでしょ、またしても私のイライラ、モヤモヤが続くかも
ってことで先週は3頭だけでしたが、なかなか中味の濃いレースもあり
兎に角シュプリームにまだ今後があって少しホッとしました。
出資馬は900戦以上出走して、まだレース途中下車の無い我が厩舎。
なんとか障害OPでも落馬しないように願いたいです