栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2016-2017」

月曜のボツ予想~Mixed Marriageのクロスを持つ欧風マイラー

2017-01-16 11:05:51 | 血統予想

とりあえずボツ予想二つ、あとは競馬観ながら、仕事しながらボチボチ考えます

●はこべら賞

▲アディラートの前走の時計は前日古馬1000万下とタメで、母母ストームティグレスはフェアリーS(芝1200m)2着のスプリンターでデイリー杯に勝ったオースミダイドウの母。牝祖Keep a SecretがBimelech≒Belle Historieの3/4同血クロス4×2、Blue Larkspur≒Balladier5×3・3、この牝系譲りの完成の早いスピードとStorm Catに似たマイラー体型を受け継いでダートと距離短縮で一変した。ダートなら高速馬場のほうが狙いやすいタイプでもあるから、泥をかぶったときにどうかというのだけが問題で、単勝150円も納得。

◎スリーミスヨハネスはヨハネスブルグ×スペシャルウィークだからタガノブルグと同じ配合。こちらは母母父がSeeking the Goldで母がBuckpasserのクロス5×4を持つぶん、ラトロ肩になって掻き込んで走るのでダート向きに出ている。



Storm Cat系のSecretariatクロスといえばモーニン(Secretariat≒Sir Gaylord5×6)、エアハリファ(Secretariat5×5)、アジアエクスプレス(Secretariat≒Sir Gaylord5×6)、ドリームキラリ(Secretariat4×4)など当然のことながら大箱向きのストライドで走るタイプが出やすく、一方でヨハネスブルグ牝駒は全41勝中32勝が1400m以下。こうして考えてみると、中京1400で更にパフォーマンスを上げる可能性は高いのではないかと。

●知立特別

▲ワントゥワンはバルドウィナ牝系らしい馬群を嫌う気性。1F短縮の15頭立ての内枠で、前走のように一番外まで持ち出せるかどうかがカギだろう。馬場が渋っているので外伸びになりそうなのはプラス。

○テンテマリの母テンイムホウは稍重の京都牝馬S4着、重の尾張S3着。父スズカフェニックスは重の高松宮勝ち。中京1400は[0-2-0-1]でこの着外が重馬場で勝ち馬からクビ・ハナ・クビの際どい4着。Fairy Kingとノーザンテーストが強いパワー型短めマイラーだから、重の中京1400はたぶんベストコース。

☆リヴィエールは母がVice Regent=ヴァイスリーガル4×4のパワースプリンターでこちらが強い。1400だときれいな好位差しで安定しているし、わりとパワー型なので東京よりは中京がベター。道悪もこなす血統。

△スマートカルロスは母がトニービン×ノーザンテーストでHyperion4・6・6×5・6。そこに強いクロスを持たないキンシャサノキセキが配されて、父よりは距離適性は長そうな体型をしている。マイルあたりでもう少し前目につけてみれば、Hyperion的な粘りも活きて勝ち味が出るかもしれない。実際2勝目も3勝目も勝ったときは4角で4番手と7番手だから、Hyperion的な脚で直線だけで10数頭ゴボウ抜きというのはちょっと無理があると思うのだ。

△メイショウヤマホコはファイトガリバー、ナリタタイセイ、コスモプラチナ、コスモフォーチュンなどが出るビューティマリヤ(Fair Trial4×4)の牝系で、それらしい曲飛節のパワーマイラー。前走は馬場が渋った阪神マイルで、坂を駆け上がるパワーだけで追い込んだという3着だったが、中京でも重ならジリジリ追い込めるか。

ブレイズガールは前走凄い脚で追い込んだが、父ローレルゲレイロ似のスプリンター体型でHalo4×4とSir Ivor5×5譲りの軽い脚捌き。1200の良で使った一瞬の速い脚が1400の重でも使えるかどうか。

◎ドルチャーリオは重の石狩が外々を捲り上げて着差以上の完勝だった。母ラドルチェはSecrettame≒Terlingua2×3、Bold Ruler4×5・5。アドマイヤムーンは強いクロスを持たないのでこういうクロスのうるさい牝馬との配合が成功しやすい。



下表のようにエンドスウィープの母父Dance SpellとSharpen Upの父エタンは同牝系で、Gone Westとエタンも同牝系なので、アドマイヤムーンはPersian Maid6×7のクロスを持つことになり、Gone Westを引く牝馬にアドマイヤムーンを配するとMixed MarriageのクロスとPersian Maidの継続クロスが生じることになる。





このようにMixed Marriageのクロス(Sharpen Upのクロスも含む)を持つアドマイヤムーン産駒は51頭が出走し19頭が勝ち馬で勝ち馬率37%(アドマイヤムーン産駒全体は28%)。TARGETで検索かけて出てきた顔ぶれをみると、プリンセスムーン、セイウンコウセイ、ドーヴァー、プレイズエターナル、ベッラヴォーチェ、ファインニードル、独特の粘着力とパワーで走る欧州風味のスプリンター・マイラーが出ているのは納得。そしてMixed Marriageクロスを持つアドマイヤムーン産駒は芝良の連対率20.1%に対し重不は[5-3-2-15]で32%、渋った馬場が上手なのもイメージどおり。

ドルチャーリオもパンパンの高速馬場だと少しタルいところはあると思うが、道悪ならプリンセスムーンやセイウンコウセイやドーヴァーぐらいの器かもしれない、というぐらいのバックボーンはある配合だ。

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日曜のボツ予想~大外のチチカス、凍防のSepcial

2017-01-15 12:56:11 | 血統予想

中山最終は◎ポーラメソッド
土曜に穴をあけたタブレットピーシーと同じチチカステナンゴ産駒で、ピークトラム、アグリッパーバイオ、シャンパーニュなどなどキャリアを重ねても揉まれ弱い性格は変わらず、外枠で揉まれなかったりハナを切ったりしたときに激走するのも変わらない
15年夏の新潟、あのときはインが荒れてみんなそこを避けて走っていて、道中インの好位にいたポーラメソッドは直線そのまま内にいったらみんなが外に行くのでいきなり視界が開けた
左側に馬が全くいない状況になって俄然ヤル気を出し、結果デルフィーノを子供扱い(3馬身差)ですからあれぐらい走れば1000万下でも通用するはず
「スタートが悪いのでリカバリがきくよう距離を延ばしてみる」と陣営はコメントしていますが、母タイキポーラはマーメイドS勝ち馬で距離はむしろこれぐらいのほうがいいだろうし、何よりこの大外枠で馬群に入らず気分よく回ってくれば、何かあるならここじゃないかと

中山2Rを勝ったタイキダイヤモンドはヴァーミリアン産駒でKingmambo≒ジェイドロバリー3×3、2着ペイシャリルはヴァーミリアン産駒でNureyev5×3、昨日もフリオーソ産駒マイネルルミノーソや母父ジェイドロバリーのコスモボアソルテが逃げ切っており、凍結防止剤撒き中山ダ1800Special馬券は絶賛発売中



パドックを見てからですが、8Rはゴールドアリュール×キングカメハメハでNureyev3×5のノーブルサンズがひとまず注目ですかね





中京は月曜、京都は火曜に順延となりましたが、「No.1予想」では京成杯を、「厳選予想 ウマい馬券」では京成杯とニューイヤーSを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

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まずは凍結防止剤のSpecial狙いから

2017-01-14 10:01:47 | 血統予想

ついに凍結防止剤が撒かれたということで、まずは中山ダ1800のSpecial+Roberto狙いから

2Rは父父ゴールドアリュール母母父ブライアンズタイムでRoberto的な脚捌きで差してくる◎アシャカダイキ



3RはゴールドアリュールにタイキシャトルとLear Fanが入るエスペレラヴニールがNantallah≒Nashuaが多いのですが、Vaguely Noble5×5も併せ持つだけに内枠で行けないと前走の二の舞かと
◎マイネルピョートルは父アイルハヴアナザー母母父ブライアンズタイムでRoberto5×4、Sadler's Wells≒Nureyev5×6、これは冬の中山ダ1800で変わりそうな配合



中山7は◎ボーシエル、母がゴールドアリュール産駒でNorthern Dancer4×4とThong=Lt.Stevens4×5、牝祖ハマナスはNantallah≒Gal I Love2×2、そこにRoberto系シンボリクリスエスが配されて、ランフォルセやソロル的なパワーが増幅された配合です



他のレースの予想は馬場や雪の具合を見ながらここのコメント欄に書き込みますが、「No.1予想」では菜の花Sを、「厳選予想 ウマい馬券」では菜の花Sと白菊賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします

凍結防止剤とSpecial(2017)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/49e22f20e4686021619f46695f87f10f

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先週のかんたん回顧

2017-01-12 17:12:15 | 血統予想

ちょっと多忙でまだ3日間のリプレイを見終わってないので、「3歳勝ち馬評価」は来週に持ち越しで2週ぶんまとめてやりますm(_ _)m

◆中山記念最強
◎エアスピネルはマイルのHペースでも前半引っかかるところを見せ、インベタAコースの外々を回って、たしかに着差以上に強い内容やったと思います
でもやっぱり大箱のマイル戦でこれぐらい流れるとアイドリーム牝系特有のピッチで押し切りにくいところはあると思うし、ブラックスピネルの追い上げを凌ぐのを見ながら、やっぱり中山記念最強なんやろうなあ…と

◆1京A
京都のAコースは正月開催恒例のインベタ馬場、そこでユタカが大外ブン回しをやるのは◎エアウィンザーに対する期待の大きさでもあるのでしょうが、結果としてはあれをやったから届かなかったとしか言いようがない(^ ^;)
それにしても1京Aの恐ろしいのは、スペシャルギフトとかセイウンコウセイとかサトノリュウガとかオールインワンとか、道悪やダートで好走してきたパワー型であまり京都の良向きとも言えないような馬でもグリーンベルトを先行するだけで勝ちきってしまうところで、完全にコース取り>適性と割り切って予想しないと…ですな
そしてこのバイアスを無視した外ブン回しを連発し、人気馬を次々と沈めていたのがミルコでした(^ ^;)

◆中山マイルで一変
同じ芝マイル戦でもアルテミスは東京のスローで上がり11.5-11.7-11.3、フェアリーは中山で緩みなく流れて上がり12.4-12.0-12.3、求められる適性が全く異なるレース
アルテミスでリスグラシューから10馬身ぐらい離された後方で13着争いをしていた▲ライジングリーズンと◎メローブリーズは、ともに中山向きのパワーとピッチで走るのでここで一変が考えられました
だからライジングがあれぐらい走るのならメローも同じぐらい走って不思議ないと思うんですが、レース後の大野のコメントは前走時の体調にはない…というもの
ライジングリーズンの母ジョウノファミリーはブルーコンコルドの半妹で、ハタノヴァンクールやグランドシチーと同じキングカメハメハ×ブライアンズタイムのダート黄金配合



ライジングリーズンの全兄グランフィデリオは準オープンまで出世したダート馬ですが、牡ならダート馬で牝ならパワーマイラーに振れてしまうほど強力なパワーを伝える繁殖で、2歳のゴールドアリュールの牡もツアーで見ましたがいかにもダートでいけそうな雰囲気の馬でした

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1/5,7,8の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2017-01-10 10:07:57 | 共有クラブ

■『ディープインパクト好配合リスト(2016)』で栗山求が推奨したヴィニー(牝3歳)が木曜京都5R未勝利戦(芝2200m)を勝ち上がりました。

○ヴィニー(牝・母コケレール)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105915/
セレクトセール1歳で落札価格1億3500万円。昨年推奨したラヴィエベールの全妹で、母はサンタラリ賞(仏G1・芝2000m)の勝ち馬。母の父Zamindarは無敗で凱旋門賞を制した女傑Zarkavaの父として知られている。The Minstrel≒Nijinsky3×3という4分の3同血クロスが施された母はZarkavaと同パターンの配合で、父はNorthern Dancerの強いクロスを持つ繁殖牝馬と好相性を示しているので好ましい。2代母の父Caerleonは父と相性が良好で、このパターンからダノンシャーク、ジョワドヴィーヴル、トーセンレーヴ、カミノタサハラなど多くの活躍馬が出ている。母方の奥にヨーロッパ的な重厚さも感じられるので、府中の長い直線に向いたクラシック配合だろう。(栗山)

■木曜京都11R京都金杯3着 フィエロ(ディープ・望田)

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1/7は栗山さんとともに洞爺のレイクヴィラファームへ、夏の「血統を語る夕べ」につづく「血統を語る鍋」にお呼ばれしてきました

レイクヴィラの従業員の方々はもちろん、ノーザンや社台の関係者、武田牧場の武田さん、胆振軽種牡馬農協の高橋さんらと深夜まで競馬の話は尽きず、しかもウインザーホテルにある京都吉兆の料理長・大河原さんが材料費だけで腕をふるってくださって、美味いもん食って面白い話がたくさん聞けて、ほんとに楽しい飲みでした(・∀・)



海鮮鍋の締めのうどんも美味かった…

翌日自宅に戻ってシンザン記念の馬券でも買うかとメインパソコンの電源を入れたら、怪しいメッセージが出て全く立ち上がらず、初期化すらできないのでこれはHD死んじゃったなと半ば覚悟

その日はウェブ関係のプロと飲んだのでいちおうノート持っていって見てもらったんですが、5秒見ただけで「新しいの買ってください」と言われたので、昨夜らいおん君(まだ引っかかり気味ですが最近ようやく折り合いがつくように)にどんなの買ったらいいのかいろいろ聞いて、そのときに誤ってラインのアカウントを削除してしまったようで、その復旧にもあれこれ苦労しているところで、私のラインまだ死んでますがしばしお待ちを…

そんなこんなで新ノートをポチッて、やっと一息ついてブログでもやるかと思ったら今度はgooブログが死亡…疲れて寝ました(^ ^;)

ところで昨日競馬ブック誌を買ったら、私はいつも巻末のインタビュー記事から読みはじめるのですが、今週号はサウンドトゥルーの山田弘オーナーでした

クリームパン食いながら読みすすめていくと、「競馬通信社の週刊誌を購読し、血統解析ソフトを購入して血統を夢中で研究しました」「サウンドトゥルーはDeputy Ministerとフジキセキのニックスで、そこも評価のポイントでした」と仰っててカスタードがハナから吹き出そうに(^ ^;)

その後平出さんや栗山さんに聞いたところでは、私が集計を担当していた予想大会でも常連さんで、あ~いつも上位にいた○○さんやったんか~俺毎週ファックス読んでたわと懐かしいやら嬉しいやら

ちなみにサウンドトゥルーの全弟ルールソヴァール(現役4勝)は栗山さんの一口ピック馬ですね



ヴィニーは新馬戦のパドックを見たときに「血統どおりナスキロ柔いストライドで走るタイプでややトモが非力、京都外がベストコース」とメモしておきましたが、3戦目でベストコースに出てきて順当に差し切り



ディープ×Gone WestはSir Gaylord≒Secretariatの3/4同血クロス(AtticaとTom Foolも3/4同血なので、Sir Ivor≒Secrettameのニアリークロスと言ってもいい)になるので細身柔体質になりやすいのと同時に非力な後駆も伝わりやすく、たとえばティルナノーグ(母父Gone West)が平坦大箱だと上がり最速を出すイメージと近いものがあるかな

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