カリグラフィー

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アグー

2007-07-05 12:43:38 | 食べ物

沖縄に行ってきました。
去年行ったときは、あまりおいしいと思える沖縄料理屋さんには出会えず・・・・・・。
今年は、アグー豚を食べようと計画しました。

アグー種と呼ばれる豚は5種類あります。
あぐー、やんばる島豚、チャーグー、今帰仁アグー、琉香豚

<あぐー>
沖縄県食肉センター及びJA沖縄の登録商標です。
在来あぐーの抱える問題(経済性・生産性)を
産子数の多いランドレース(白豚)と
足腰の強い大ヨークシャー(白豚)をかけあわせ、
まず理想的な母豚をつくりそれと
在来種あぐーをかけあわせ作られている。
現在年間約2000~3000頭が出荷。
コレステロールは外来種の4分の1、
ビタミンB1や肉のうまみ成分のグルタミン酸も非常に多い。
 




・大ヨークシャー

イギリス原産。
ランドレースと共に雌系として利用される大型品種。
ランドレースの雌と交配し、LW種を生産する雄豚として利用されている。
皮膚、被毛は白色で、柔らかいためストレスにも強い。
耳が立ち、肢蹄が丈夫。
産子が多く、泌乳能力に優れ、母性愛の強さから子育ては上手。
肉のキメと脂肪の質に優れている。



・ランドレース
デンマーク原産。
大きく垂れた耳と長くゆとりのある体型
雌系(母豚)として利用される大型品種
繁殖能力は、トップクラスで産子数、泌乳能力が優れている。
背脂肪が薄く赤肉率が高くて、発育も極めて早いのが特徴。



・琉球在来アグー
遠い昔に中国から琉球に伝わった黒毛の豚。
顔は長く、耳はたれ、如何にも原種(猪に近い)に近い容貌の豚。
原種の飼育頭数はわずかに100頭強。
長年の近親交配の影響か、発情が不安定で、
1回の分娩数も平均で4頭と著しく少ない。
琉球王朝時代に『牛、馬の肉は食べてはいけない』という
お触れがあったため、沖縄でアグーは当たり前のように飼育され、
食生活の中心をなした。
しかし、第二次世界大戦で、
食糧難や豚コレラなどの流行で、アグーは一気に減少。
また戦後、食糧難を心配したハワイの県移住者から、
350頭の白豚が送られる。
この白豚は、赤肉が多く、生産数が多いことから
沖縄県内の畜産農家は、ほとんどが白豚を飼育するようになってしまう。
一時期、アグーは18匹にまで減少した。
在来種を絶やしてはならない!と、『アグー』の復活が始まる。
何年もの月日をかけて、ようやく1995年、原種に近いアグーが蘇った


<やんばる島豚>
沖縄本島北部の名護市で生産されている豚。
バークシャー(黒豚)とデュロック(茶豚)の母豚を作り
そして在来種のアグーをかけ合わせている。






・バークシャー
イギリス原産。
体全体が黒色だが、顔、四肢端、尾端が白い「六白」が特徴。
ロース芯が大きく、筋繊維が細い為肉質が軟らかいなどの長所を持つが、
成長が遅いこと(出荷月齢通常約6ヶ月のところ約8ヶ月)や
産子数が少ないという短所も併せ持つ。
その短所の為、通常の豚肉より価格が2-3割の割高となり、
生産性を重視した養豚には向かず、飼育数は激減した。
しかしながら最近は、鹿児島黒豚に代表されるようになった。



・デュロック
アメリカ東部原産の赤色の品種。
体質は強健で飼いやすい品種として有名だが、
四肢の故障が出やすいのが欠点。
一般にサシとよばれる筋肉内脂肪(IMF)が最も多く入ると言われている品種。


<チャーグー>
かつて在来アグーの絶滅を救った北部農林高校が
新たなプロジェクトで開発した豚。
在来アグーの生産性を追及するのは、なかなか難しく、
平成14年に大型で育成率の高いデュロックという種との交配を始めて、
できあがった豚がこのチャーグー。
今のところの出荷数は、月5頭~7頭ペース。
県内及び県外への出荷もまだの段階です。
許田の道の駅には売っていました。
http://yanbaru.city.nago.okinawa.jp/

<今帰仁アグー>
この豚が本来の原種アグーにもっとも近いといわれている。
在来種アグー同士のかけあわせをし、
系統維持する事を念頭において生産されている。
生産量は少なく月に約15~20頭ぐらいの出荷数でとても希少価値の高い豚。


<琉香豚>
在来アグーと洋種(白豚)とのかけあわせで生まれた
アグー種の中でも新しいブランド。

今回に沖縄旅行で頂いたあぐーは、

沖縄料理 しまぶた屋
http://r.gnavi.co.jp/f316200/

やんばる島豚アグーコース(1人前 3,200円)と
琉美豚コース(1人前 2,600円)があります。