医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



40年余の取材歴を踏まえ情報を発信

なつかしい未来創造について

2014-09-28 13:56:19 | 受けとめる力

 「なつかしい未来創造」は陸前高田の経営者を中心に、株式会社ソシオ エンジン・アソシエイツのメンバーを交えて、岩手県中小企業家同友会や一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワークの協力を得ながら歩みを進める〝復興まちづくり会社〟です。
 地域の資源を活かしながら、社会の今日的課題に応え、将来的に約500名の雇用を創出。複数の事業を育成し、むこう10年間で発展的に解散することを目指しています。
 陸前高田に軸足をおいて

ための諸活動を、積極的に実践します。
 「なつかしい未来」の創造は、震災以前から岩手県中小企業家同友会気仙支部の経営者たちの間で育まれてきたコンセプトです。
詳しくは「わたしたち|なつかしい未来創造 とは」をご覧ください。


交通:JR一ノ関・釜石・気仙沼駅のいずれかより車。2013年3月からJR大船渡線 BRT(バス高速輸送システム)の運行が始まり、気仙沼駅からアクセス可能。(2013年6月)

陸前高田は、大船渡市と気仙沼市の間にある三陸沿岸部の街。沿岸最大級の平野部を持ち、2011年3月11日の大津波で中心部はすべて押し流され、全世帯の7割以上が被害を被り、約7.5%の人々を亡くした。
写真:義援バルーン空撮 www.t01.com

※ 2013.2月以降の活動については、Facebookサイトをご覧ください。
2013.2 「ソーシャルビジネス復興フォーラム in 陸前高田」の開催
2012.9~2013.3 「東日本大震災アーカイブ基盤構築事業」気仙地域を担当
2012.9~ 「陸前高田・今泉地区 明日へのまちづくり協議会」設立支援、事務局運営
2012.秋 陸前高田の授産施設「あすなろホーム」と「スワンベーカリー」による商品開発・販売支援
2012.8 夏休み交流企画「かわいい子には旅をさせよ」(陸前高田・3泊4日)の実施
2012.7~2013.3 インターンシップ事業「ふるさとは負けない! 東北仕事復興リーグ」支援
2012.7~9 市の若手職員と地域事業者による「未来創造塾」の開催・運営
2012.7 イベント「東北復興ギャザリング in 陸前高田」の開催
2012.5~2013.3 内閣府 復興事業「被災地の未来をつくるビジネスプラン募集」の実施
2012.4~2013.3 総務省「緑の分権改革」実証調査プロジェクト受託
• 地元材(気仙杉)の間伐材を利用 した商品づくりと流通開発の試み
• 「つみきハウス」のフランチャイズ契約、企画推進など
2012.2~ テレワークによる仕事創出のコーディネート、マネジメント
2012.2 「ソーシャルビジネス経営塾 in 陸前高田」開催支援
2012.1~2 ワークショップ〝「なつかしい未来」ってどんなものだろう?〟開催
2012.1 イベント「東北復興緊急ギャザリング 〜ソーシャルビジネスのちからで 日本(東北)から未来は変わる〜」の開催
2011.11 竹駒保育園の建設費獲得支援
2011.11~12 森林資源の活用に向けた調査・検討
2011.10~11 「陸前高田未来商店街」の立ち上げ協力
2011.9.23 なつかしい未来創造株式会社、生命環境産業振興協議会 設立
2011.7~9 復興構想会議「陸前高田千年みらい創造会議」の運営
2011.6~9 被災地インターンシップ事業「共に挑む、明日をつくるトライアル in 東北」の実施
「仕事をつくる」「出会いを増やす」「良い社会資本を残す」ことを目的に、震災後に陸前高田で立ちあがった会社。
ミッション
企業理念

私たちは、みんながニコニコできる地域を創るため
人々が共感する企業をたくさん生みだします
基本情報
代表取締役:田村滿(株式会社陸前高田自動車学校 代表取締役社長)
取締役副社長:町野弘明(株式会社ソシオ エンジン・アソシエイツ 代表取締役社長)
専務取締役:河野通洋(株式会社八木澤商店 代表取締役社長)
取締役:長谷川順一(株式会社長谷川建設 代表取締役社長)
取締役:服部直子(株式会社ソシオ エンジン・アソシエイツ 代表取締役副社長)
 

診療報酬 後絶たぬ不正請求 基準曖昧で審査甘く

2014-09-28 13:02:05 | 医療と介護

カナロコ by 神奈川新聞 9月28日(日)7時3分配信

診療報酬をめぐる不正・過大請求が後を絶たない。JA県厚生連伊勢原協同病院(伊勢原市)で疑いが明らかになった「検体検査管理加算」の不正請求も、過去に他の医療機関で発覚している。一方、不正が明るみに出るのはわずかとみられる。医療関係者は、届け出基準の曖昧さや厚生労働省の審査の甘さを指摘する。

 同加算をめぐっては、2005年に滋賀県内の病院、12年には宮城県内の病院でそれぞれ1千万円単位の不正請求が発覚。それぞれ、臨床検査の担当医が手術補助などの業務を受け持っていたり、週1回の外来診療に当たっていたりしていた。県内でも09年、川崎市内の病院で数百万円の不正請求が明らかになっている。

 静岡県内の病院は今年7月、同加算4の請求をめぐり、臨床検査医の「常勤」の基準を満たしていないと厚労省から指摘を受けた。同院によると、6月末で請求資格を取り下げ、13年4月からの本来の資格との差額分の診療報酬を患者の自己負担分を含めて返還する方針だ。

 同院は常勤医に必要な勤務時間について、医療法に基づき「週32時間以上」と解釈。だが厚労省は「週5日40時間」を原則とし、患者1人当たりの診療点数が月400点(4千円)低い同加算2に当たると指摘したという。同院関係者は「医療法に準じるのが当然だと思っていた。同様の解釈をしている病院は多いのではないか」と話した。

 ただ、不正や過大請求が発覚するケースはまれだ。

 同加算など特別な診療行為ごとに算定される特掲診療料を請求できる資格は、施設規模に応じた医療機関の届け出に基づき、厚労省が審査して決定される。ある病院関係者は「審査はほぼスルーと言っていい」と打ち明ける。

 なぜか。「病院の性善説が根底にある」。別の医療関係者が説明する。基準を満たすため、実労働がなくとも名義を使うためだけに医師を在籍させている病院もあるという。「(診療所を除いた)病院だけでも1万軒近くあり、厚労省はチェックを徹底しようにも、手が回らないはず」とみるこの関係者は、「結果的に不正を野放しにしている、と言われても仕方がない」と国を批判した。

 東京医科歯科大の川渕孝一教授(医療経済学)は「日本のチェック体制はアナログで、先進国の中で非常に遅れている。制度設計に明らかな欠陥がある」と指摘する。診療報酬の請求内容を調べる厚労省の指導医療官ら指導・監査担当者が、慢性的に不足しているのが実態という。医療機関から市町村や健康保険組合に請求されるレセプト(診療報酬明細書)は年間十数億枚に上るとされ、「レセプトと院内体制の二重チェックで精いっぱいだ」と強調する。

 不正請求を防げなければ、患者の自己負担が増えるだけでなく、不必要な医療費の増大を招く。川渕教授は抜本的な不正請求対策として、「診療報酬の管理を全面的に電子化してシステム監査に移行し、(医師の配置の把握を容易にするため)専門医の登録制もさらに進めるべきだ」と提言している。

打倒ポリオ 闘う歯科医 九大出身、甲斐拓也さん 

2014-09-28 13:00:36 | 医療と介護
慈善プロレスでワクチン1万400本寄付 [福岡県]



2014年09月27日(最終更新 2014年09月27日 15時26分)

相手選手に技をかけ、リングの上で激しい闘いを見せる甲斐さん

写真を見る

普段は優しい歯医者さん。甲斐さんは東日本大震災の被災地でも治療活動を行った

写真を見る
 「闘う歯科医」がチャリティーのゴングを鳴らす-。九州大歯学部出身で、千葉県野田市で歯科医院を開業する甲斐拓也さん(47)が10月16日、福岡市のアクロス福岡で「ワクチンファイトプロレスリング IN FUKUOKA」を開催する。収益の全額を発展途上国の子どもたちにポリオワクチンとして寄付する同大会は2010、12年に東京で行い、3度目の今回は「第二の故郷」という福岡での初開催だ。今大会には趣旨に賛同する人気プロレスラーの高山善広、藤原喜明両選手らも参加。歯科医と格闘家の「二足のわらじ」で鍛えてきた甲斐さんもリングに上がる。

 太い腕に大きく盛り上がった胸筋。甲斐さんの姿は一見すると、歯科医とは思えない。格闘技の道場「BRAVE」に所属し、週5日、診療後にトレーニングで汗を流す。歯医者と格闘家という二重生活だ。

 大会開催のきっかけは、米大リーグ・カブスの和田毅投手が行っているチャリティー活動。プロ野球の福岡ソフトバンク時代の2005年から投球数に応じてワクチンを寄付する和田投手に倣い、06年から歯科医院でインプラント治療を1本行うごとに、ポリオワクチン100本の寄付を開始した。これまでに1万2千本を、NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」を通じて発展途上国などに送ったが、一人の歯科医としてできることは限られる。世界ではワクチンがないために1日約4千人の子どもが予防可能な感染症で命を落とすといわれ、「もっと大きな動きにしたい」とプロレス大会を思いついた。

 甲斐さんは九州大時代にラグビー部に所属。立ち技の総合格闘技、シュートボクシングの道場にも通った。大学卒業後はトレーニングから遠ざかったが、大会で選手としてリングに上がるため、再び総合格闘技道場の門をたたき、43歳でデビューを飾った。

 「魅力ある大会に」という甲斐さんの情熱は生半可ではない。10年の第1回大会前、ミクロネシアの総合格闘技チャンピオンの“ケルビン”ザ・ビッグヒット選手を訪ねてサイパンへ。連絡先も分からなかった本人を探し当て、出場交渉に成功した。大会では第2ラウンドで対決し、ギブアップして敗れたが、チャンピオンは甲斐さんの熱意に感動。第2回大会には、参加できない本人の代わりに弟子を送り込んでくれた。

 活動の原点は、幼いころに読んだプロレス漫画「タイガーマスク」だ。主人公の伊達直人は覆面レスラーとして活躍。ファイトマネーを孤児院に寄付する姿に心を打たれ、「大人になったら同じことをしたい」と思い描いた。

 最初の大会で寄付できた金額は5万円ほどだったという。会場費用や交通費を差し引くと残るのはわずか。「その額なら財布から出せばいい、と言われることもある」。ただ、個人で寄付の額を増やすことだけが目的ではない。闘う甲斐さんを見て、米国在住の友人は「自分ができることを」と米国のダンスコンテストに出場し、優勝賞金の約100万円を全額寄付してくれた。自らの活動を通じて、支援の輪が広がることが理想だ。

 念願だった福岡での開催が実現した今回は、友人たちが準備やチケット販売に駆け回ってくれている。闘う歯医者さんとして、自らもリングに上がる甲斐さんは「100万人の命を救うのが目標」と熱いファイトを見せるつもりだ。

 ■来月6日、福岡で初開催

 「ワクチンファイトプロレスリング IN FUKUOKA」は10月16日、福岡市中央区のアクロス福岡で午後6時30分から。特別リングサイド8000円、リングサイド6000円、指定席4000円。鈴木みのる、ウルティモ・ドラゴン、ザ・グレートサスケの各選手や、地元団体「九州プロレス」の選手らが参加予定。問い合わせはワクチンファイト実行委員会=090(6546)9475。


=2014/09/27付 西日本新聞夕刊=

人の命側に立つ崇高な使命が、やはり行政にはあると思う

2014-09-28 12:46:35 | 編集スクランブル
★つい最近、私の中で一つの結論が出た。「勝ち続ける」ということは、同時進行で「衰退し続ける」ということだ。

勝っている安心感が隙間を生むのかもしれないし、互いの信頼関係が甘えを呼ぶかもしれないし、あるいは無意識のうちに慢心が芽生えるのかもしれない。
巨人・原辰徳監督
★広島市の土砂災害を報じる新聞の写真に目を奪われました。
自分の住む土地の成り立ちと、そこに刻まれた災害の歴史を知って、わが身の守り方を考えるしかない。
先祖たちがそうした歴史上の事実を地名にとどめて警告しているのに、現代人はしれを忘れたがっている。
もっぱら土地の価値をめぐる商業上また資産上の要請でしょう。
人の命側に立つ崇高な使命が、やはり行政にはあると思うからです。
読売新聞編集委員・芥川喜好さん
★夫婦関係の希薄化
2014年09月26日
中高年セックスレス ~夫婦関係の希薄化 指摘~
「中高年セックスレス ~夫婦関係の希薄化 指摘~」(読売新聞)
◆40代以上の中高年夫婦のセックスレスがここ10年で急増している。
“誰がそんなこと調べた”って?医師や大学教授らが集う研究会「セクシュアリティ研究会」による実態調査だそうです。
◆配偶者と1年間性交渉なし→2000年調査約25%→2012年調査約50%。
◆健康な高齢者ほど性交渉が盛んという調査結果もあるらしい。
★「日本人には『なるようにしかならぬ』などと言い、現実を直視せず、現状追認を続ける傾向がないか考えたかった」
作家に必要なのは「サービス精神」。
執筆は、「トレーニング」の積み重ねだ。
作家・奥泉光さん

経済学は、専門家だけがわかるものであってはいけない

2014-09-28 00:30:56 | 編集スクランブル


★作家・吉村昭の真骨頂は、自分の眼と耳しか信用しない「現場主義」の手法だった。
その意味で、作品の多くはノンフィクションに近い。
選んだ題材は、時流に乗らず、信念に生きる主人公が多かった。
「事実こそ小説である」との創作姿勢を最後まで貫いた作家。
(柳)
★経済学は、専門家だけがわかるものであってはいけない。
チャールズ・ウィーラン
その発想は重要すぎるし、おもしろすぎる。
なぜビル・ゲイツは大金もちになったのか?
マクドナルドより美味しいハンバーガーはたくさんあるだろうに、なぜマクドナルドは売れるのか?
そのシンプルな理由を説明されることで、読者はブランドの意味に気が付く。(晋)
★「僕は天才でないけれど、努力家です」指揮者・小澤征爾さん
★経営学の研究対象は組織。
だから人間が根幹。
1 人間の尊厳の無条件の尊重
2 全ての意思決定に倫理的考慮を反映する。
3 全ての利害関係者と対話を展開する。
★もともと経営学は、組織を運用し、価値を生み出すための学問。
心理学、哲学、社会学、高額、経済学など多岐にわたる知見が必要な総合科学。
★「貧困」「人権」「環境」などの課題は、ビジネスが密着に関わっている。
弱者の犠牲の上に自己の利益を築かないといった企業倫理が求められる。
企業の社会的責任に対する目も厳しくなっている。
★確固たる企業理念・哲学が不可欠。