第21回こども会議
夢みるこども基金の「こども会議」が3月29日、福岡市中央区のアクロス福岡で開かれた。
全国の小・中学生を対象に募集した「私のかなえたい夢」と題した作文や絵のコンクールで選ばれたこども達が、夏に開催するイベントの内容を決めるこの会議は、今年で21回目を迎える。
今年は、作文、絵を合わせて1,851点の応募があり、その中の上位に入賞した23名が会議に出席した。
第一部では、愛知県・名古屋市からの参加となった三芳源くんの元気な開会宣言の後、中島和男・基金常任理事(西南学院大学教授)の「基金は20年を踏まえて新たな歴史を積み上げて行きます」と開会の挨拶があった。これまで基金が歩んできたイベントをVTRで振り返り、初めて目にしたこどもたちは今年の夏のイベントへと期待を膨らませていた。
表彰式を兼ねた第一部の後、こどもたちが夢について語り合い、夏のイベントについての議論をする第二部が始まった。初めに、西南学院大学(福岡市)の合唱団OB10名による合唱が行われ、「春の小川」など5曲の歌声が会場を包んだ。
会議は、基金のイベント参加者で組織するOB・OG会の長尾怜美会長(歯科医師)と岡部憲和副会長(九州大学大学院生生)の司会で進んだ。冒頭、第1回イベントに参加し、歯科医師となった今も基金の理事・OB・OG会会長としてこどもたちをサポートしてくれている長尾怜美さんがこどもたちに向けてメッセージを贈った。夢を追い続けることの大切さや、夢に向かって努力を続ければいつか叶うということ、基金がいつもみんなの夢を応援していることなど、力強いメッセージにこどもたちは真剣に耳を傾けていた。続いて、こどもたちはそれぞれが作文や絵に込めた「夢」について発表した。こどもたちは、「盲導犬訓練士になって目が見えない人を支えたい」「音楽の力でみんなを笑顔にしたい」「宇宙飛行士となり新しい星や惑星の発見をしたい」「考古学者になりたい」などたくさんの夢を語ってくれた。
イベントの内容を決める議論が始まるとみんなが各々にやってみたいことを発言した。
夏のイベントは、8月22日・23日の二日間で開かれる予定だが、今年は、バングラデシュの「夢みるこども基金学校」から5名の中学生と副学長が参加することが決定している。
初日の8月22日は6年前に基金が国有林を借りて開設した佐賀市・背振山系にある「夢みるこども基金の森」で行われ、2日目の8月23日は福岡市内にある西南学院大学へと会場を移し、バングラデシュのこどもたちと基金のこどもたちの交流を中心に様々な催しをする。
基金の森では、バングラのこどもたちと「秘密基地」作りや「竹とんぼ」作り、「森の探索」、「植物の名前をあてるビンゴゲーム」などをしたいと様々な意見が出て司会者もまとめるのが大変だった。2日目は両国のこどもたちがそれぞれの学校生活の報告や意見交換会を開いたり、伝統的な歌や踊りの披露、Tシャツなどにメッセージを描いて交換、折り紙を作って贈るなどの意見が出された。緊張した面持ちだった第一部とは変わり、バングラデシュからこどもたちを迎えることにこどもたちは次から次へとやってみたいことを発表した。
こどもたちの他、福岡在住のバングラデシュの人たち、同大学の合唱隊なども出演を予定しており、国境を越えた友情が育まれることになるだろう。
また、これまでに3頭の盲導犬を贈っている基金だが、うち2頭が引退をしているため4頭目の盲導犬を贈ったらどうか?との声に対しても、全会一致でこどもたちの賛同を得ることが出来た。
さらには、「盲導犬を贈るための募金活動をやってはどうか」などの意見も出された。
今年で21回目を迎えたこども会議だが、全国から集まったこどもたちが初めて顔を合わせたにも関わらず、わずかな時間で友情の輪が広がっていた。バングラデシュからこどもたちを招待すると決まった途端に、「どんなことをしたら喜んでくれるか」と皆で一所懸命に頭を悩ませており、こどもたち全員に相手の事を考え思いやる気持ちが表れていた。
たくさんの夢が広がった「第21回こども会議」は夏のイベントでの再会を約束して終了した。
基金では、こどもたちの意見を集約し、夏のイベントの具体的な内容を決めていく。



夢みるこども基金の「こども会議」が3月29日、福岡市中央区のアクロス福岡で開かれた。
全国の小・中学生を対象に募集した「私のかなえたい夢」と題した作文や絵のコンクールで選ばれたこども達が、夏に開催するイベントの内容を決めるこの会議は、今年で21回目を迎える。
今年は、作文、絵を合わせて1,851点の応募があり、その中の上位に入賞した23名が会議に出席した。
第一部では、愛知県・名古屋市からの参加となった三芳源くんの元気な開会宣言の後、中島和男・基金常任理事(西南学院大学教授)の「基金は20年を踏まえて新たな歴史を積み上げて行きます」と開会の挨拶があった。これまで基金が歩んできたイベントをVTRで振り返り、初めて目にしたこどもたちは今年の夏のイベントへと期待を膨らませていた。
表彰式を兼ねた第一部の後、こどもたちが夢について語り合い、夏のイベントについての議論をする第二部が始まった。初めに、西南学院大学(福岡市)の合唱団OB10名による合唱が行われ、「春の小川」など5曲の歌声が会場を包んだ。
会議は、基金のイベント参加者で組織するOB・OG会の長尾怜美会長(歯科医師)と岡部憲和副会長(九州大学大学院生生)の司会で進んだ。冒頭、第1回イベントに参加し、歯科医師となった今も基金の理事・OB・OG会会長としてこどもたちをサポートしてくれている長尾怜美さんがこどもたちに向けてメッセージを贈った。夢を追い続けることの大切さや、夢に向かって努力を続ければいつか叶うということ、基金がいつもみんなの夢を応援していることなど、力強いメッセージにこどもたちは真剣に耳を傾けていた。続いて、こどもたちはそれぞれが作文や絵に込めた「夢」について発表した。こどもたちは、「盲導犬訓練士になって目が見えない人を支えたい」「音楽の力でみんなを笑顔にしたい」「宇宙飛行士となり新しい星や惑星の発見をしたい」「考古学者になりたい」などたくさんの夢を語ってくれた。
イベントの内容を決める議論が始まるとみんなが各々にやってみたいことを発言した。
夏のイベントは、8月22日・23日の二日間で開かれる予定だが、今年は、バングラデシュの「夢みるこども基金学校」から5名の中学生と副学長が参加することが決定している。
初日の8月22日は6年前に基金が国有林を借りて開設した佐賀市・背振山系にある「夢みるこども基金の森」で行われ、2日目の8月23日は福岡市内にある西南学院大学へと会場を移し、バングラデシュのこどもたちと基金のこどもたちの交流を中心に様々な催しをする。
基金の森では、バングラのこどもたちと「秘密基地」作りや「竹とんぼ」作り、「森の探索」、「植物の名前をあてるビンゴゲーム」などをしたいと様々な意見が出て司会者もまとめるのが大変だった。2日目は両国のこどもたちがそれぞれの学校生活の報告や意見交換会を開いたり、伝統的な歌や踊りの披露、Tシャツなどにメッセージを描いて交換、折り紙を作って贈るなどの意見が出された。緊張した面持ちだった第一部とは変わり、バングラデシュからこどもたちを迎えることにこどもたちは次から次へとやってみたいことを発表した。
こどもたちの他、福岡在住のバングラデシュの人たち、同大学の合唱隊なども出演を予定しており、国境を越えた友情が育まれることになるだろう。
また、これまでに3頭の盲導犬を贈っている基金だが、うち2頭が引退をしているため4頭目の盲導犬を贈ったらどうか?との声に対しても、全会一致でこどもたちの賛同を得ることが出来た。
さらには、「盲導犬を贈るための募金活動をやってはどうか」などの意見も出された。
今年で21回目を迎えたこども会議だが、全国から集まったこどもたちが初めて顔を合わせたにも関わらず、わずかな時間で友情の輪が広がっていた。バングラデシュからこどもたちを招待すると決まった途端に、「どんなことをしたら喜んでくれるか」と皆で一所懸命に頭を悩ませており、こどもたち全員に相手の事を考え思いやる気持ちが表れていた。
たくさんの夢が広がった「第21回こども会議」は夏のイベントでの再会を約束して終了した。
基金では、こどもたちの意見を集約し、夏のイベントの具体的な内容を決めていく。



