医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



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第21回こども会議原稿 夢みるこども基金

2015-04-07 18:41:26 | 夢みる子ども基金
第21回こども会議


夢みるこども基金の「こども会議」が3月29日、福岡市中央区のアクロス福岡で開かれた。
全国の小・中学生を対象に募集した「私のかなえたい夢」と題した作文や絵のコンクールで選ばれたこども達が、夏に開催するイベントの内容を決めるこの会議は、今年で21回目を迎える。
今年は、作文、絵を合わせて1,851点の応募があり、その中の上位に入賞した23名が会議に出席した。
第一部では、愛知県・名古屋市からの参加となった三芳源くんの元気な開会宣言の後、中島和男・基金常任理事(西南学院大学教授)の「基金は20年を踏まえて新たな歴史を積み上げて行きます」と開会の挨拶があった。これまで基金が歩んできたイベントをVTRで振り返り、初めて目にしたこどもたちは今年の夏のイベントへと期待を膨らませていた。
表彰式を兼ねた第一部の後、こどもたちが夢について語り合い、夏のイベントについての議論をする第二部が始まった。初めに、西南学院大学(福岡市)の合唱団OB10名による合唱が行われ、「春の小川」など5曲の歌声が会場を包んだ。
会議は、基金のイベント参加者で組織するOB・OG会の長尾怜美会長(歯科医師)と岡部憲和副会長(九州大学大学院生生)の司会で進んだ。冒頭、第1回イベントに参加し、歯科医師となった今も基金の理事・OB・OG会会長としてこどもたちをサポートしてくれている長尾怜美さんがこどもたちに向けてメッセージを贈った。夢を追い続けることの大切さや、夢に向かって努力を続ければいつか叶うということ、基金がいつもみんなの夢を応援していることなど、力強いメッセージにこどもたちは真剣に耳を傾けていた。続いて、こどもたちはそれぞれが作文や絵に込めた「夢」について発表した。こどもたちは、「盲導犬訓練士になって目が見えない人を支えたい」「音楽の力でみんなを笑顔にしたい」「宇宙飛行士となり新しい星や惑星の発見をしたい」「考古学者になりたい」などたくさんの夢を語ってくれた。
イベントの内容を決める議論が始まるとみんなが各々にやってみたいことを発言した。
夏のイベントは、8月22日・23日の二日間で開かれる予定だが、今年は、バングラデシュの「夢みるこども基金学校」から5名の中学生と副学長が参加することが決定している。
初日の8月22日は6年前に基金が国有林を借りて開設した佐賀市・背振山系にある「夢みるこども基金の森」で行われ、2日目の8月23日は福岡市内にある西南学院大学へと会場を移し、バングラデシュのこどもたちと基金のこどもたちの交流を中心に様々な催しをする。
基金の森では、バングラのこどもたちと「秘密基地」作りや「竹とんぼ」作り、「森の探索」、「植物の名前をあてるビンゴゲーム」などをしたいと様々な意見が出て司会者もまとめるのが大変だった。2日目は両国のこどもたちがそれぞれの学校生活の報告や意見交換会を開いたり、伝統的な歌や踊りの披露、Tシャツなどにメッセージを描いて交換、折り紙を作って贈るなどの意見が出された。緊張した面持ちだった第一部とは変わり、バングラデシュからこどもたちを迎えることにこどもたちは次から次へとやってみたいことを発表した。
こどもたちの他、福岡在住のバングラデシュの人たち、同大学の合唱隊なども出演を予定しており、国境を越えた友情が育まれることになるだろう。
 また、これまでに3頭の盲導犬を贈っている基金だが、うち2頭が引退をしているため4頭目の盲導犬を贈ったらどうか?との声に対しても、全会一致でこどもたちの賛同を得ることが出来た。
さらには、「盲導犬を贈るための募金活動をやってはどうか」などの意見も出された。
今年で21回目を迎えたこども会議だが、全国から集まったこどもたちが初めて顔を合わせたにも関わらず、わずかな時間で友情の輪が広がっていた。バングラデシュからこどもたちを招待すると決まった途端に、「どんなことをしたら喜んでくれるか」と皆で一所懸命に頭を悩ませており、こどもたち全員に相手の事を考え思いやる気持ちが表れていた。
たくさんの夢が広がった「第21回こども会議」は夏のイベントでの再会を約束して終了した。
基金では、こどもたちの意見を集約し、夏のイベントの具体的な内容を決めていく。








第21回こども会議原稿 夢みるこども基金

2015-04-07 18:41:26 | 夢みる子ども基金
第21回こども会議原稿


夢みるこども基金の「こども会議」が3月29日、福岡市中央区のアクロス福岡で開かれた。
全国の小・中学生を対象に募集した「私のかなえたい夢」と題した作文や絵のコンクールで選ばれたこども達が、夏に開催するイベントの内容を決めるこの会議は、今年で21回目を迎える。
今年は、作文、絵を合わせて1,851点の応募があり、その中の上位に入賞した23名が会議に出席した。
第一部では、愛知県・名古屋市からの参加となった三芳源くんの元気な開会宣言の後、中島和男・基金常任理事(西南学院大学教授)の「基金は20年を踏まえて新たな歴史を積み上げて行きます」と開会の挨拶があった。これまで基金が歩んできたイベントをVTRで振り返り、初めて目にしたこどもたちは今年の夏のイベントへと期待を膨らませていた。
表彰式を兼ねた第一部の後、こどもたちが夢について語り合い、夏のイベントについての議論をする第二部が始まった。初めに、西南学院大学(福岡市)の合唱団OB10名による合唱が行われ、「春の小川」など5曲の歌声が会場を包んだ。
会議は、基金のイベント参加者で組織するOB・OG会の長尾怜美会長(歯科医師)と岡部憲和副会長(九州大学大学院生生)の司会で進んだ。冒頭、第1回イベントに参加し、歯科医師となった今も基金の理事・OB・OG会会長としてこどもたちをサポートしてくれている長尾怜美さんがこどもたちに向けてメッセージを贈った。夢を追い続けることの大切さや、夢に向かって努力を続ければいつか叶うということ、基金がいつもみんなの夢を応援していることなど、力強いメッセージにこどもたちは真剣に耳を傾けていた。続いて、こどもたちはそれぞれが作文や絵に込めた「夢」について発表した。こどもたちは、「盲導犬訓練士になって目が見えない人を支えたい」「音楽の力でみんなを笑顔にしたい」「宇宙飛行士となり新しい星や惑星の発見をしたい」「考古学者になりたい」などたくさんの夢を語ってくれた。
イベントの内容を決める議論が始まるとみんなが各々にやってみたいことを発言した。
夏のイベントは、8月22日・23日の二日間で開かれる予定だが、今年は、バングラデシュの「夢みるこども基金学校」から5名の中学生と副学長が参加することが決定している。
初日の8月22日は6年前に基金が国有林を借りて開設した佐賀市・背振山系にある「夢みるこども基金の森」で行われ、2日目の8月23日は福岡市内にある西南学院大学へと会場を移し、バングラデシュのこどもたちと基金のこどもたちの交流を中心に様々な催しをする。
基金の森では、バングラのこどもたちと「秘密基地」作りや「竹とんぼ」作り、「森の探索」、「植物の名前をあてるビンゴゲーム」などをしたいと様々な意見が出て司会者もまとめるのが大変だった。2日目は両国のこどもたちがそれぞれの学校生活の報告や意見交換会を開いたり、伝統的な歌や踊りの披露、Tシャツなどにメッセージを描いて交換、折り紙を作って贈るなどの意見が出された。緊張した面持ちだった第一部とは変わり、バングラデシュからこどもたちを迎えることにこどもたちは次から次へとやってみたいことを発表した。
こどもたちの他、福岡在住のバングラデシュの人たち、同大学の合唱隊なども出演を予定しており、国境を越えた友情が育まれることになるだろう。
 また、これまでに3頭の盲導犬を贈っている基金だが、うち2頭が引退をしているため4頭目の盲導犬を贈ったらどうか?との声に対しても、全会一致でこどもたちの賛同を得ることが出来た。
さらには、「盲導犬を贈るための募金活動をやってはどうか」などの意見も出された。
今年で21回目を迎えたこども会議だが、全国から集まったこどもたちが初めて顔を合わせたにも関わらず、わずかな時間で友情の輪が広がっていた。バングラデシュからこどもたちを招待すると決まった途端に、「どんなことをしたら喜んでくれるか」と皆で一所懸命に頭を悩ませており、こどもたち全員に相手の事を考え思いやる気持ちが表れていた。
たくさんの夢が広がった「第21回こども会議」は夏のイベントでの再会を約束して終了した。
基金では、こどもたちの意見を集約し、夏のイベントの具体的な内容を決めていく。

歯科医師・河原英雄氏らの上告 最高裁が棄却

2014-10-24 15:15:03 | 夢みる子ども基金

夢みるこども基金に対する損害賠償の民事訴訟



平成26年10月14日

夢みるこども基金事務局
http://www.yumemirukodomo.jp/
古市悟
河原英雄氏らの上告棄却について
前略
河原英雄民らが古市悟を相手取り最高裁に上告していた民事訴訟は別紙添付の通り「上
告棄却。上告審として受理しない」との判決が出ました。最初の刑事告訴の段階から基金
の代理人弁護士から一貫して「基金が負けることはない」と聞いていましたが、「変な裁判
官」もいるのでやはり結論が出るまでは気持ちが晴れませんでした。ホッとすると同時に
支えて下さった皆様に感謝申し上げます。
河原氏らが「基金に数億円の不明金がある」と騒ぎ出してから10年。河原氏らが1、2
春の判決(いずれも双方の訴えを棄却する)を不服として、訴訟の相手を古市に絞り、最
高裁に上告してから1年6か月が経ちました。長い長い時間と労力を費やし、虚しい気も
しますが、裁判を通じて気づかされたことや学ぶ点もありましたOこれらを今後の基金活
動に活かさないとなんにもなりません。気を引き締めて基金運営に当たり、新たな歴史を
積み上げて行こうと思います。
今年のイベントのタイトル「祝成人夢みるこども基金新たな旅立ち」にふさわしい節
目の一つにもなるような気がします。皆様のこれまで以上のご協力を改めてお願い申し上
げます。
〔訴訟の経過〕
▽平成19年12月基金が河原、河津、増田の3氏を相手取り損害賠償の民事訴訟を
起こす
▽平成20年8月河原氏らが古市、中村直氏(理事長代行、故人)を相手取り損害賠
償の訴訟を起こす
▽平成24年8月福岡地裁が「双方の訴えを棄却」の判決
▽双方が福岡高裁に控訴
▽平成25年3月福岡高裁が「双方の控訴を棄却」の判決
▽平成25年4月河原氏らが古市氏を相手取り最高裁-上告
基金は「河原氏らの訴えを最高裁が認めることはあり得ない」とし
上告しなかった
▽平成26年10月最高裁が「河原氏らの上告を棄却。上告審として受理しない」との
判決
裁判長二~
調書(決定)
事件の表示平成2 5年(オ) 第1 1 2 2号
平成2 5年(受) 第1 3 6 7号
決定日平成2 6 年1 0 月9 日
裁判所最高裁判所第- 小法廷
裁判長裁判官山浦美樹
裁判官樺井龍子
裁判官金築誠志
裁判官白木勇
当事者等上告人兼申立人河原英雄
上告人兼申立人増田純一
津寛
上記3名訴訟代理人弁護士永松栄司ほか
被上告人兼相手方古市悟
原判決の表示福岡高等裁判所平成24年(ネ)第914号(平成25年
3月28日判決)
裁判官全員一致の意見で,別紙のとおり決定o
平成26年10月9日
最高裁判所第-小法廷
第1 主文
1 本件上告を棄却する。
2 本件を上告審として受理しない。
3 上告費用及び申立費用は上告人兼申立人らの負担とする。
第2 理由
1 上告について
民事事件について最高裁判所に上告をすることが許されるのは,民訴法3
12条1項又は2項所定の場合に限られるところ,本件上告理由は,違憲.
判決裁判所の構成の法律違反及び理由の不備・食違いをいうが,その実質は
事実誤認又は単なる法令違反を主張するものであって,明らかに上記各項に
規定する事由に該当しない。
2 上告受理申立てについて
本件申立ての理由によれば,本件は,民訴法318粂1項により受理すべ
きものとは認められない。
これは正本である。
平成26年10月9日
最高裁判所第-小法廷

裁判所書記官葛西法子

「夢みるこども基金」が今年20周年を迎えた

2014-09-08 22:22:31 | 夢みる子ども基金
平成7年(1995年)にスタートした「夢みるこども基金」が今年20周年を迎えた。
九州デンタルショーに参加した時に、「夢みるこども基金」の存在を知った。
あれから20年の歳月が流れたのである。
基金がスタートした時は、主催が読売新聞社で、事務局は読売新聞社西部本社福岡総本部社会部にあった。
「社会部の記者たちの協力を得ての立ち上げであった」と基金の常務理事で事務局長の古市悟さんは当時を振り返る。
福岡県歯科医師会が協力し、それが日本全国の歯科医院の協力を得ることとなった。
基金の理事長には日本歯科医師会の会長が就任した時期もあった。
思えば、20年の歳月は感慨深いものがある。
これまでのイベントに参加した子どもたちは社会人、大学生になったのである。
結婚し家族もった人もいる。
送付されてきた「基金だより」を読んだ。
また、CD[みんなの森]を聞いた。
作詞は濱屋江里さんイベントに参加した元子どもである。
そして作曲したのは高校時代から自活という厳しい環境から独学で東京芸術大学に進んだ元ホテルマンの立原勇さん。
しみじみと「みんなの森」のCDを聞いた。
作詞にあった「みんなでつくる この森は」「みんなでつくった この森は」
「みんなですごした この森は」「みんながあつまる この森は」が脳裏に浮かんできた。


http://www.yumemirukodomo.jp/


夢みるこども基金第20回記念イベント「祝成人 夢みるこども基金 新たな旅立ち

2014-09-01 12:48:15 | 夢みる子ども基金


夢みるこども基金の森

20年を祝っての記念植樹としてヤマモモを二本植えました


夢みるこども基金第20回記念イベント「祝成人 夢みるこども基金 新たな旅立ち」が8月2、3の両日、佐賀市と福岡市内で開かれました。
今年の春、作文・絵のコンクールに入賞したこどもたち15名に加え、第1~19回までのイベントに参加した歴代のOB・OGたち14名も参加しました。
初日の2日は前夜祭で、佐賀市・背振山系の「夢みるこども基金の森」で過ごしました。
森の中では、20年を祝っての記念植樹としてヤマモモを二本植えました。
また、基金のOGである屋江里さんが基金の森をイメージして作詞した「みんなの森」に曲をつけて下さった作曲家の立原勇氏がキーボード、その師匠である杉木峯夫氏がトランペットを演奏する『森の音楽会』を開きました。自然の中に鳴り響くトランペットの音色に皆が耳を傾けていました。前日までの台風接近・大雨の予報もあり、予定していた内容を大きく省略することになりましたが、4年前に開設した基金の森を始めて訪れるこどもたち、OB・OGたちは人の手が加えられていない自然がつくり出した森に感動していました。
イベント本番の3日は、こどもたち、OB・OGたちによる「夢」の巨大貼り絵作りからスタートしました。各グループに分かれ、叶えたい夢のポーズで等身大の人型を作り、高さ1.8m、長さ0.9mの大きなパネルに貼り付け描く。こどもたち、OB・OGたちが皆で協力し、描いた夢の貼り絵10枚がつながったとき、やり遂げた満足感、これからの自分たちの未来への期待に大きな歓声が上がりました。
午後は、全国の小・中学生約1,300名から集めたアンケート「こども意識調査」の発表がありました。イベントのメインはホテルマンから東京芸術大学に進み、作曲家になった立原勇さんの苦難を乗り越えて夢を実現した講演があり、こどもたちは立原さんの話をうなずきながら聞いていました。この後、立原さんがピアノで、恩師の杉木峯夫・東京芸術大学名誉教授がトランペット、特別出演の平成音楽大学(熊本市)の学生4名もトランペットで加わり「みんなの森」「トランペット吹きの子守歌」などを演奏しました。会場を埋めた約300名の聴衆は優しく、そして力強い音色に聴き入りました。
そして「今後も歯科医師の先生方の力をお借りしてみんながいつも『夢』に向かって力強く生きて行く」とのこども宣言を発表しました。
基金の20年の歴史を新たな出発点として、キャンペーンの輪をさらに広げるためにOB・OG会の組織も再編成しました。
基金運営から20年が経ち、イベントに参加した小・中学生だったOB・OGたちの中には結婚して家族を持ったり、歯科医師や教師など社会の中で活躍している人たちも多く、今回のイベントの運営でも後輩たちをリードして「基金一家」の連携と結束が強まったようでした。また保護者の方たちも、OB・OG会をバックアップして行くため「保護者の会」を結成しました。今後は保護者・患者サイドから「協力歯科医院」の開拓などにも活動して行くことを申し合わせました。基金の新しい活動と歴史が始まるような気がします。
 







夢みる子ども基金 第20回夏のイベントを開催します!!

2014-07-17 21:51:38 | 夢みる子ども基金

多くの方々のお力添えのお陰で基金は20年を迎えました。こどもの夢を実現するというキャンペーンは世界的にも珍しいとの評価を頂いているのも私たちの誇りでもあります。この20年目を新たな出発点にして、また新しい歴史を刻んで行く心算です。

 第20回目を迎える今年のイベントは、8月3日(日)福岡市中央区天神の「都久志会館ホール」にて午後12:30より開催の予定です。

タイトルは、「祝成人 夢みるこども基金 新たな旅立ち」です。

今年はこれまでのイベントに参加したOB・OG会のこどもたちも特別に参加して、みんなで20年の歴史を振り返り、これまで以上の活動を展開することを誓います。

全員による貼り絵の制作、「基金の森の歌」の発表、若手の作曲家と著名なトランペット奏者のミニコンサート、この作曲家が苦難を乗り越えて音楽への夢を実現した講演、手話ダンスの発表など多彩で心のこもったプログラムを予定しています。

また、こどもたちがこのキャンペーンにどんな思いを持ち、期待をしているかをつかむために全国の小学4年生と中学2年生を対象にした1,300人のアンケート調査を実施し、その分析結果も発表して今後のキャンペーンに反映させて行きます。



※当日の入場は無料です。詳しい内容はこちらのイベント広告をご覧ください⇒echirashi.pdf

http://www.yumemirukodomo.jp/