医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



40年余の取材歴を踏まえ情報を発信

生き残ったのだから一冊でも本当のことを書きたかった

2015-08-07 17:42:09 | 伝えたい言葉
「優秀な仕事をしたはずの友人がたくさんたくさん亡くなった。遠藤周作が『あいつら生きとったら、おれたちみな同人作家やで』といっていた通りだ」作家・阿川弘之さん
「生き残ったのだから一冊でも本当のことを書きたかった」

戦争は人類の天敵だ

2015-08-02 00:56:34 | 伝えたい言葉
昭和天皇が宮内省(当時)で玉音放送の録音に臨んだのは昭和20年8月14日午後11時25~50分。
同じころ、埼玉県熊谷市上空では、数十機の米軍爆撃機が同市に焼夷弾を落としていた・
当時12歳だった作家の森村誠一さんは、父に起こされ、火の海となった町の中から川の土手まで逃げた。
「夜空に浮かんだ雲が赤く照らされていた」という。
空襲では市街地の3分の2が焼け、266人が亡くなった。
川に多くの死体が折り重なっていた。
そのそばで玉音放送を聞いたという。
森村さんは戦時中の暮らしを「ただ生存していただけで、とても生活といえるものではなかった」と振り返り、こう語った。
「戦争は人類の天敵だ。国民は自由を奪われ、敵に殺される前に人生が破壊される」

指導者は全部、無学であった

2015-08-02 00:31:10 | 伝えたい言葉
最初の作品集に『晩年』のタイトルを与えるところから言語センスは際立っていて、生来の女性依存的甘えん坊ぶりも全開で、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍んだ」滅私奉公の挙げ句に家も財産も家族も失い、その日暮らしに墜ちた人々の心情にはしっくり収まっただろうことは想像に難くない。
夢も思想も食うもののない中で、市民はぼやきや呪いのコトバを口にする自由を謳歌し始めていた。
太宰もそうした声を、矢継ぎ早に発表する短編を書きなぐっていた。
終戦の翌年の6月に発表した「苦悩の年鑑」にはこんな呟きが残されている。
東條の背後に、何があるのかと思ったら、各別のものもなかった。
からっぽであった。
怪談に似ている。
指導者は全部、無学であった。
常識のレベルにさえ達していなかった。
固有名詞を変えれば、今の政権にそのまま適用できる。
政治、経済、国家を大上段に構えて論じる「大説」が嘘で固めた妄語に過ぎないことがわかった時、人々は生活実感の中から立ち上がる「小説」の方を信用するようになった。
折しも戦後70年の夏、無学な首相とその非常識な仲間たちが戦前回帰の妄言を繰り返しているが、こちらも「トカトントン」と聞こえる。
名作の現場 毎日新聞
太宰治「トカトントン」
案内人作家・島田雅彦さん

日本人は戦争に加担しない平和な人々

2015-08-01 12:11:31 | 伝えたい言葉
2004年日本は自衛隊をイラク・サマワの復興に派遣した。
テロ組織が米軍と同一視して撤退を求め、日本人旅行者を殺害した。
自衛隊が海外で注目されれば、再び敵視されかねない。
中東に住んで2年余り。
「日本人は戦争に加担しない平和な人々」という好印象に、どれだけ助けられてきたか分からない。
特にトルコやパレスチナでは、日本人だというだけで特別な厚意を受け、助けられている。
これまで中東で活動をしてこられた日本の政府や非営利組織、企業の方々の『貯金』であり、それが見えないバリアーのように守ってくれているのだと感じる。
日常の取材でも、炎天下、日本の専門家がパレスチナ人に工事や農業の技術を根気よく伝える姿を見ている。
「積極的平和主義」というなら、中東で民生支援に力を注ぐべきだ。
毎日新聞 エルサレム支局
大治朋子さん

日常では見えない人間の深い部分

2015-07-31 03:19:11 | 伝えたい言葉
演出家・森新太郎さん
舞台「人民の敵」
感情がぶつかり合う“熱”を肌で感じてほしい
若い頃、東京の喧騒から離れようと福島の大学に進学するとそこには何もなく、山に向かって発生練習している演劇サークルが健康的で良さそうだと思って活動していたら、はまりました。
演劇の魅力とは?
日常では見えない人間の深い部分を、舞台という虚構の世界によって表現できるのが演劇の魅力。
演出家はそれを具体化させるために戯曲や俳優、舞台美術を介してアプローチします。
正直に発言し生きる人間が「正義」なのか「独善」か、見る人で意見が分かれると思います。
イプセンの作品はどれも一級のエンターテイメントです。
物語は力強く、とてもおもしろいです。


自然体で音楽を楽しむようにうたいます

2015-07-30 10:03:14 | 伝えたい言葉
「経験上、力を入れて歌うとつまらないものになってしまうんです。なので自然体で音楽を楽しむようにうたいます」
「五木ひろしさんの歌を聞きまくってこぶしをまねたんです。僕はモノマネが得意ですから。後日そのことを五木さんに伝えたら『だから時々僕のこぶしが入るのか』と言われました」
7月29日の第64回うえの夏まつり「歌謡最前線」のトリは、角川博さんであった。
「こぶしだけでなく、生き方もまねしているところがあります。五木さんは甘えずに自分を厳しい状況に置く人なので。僕にとって“心の師匠”ですね」

教育の基本は何か?

2015-07-26 00:37:13 | 伝えたい言葉
教育の目的は、子どもの幸福の実現である。
そして、その基本は、子どもの個性を深く尊重し、子どもたちがより自分らしい進路を選択し、より充実した人生を築いていけるように援助することであるといえる。
戦前の「戦時教育」は、国民に当時の体制に沿った価値基準を植え付けるものであった。
1956年(昭和31年)以降、文部科学大臣名で出される「学習指導要領」に忠実に従うことが強く求められている。
これまでの教育は各時代における国家的統一や規制によって、政治的、経済的な判断や措置に強く左右されてきた。
今まで人類が歩んできた価値基準は「軍事的競争」「政治的競争」「経済的競争」であった。
これを「人道的競争」へ転換する必要がある。
政治・経済の人間化・人道化が求められる。
それはブラック企業の対局にある基本精神・理念・哲学なのである。
その人の持てる可能性を最大限に開き、価値ある生き方ができるかどうかが重要であるとの視点だ。
人道の道を学び、心を磨く。
そして地球社会全体の平和、繁栄のために確かな貢献をしていく人材の育成が期待される。

十界互具とは

2015-07-22 10:48:23 | 伝えたい言葉
十界互具とは
因となる九界と果となる仏界が同時に具足する。
人間の心の全ての境地を十種に分類したもので、六道に声聞・縁覚・菩薩・仏の四を付加したものである。
十界論、十方界あるいは十法界(じっぽうかい)とも言われる。
十界は、地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界である。
因果倶時とは
蓮は他の植物と異なり、花の中川勝洋会長にすでに果実がある。
花と果実が同時に成長していくからだ。
花は「因」、果実は「果」にあたる。

法華経以外の諸経典は、生涯の仏道修行を行って、ようやく成仏できる説く。
しかし、法華経は即身成仏を明かしている。
また十界互具を示し、因と果が同時に具わることを明らかにした。
成仏とは、自身の内にある仏の生命を“開く”ことなのだ。
仏知見とは
仏の智慧のことだ。
衆生の生命に本来、仏の智慧が具わることを意味している。
成仏とは現在の自身と全く異なった特別な人間になることではない。
あらゆる人を仏の境涯にすることだ。
いつか成仏するのではなく、
手を動かせば、手が仏になっていく。
口を動かせば口が仏になり、足を使えば足が仏になっていく。
万人が成仏する-これが釈尊が法華経で明らかにした「約束」である。


幸福は「心」で決まる

2015-07-21 14:29:14 | 伝えたい言葉
★まず先に技術を磨き抜くことだ。
それなしに自身の成長も、客からの信頼も、満足も、喜びも、なくなってしまう。
自身を磨け!
それは、技術を磨くことだ。
技術を磨くことが、自分自身を磨くことだ。
★幸福は「心」で決まる。
人生は羅針盤となる「哲学」の深さで決まる。
★強いことが、幸福である。
弱さは不幸である。
★よき先輩、よき友人を持つことだ。
悪友に染まれば、自分も悪へと堕ちていく。
善友に縁すれば、自分も善の方向へ伸びていくことができる。
★組織であれ企業であれ、そこに生活する人々に、指導者が平等と尊厳の心で接するなら、人々は自発的な献身に目覚めて立つものだ。米ハバード大学・ダナ・ヒックスさん

全ての人に未来をつくる力がある

2015-07-21 07:31:25 | 伝えたい言葉
私たちは微力だが
決して無力ではない
自分にできることから始める
何かをやり切る経験を重ねる
「君が何かをしよう、変えようとしている時に、特別な知識や体験、財産はいらない。
一つ覚えておいてほしいこと。
それが『全ての人に未来をつくる力がある』ということだ」
この言葉(仏教とガンジー主義に基づく社会福祉・開発団体のサルボダヤ協会・アリヤラトネ会長)に、私は心を射抜かれました。
そこから、世界を平和にするため、自分にできることは何だろうと考えるようになったのです。
信仰を根本に持つ宗教団体は、信念を貫くことができる。
ガンジーは「善いことは、カタツムリの速度で動く」と言いました。少しずつでもかまいません。
失敗したり落ち込んだりした時は、休みながらでいい。
休んだら、また一歩踏み出せばいいんです。
やり直しは何度でもできます。
多くの人が踏み出すその小さな一歩が、世界平和への確かな一歩になると、私は確信しています。
だって「全ての人に未来をつくる力がある」んですから!
NPO法人「テラ・ルネッサンス」理事・創設者・鬼丸昌也さん

一瞬の勇気が大事

2015-07-20 02:31:16 | 伝えたい言葉
「自分を知る」ということが、まず大切。
“ありのままでいこう”と思う。
「苦しい時は誰でも策に走りたがる」だが、原点に立ち返ることだ。
自分を色を出す。
人生で遭遇する、いくつもの「選択の時」。
その時に、何を根本にするかが大切なのだ。
挫折や苦難があってたらこそ、「一生の仕事」にも出会うことができる。
誰にもぶつかる壁がある。
でも、実は悩まない時こそ、ダメな時なのだ。
「忙しい、時間がないからムリ」との言いわけはやめたい。
悩む時は成長したり、飛躍するチャンス。
常に自分を高める努力が必要。
変化に対応する柔軟さも大切。
「なんのため」の根本を忘れない。
「なんのための仕事なのか」
「一瞬の勇気が大事」
日常は「判断」の連続。
瞬間、瞬間を、攻めの姿勢でいるか、逃げの姿勢でいるのか。
一瞬の勇気にとって、生活や仕事の充足感は全く違うものとなる。
自分の「使命」に生きることだ。

人生練磨の語らいを地域に広げる

2015-07-20 01:53:22 | 伝えたい言葉
一流の人材を育てるには、一流の人材に触れさせることだ。
本物は本物に触れないと、本物の本質は理解できない。
ダイヤモンドは、ダイヤモンドでしか磨けない。
本物の哲学、本物の教養。
一流の人格を培う場。
生命を触発する学びの場。
素晴らしい人生の学びの魅力を、多くの友と分かち合う。
人生練磨の語らいを地域に広げる。
「一切は減少に如かず」
「自分も子供だったことを忘れない人は少ない」
激励は子どもの目線に立って。

蓮は「因果倶時」の象徴

2015-07-14 07:42:35 | 伝えたい言葉
仏法用語に「因果倶時」がある。
指が火に触れて「熱い!」と感じる。
指が火に触れるのが「因」で、熱いと感じるのが「果」である。
それは一瞬の因果である。
春に種をまき、秋に実がなるのは原因と結果である。
暴飲暴食が原因で、体調を崩すのが結果である。
「依正不二」
依報と正報は不二。
依報は環境
正報はわが身
人間は環境に左右される身である。
仏法用語は理にかなっているのだ。



本願寺に今朝も蓮の花を見に行く。
花と実が同時である。
蓮は「因果倶時」の象徴である。











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「本物のリーダー」に望まれるもの

2015-07-14 03:38:15 | 伝えたい言葉
なぜ、韓国や中国はいまだに日本を恨むのか

下記のブログは、安倍さんにそのまま読んでいただきたいです。

また、韓国や中国のリーダー達にも。

なぜ戦争が起きたのか。なぜ、韓国や中国はいまだに日本を恨むのか。
なぜ、政府間で結論を出したのに、いまだに尾を引くのか。

わかっていない人はリーダーの資格がない。
しかし、わかっていて、政治的に意図的に、国民に偏見を作り出そうと
するリーダーは質(たち)が悪い。国民を危ないところに向ける。

「本物のリーダー」を渇望

学問の土台となる「人格」を耕すものがリベラルアーツ教育だ。
よりよい人生の扉をひらくための「鍵」となるものだ。
私たちが何かを成し遂げるためには、先人が何を成してきたかを知らなければならない。
ゆえに過去の歴史や哲学、芸術についての
幅広い知識が必要だ。
「世の中には、人々を分断するよりも、結び付けることの方が多い」と感じとってほしい。
例えば社会について学ぶ時、一般的には人々の「差為」について取り上げることが多い。そこに「差別」や「優劣」といった考え方が含まれている場合がある。
差別ばかり追っていては、他者への理解やステレオタイプ(固定観念)を助長しかねない。
情報をうのみにせず、多面的に物事を捉え、自ら判断する力である。
この「本質を見極める力」は、それは、外に対してもそうであるが、自身の内面にも向けられるべきだと思う。
人は誰しも生まれ育った環境によって、ある種の固定観念や他者への偏見を持っている。
差別を生み出す、こうした偏見に対する特効薬はない。
「考え違いをしていないか」
「固定観念にとらわれてはいないか」と常に自身を見つめ直す以外にない。
また、「自ら問題設定して解决する力」である。
人から与えられたテーマにとらわれると、偏った情報しか探せない。
でも、自分の疑問から始めれば、触れる情報
全てが思考を深める要素になる。
「開かれた心で問いを立て、答えを導く出す力」は、将来、どんな仕事に携わろうとも必ず生きてくる。
リーダーシップの問題である。
人々を誤った方向へ導いてしまうリーダーがいる一方、大変な状況の中でも人々を正しい方向へ導いいていくリーダーも存在する。
世界は今、確かな哲学を持ち、大局観から物事を捉え、未来のビジョンを描くことができる「本物のリーダー」を渇望している。

横浜高校硬式野球部監督の渡辺元智氏は、高校創立者である黒土四郎の人生の教訓を座右の銘としており、指導の際に用いている。
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富士山に登る第一歩
三笠山に登る第一歩
同じ一歩でも覚悟が違う
どこまで登るつもりか
目標がその日その日を支配する
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富士山に登るを、戦争のない世界、あるいは飢餓のない世界を目指す
三笠山に登るを、戦争のない日本、あるいは飢餓のない日本を目指す 
と置き換えてもよいかもしれない。