星くず日記

お気に入りの音楽のことや日々チョットしたことをまったーりと綴っていきます

もうすぐ中秋の名月

2009-09-30 15:54:42 | Weblog
今年の中秋の名月10月3日(土曜)です。


実は私、かなり長い間、中秋の名月とは9月15日だと思っておりました

何でそう思い込んでいたのかは、わっかりませ~ん。


それが少しづつオトナの階段を上っていくに従い、毎年違うんだって気づいたのですよ

でも、それでもまだ、中秋の名月の日は満月だと思っておりました

「今年は満月ではないのですよ」って教えてくださったのは、細坪基佳さんのサポートギター&コーラスの久保田邦夫さんです


確かに確かに、満月は10月4日ですよ


ちょっと不思議に思って、あれこれ調べて見ました。

そうすると今まで知らなかったことが出てくる、出てくる(私がものを知らな過ぎるってだけなんですけどね)


まず、中秋の名月とはなんぞや

ズバリ、旧暦8月15日の月 旧暦15日の夜のことを「十五夜」というらしいの。

なかでも、お月見として旧暦8月15日に月を鑑賞することを「十五夜」と呼ぶらしいの。


「中秋」を「仲秋」と書かれているのを見た事あるでしょ。

秋は、「初秋」(旧暦7月)、「仲秋」(旧暦8月)、「晩秋」(旧暦9月)に分類。 つまり「仲秋の名月」と書くと(旧暦8月中の月)って意味になるのね。

そいで、「中秋」とは、それだけで旧暦8月15日を特定してしまう日なんですって。


ふ~ん、っとわかったようなわからないような

ちなみに去年の「中秋の名月」は9月14日でした。

旧暦ってわからへん

まあ、月齢14も15も似たりよったりなので、満月にはあまりこだわらずどちらでもいいのですが。。。


そんでもって、もう一つです。

旧暦9月13日にもお月見をする習慣があって、それを「十三夜」と呼ぶらしいのです。「十三夜」って月齢13位の月のことだと思っていました。
「十五夜」と「十三夜」、どちらか一方の月見だけをすることは「片見月」といって嫌われているんですって。

そんなん、知らなかったよ~


今までも「中秋の名月」だからって、ススキを飾ってお供え物をしたりしてこなかったから。せいぜいお団子を食べるくらいです。


ところで、今週の土曜日のお天気予報はですね。

なんと中秋の夜に雲などで月が隠れて見えないことを「無月」、中秋の晩に雨が降ることを「雨月」と呼んで、月が見えなくても風情を楽しむなんて、日本人ってスゴイですね


長々と「中秋の名月」の説明をしてしまいましたが、昨夜「クールジャパン」という番組を見ていました。

来日間もない外国人の感性をフルに活かして、クールな日本の文化を発掘その魅力と秘密を探ろうというNHKの番組です。

昨日のテーマは【月 MOON】です。

お月見のやり方や、月見蕎麦、そして月見のために建てられた伝統建築を紹介しながら、日本人と月との関わり考えていく。。。


日本人でありながら「日本再発見」です。


特に日本の伝統建築は、何もない。ただの空間。だからこそ、そこには無限の空間がある!というか、とんでもないイメージの世界。つまり日本人は妄想好きなんだなって思いました。


“妄想好き”っていうのが、お気に召さなければ、“繊細”ではどうでしょう。

池に映る月を愛でる。障子に写る仏壇のロウソクの灯りを月に例える。杯に映る月を飲み干す。水面に映る月が天井に反射して揺らめきを楽しむ。

「和」の奥深さに驚嘆です。


さてさて、ここからが本題です(いままでの話は何???)


番組で紹介されていた月光写真家・石川賢治さんHPはコチラ

まず月光写真家って??月の光で写真を撮影している方です。


月の光だけで写真が撮れるの?って思うでしょ 撮れるんです


満月の光って、太陽光の46万5千分の1しかないんですって。

日中にロケーションをして、構図とかだいたい決めて、でも実際写真を撮るのは夜なんですよね。

それも人口の灯のないところ。カメラのセットもピントの合わせ方も、みんな真っ暗な中で長年の経験によるカンです。

月という自然中の自然を相手にしているから、まさにその時を待つのは「辛抱・忍耐」だけです。


そうそう、「辛抱・忍耐」に近い英語ってないらしいのです。そう聞いてから、この言葉が好きになりました。「我慢」は辛いだけだけど、「辛抱・忍耐」の先には「報われる」ってことがありそうな気がしませんか。


私は、写真というのは絵と違って、「光」を写すもの。そして「瞬間」を写すものって思っていました。

でも「月光写真」には、光もないし、瞬間を写す物でもありません。

しかし、写真の中には、確実に「いま」がある不思議さ、美しさ。そして神秘さ。


テレビで紹介されていた写真は、滝の写真だったのね。


暗いので、シャッターを数分間開放して撮っています。だから、流れる滝が真っ白い糸になって映し出されるわけ

肉眼では、滝は常に流れている・動いているから決して真っ白には見えないのに、じっと滝を凝視し続けたらこう見えるのかしらって思ってしまいました。


石川さんの写真には、私たちの眠っている感性・忘れられた本能みたいなのに気づかせてくれるような気がします。


大袈裟にいうと宇宙とのつながり、みたいなね。


私は【月虹】を見てみたいって夢みているのですが、石川さんの写真に小さいですが【月虹】が出ていました


そうか、外国に行かなくても日本で見れるのね

よ~し、sUnさんをそそのかして、「月光写真」を撮りに行こうかな

そんなに簡単に撮影できっこないよって。

ヘイヘイ、わかってますよ。オバチャンは大志を抱くのです

10年後位にはお披露目できるかしら でも本人は「月光写真」のつもりでも、「心霊写真もどき」ばっかりだったりして~