冬のオリンピックですが、ソチが暑いですね
いや、暑いじゃなくって熱いの間違えですね
ソチは黒海に面していて、ロシアの避寒地らしく、冬のオリンピックの開催地とは思えない風景ですよね
私は札幌生まれで、小学生の時に開催された札幌オリンピックの思い出が鮮烈なのか、夏のオリンピックより冬のオリンピックの方が熱くなってしまいます
札幌も、オリンピックの開催地と決まってから、地下鉄や地下街ができ、真駒内アイスアリーナや、ジャンプ台など、今でも現役で活躍している施設が沢山作られました
オリンピックのテーマソングだった虹と雪のバラードの中にある「まちがーできる~~ うつくーしいまちがー」
本当に歌詞のように、新しい町が作られて、世界中から沢山の人が札幌に集まって、子どもながらにワクワクしたのを覚えています
町が新しくなったのと、新しい競技を知ったのも札幌オリンピックでした
札幌オリンピックといえば、表彰台を独占したジャンプ、日の丸飛行隊
当時の小学生の間で大人気だったプラスティックで出来たミニスキーというのがあったのですが、公園のあちらこちたに小さなジャンプ台が作られて、ジャンプ選手を真似た遊びが流行りました
そうそう、プラスティックでできた紐で引くタイプのソリをボブスレーと呼んでいましたが、ひょっとしたらオリンピックで初めて知ったボブスレーが由由来かもしれません
昔語りが長くなりました、毎日ワクワクドキドキしながらオリンピックを楽しんでいます
時には感動して涙を流したり、喜んだり、悔しがったり。。。
まるで選手の親か親戚かってくらい、テレビの前で大きな声で応援しています
そうそうテレビを観ていたら「〇〇~~、ガンバレーー」と名前を呼び捨てにして、派手に応援しているベテランレディーに、「御親戚ですか?」って聞くと、「いや、ただのファンです」って答えていました
メダルを取れなくて「申し訳ない」とがっくり肩を落として謝っている選手がいますが、謝る必要は全然ないと私は思うのよ
だって、メダルを取るから感動する訳ではないと思うし。。。
日々ボンヤリ暮らしているのに、いつも出したことのないような大きな声をだしたり、心臓をドキドキさせたり。。。
もう、それだけで、そんな思いをさせてくれるだけで、選手の方には「ありがとう」って気持ちでいっぱいになります
オリンピックは勝負ですからね、どれだけ周到に準備をしてきても努力をしてきても、期待通りの結果にならない時があります
オリンピックの直前に大怪我をしてしまいスタートラインに立てなかった選手や、金メダル確実と言われながらメダルを逃した選手
オリンピック前は、全然期待されていなかったのに、突然有名人になってしまった選手
私が注目していたジャンプの葛西選手は、「レジェンド」と呼ばれていま、時の人ですが、つい最近まで何人の人が、葛西選手の事を知っていたのかしら
レジェンドという尊敬を込めた呼び名も、実は海外の人から伝わった呼び名で、なんだか日本でのレジェンドは流行語みたいで軽く感じて、ちょっと嫌だったりするのですが、みんなが注目してくれるのだから、まぁいいっかーー
葛西選手といえば、「長野オリンピックの団体メンバーに選ばれなかった→金メダルが取れなかった」 自分の方が実力があるのに金メダルが無いのは悔しいというのが、モチベーションになっていたと聞きましたが
ソチの団体で銅メダルを獲得した時に流した涙が、その時の執念深いとゆうか怨念みたいのが浄化されていってるようにも見えて。。。
長野の時に、直前で怪我をした自分に「バカヤロー」って言ってやりたい、その後のオリンピックで力が入り過ぎて空回りしていた自分に「バカだなー」って言ってやりたいって言葉に、胸が熱くなりました
競技ではもちろん、生きている中でも、「あの時、あーしておけば・・・」みたいな後悔や、時計を戻したいけど戻せない諦めがあります
とんでもない絶望も、時間の薬が癒してくれる、そして強くしてくれる、そう信じている、信じさせてくれるオリンピックのような気がします
オリンピックもいよいよ終盤
もちろん最高の結果は嬉しいけど、このオリンピックの出場権を取って参加してるだけでも、素晴らしいことなんだよね
だから、その頑張りに「頑張ったね」と「ありがとう」をすべての人に送りたいです
このオリンピックを境に競技から引退する人、次のオリンピックを目指す人・・・みんなみんな人生の途中
結果が出る、出ない関係なしに、歩き続けなくっちゃね
諦めの悪い人っていうのも、案外、カッコイイかもね
KOKIA - 夢の途中(LIVE)