自民党の中川昭一元政調会長が8日夜、都内で講演し、総裁選で麻生太郎幹事長を支援する考えを表明し「どうして2011年度(平成23年度)のプライマリーバランス(基礎的財政収支)黒字化が金科玉条なのか。その目標を決めたときには食糧高も原油高もサブプライムローン問題もなかった」と発言したとのこと。
そして「心臓がどきどきしてめまいがしている状態なのに、体重を10キロ減らせ、と言っている場合か」とわかりやすく喩え、麻生氏の考えと同様、景気回復や経済対策を財政再建に優先させるべきだという考えを示したらしい。
さすがに
福岡県(麻生氏)、北海道(中川氏)という、小泉構造改革による不況の波をもろに受けた地方選出の議員の発言だと思った。
(地方選出の議員でも青木幹雄のような恥知らず者もいるが)
やっと政治家がまともな発言をしてくれるようになった。
マスコミは景気対策というと、まだ「バラマキだ」とやかましいが、こういった発言が許されるような空気が世に出てきたのではないだろうか。