株価は上がっても個人消費はあいかわらずの低空飛行。
世の中、明るくなる兆しはほとんど見られないし、これでは将来が不安でたまらない。
特にまだ先のある20代、30代の6割が将来の生活に不安を感じているといいます。
社会保険の負担が増えても、自分が受け取る頃にほんとに貰えるのか?
そう思えば、いまの消費を切り詰めてでも自己防衛したくなるでしょう。
目先の給付型のバラマキ政策では、なかなか将来にはつながりません。
買いたいと思うモノやサービスが生まれていないのも一因かも。
売れるのはマホくらいで、パソコンもデジカメも売れなくなってきています。
若者のクルマ離れ、ファッションのブランド離れも進行中。
消費より節約のほうがカッコいいという風潮もあるようです。
20代、30代は、バブルが弾け散ったあとの世代だから、そうなっても不思議ではない。
また、それはそれで生き方の一つだから否定もできない。
英国のEU離脱、米国の自国第一主義など世の中全体が縮み志向。
いまは、グローバル化の弊害が大きく目立って来ている時代なのでしょう。
でも、食料自給率ですら30数%の日本ですから、貿易なしでは生きていけません。
この先、世界はどう動いていくのか。
高齢化で脳が萎縮してゆくように、世界の国が内向きになってゆく。
だとすれば、人類社会そのものが高齢化して、停滞して、衰退して・・・。