ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

しばしのお別れ、長いお別れ

2013-09-30 | 日記


パソコン教室5会場の一つ、お花茶屋図書館が10月から12月まで休館になります。
全館、部屋の天井を張り替えてLED照明にする工事です。
そのために、昨日は2Fのパソコン教室の片付け作業を行いました。

区の担当の方とユニコムのメンバー合わせて7名ほどが参加。
写真はすべて片付け終わって机と椅子だけが残った講習会場です。
その様子を見て、教室を立ち上げた10年前を思い出しました。

10年ひと昔、今思えば、けっこう無謀なことだったかも・・・・。
それまでの4年間、ここで「中高年のためのIT講習会」が開催されていました。
「IT革命」など国の施策による全国規模の無料講習会です。

そのあとを引き継いだのが区とNPOとの協働事業「暮らしを彩るIT講習会」。
パソコンをウィンドウズ98から新たにXPにしてのスタートでした。
設備は区の予算で購入できたものの、肝心の講師の手が足りない。

あちこちの人脈をたどって毎日人探しをしてたような気がします。
かたわらカリキュラム、テキスト、コース計画、運営方法の資料作りや打合せ・・・・。
生来、無謀なことが好き?だったせいか、それもあんまり苦にはなりませんでしたが。

以来、馴染の無いITの名をパソコンに変えたり、ウィンドウズ7搭載のPCに入替えたり。
当初は4つくらいのコースだったものが、今では毎月12種類・・・・。
しかも懲りずに他の事業にも手を出して・・・・。

同じことを今もう一度やれ、と云われたら断固断ります。
今は維持するだけでも精一杯。
しかも、パソコン離れの現実にどう対処すべきか・・・・の難題抱えて明日が見えない。
棚から牡丹餅を夢見る日々、ではちと情けないのだけれど。

ともかくお花茶屋図書館での講習会とはしばしのお別れです。
少しだけ感傷的になって思うことは、生者必滅会者定離。
「さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ」
  清水俊二訳レイモンド・チャンドラー著「長いお別れ」より。

図書館の倉庫に置かれた教室機材たち。


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リンゴのかけらはどこへ・・・・

2013-09-29 | 日記


立石教室で9月最後のiPad入門コースがありました。
定員いっぱいの6名が参加。
意外だったのはすでに5名の方がiPadをお持ちだったこと。
残るお一人もiPhoneを使っていました。

使い方がよくわからないので・・・・。
モノを買ったはいいけれど、説明書もないし、教えてくれる教室もこの辺りにはない。
自分でさわってみても、それでいいのかどうかもわからない。
だから参加して基本から覚えたい・・・・という動機が大半でした。

iPad、iPhone、iPod、iMac・・・・アップルの製品には頭になぜiがつくのか。
前の晩、ふと気になって調べたにわか仕込みの知識をまじえながら講座を進めました。
iにはインターネット、インディビジュアル、インフォーム、インスパイア・・・・。
様々な意味が込められているようです。

小文字のiといえば、携帯電話のiモードもそうでしたね。
今、思い出して調べたらこちらもインタラクティブ、インターネット、インフォメーション。
それに、英語の「私」の意味のIも込めている、とありました。

i競争、どちらが先だったのか。
iMac1998年、iモード1999年・・・・1年違いでリンゴが先だったようです。
でも、iモード、携帯による世界初のインターネットアクセスとして、技術史には残るでしょう。

ところでMacは、りんごの品種McIintosh(日本名は”旭”)から由来しているそうです。
McIintoshといえばパソコンよりオーディオアンプが有名でした。
だから、Mとcの間にaを入れて、Macintoshにしたのだとか。

社名がApple社ですから、製品名もリンゴにちなんでのネーミング。
そのApple社の由来にも、いろいろと説があるようです。
・スティーブ・ジョブズが尊敬するビートルズのレコード会社名がAppleだったから。
・ダイエット中のジョブズがリンゴしか食べなかったので。
・コンピュータの概念を初めて提唱した数学者が、青酸カリ入りのリンゴを齧って自殺したから。

自殺した数学者はアラン・チューリングと云う人。
アップル社のマークが欠けたリンゴですから、最後が本命のような気もします。
死んだベッドのわきに齧りかけのリンゴがあったということですし・・・・。

もっともそれだけが理由の社名だったとも思えません。
その元をたどれば、エデンの園の禁断の木の実、に行き着くのではないでしょうか。
「知」への願望は誰しも抱きます。

アダムもその誘惑に負け、禁断の知恵の実を齧ってしまったのでしょう。
神様に見とがめられて慌てて呑み込みましたが、喉元につかえてしまいました。
それが日本語で云う「喉仏」・・・・英語だと、Adam's apple:アダムのリンゴ、というわけです。

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泣きの涙の秋の夜・・・・

2013-09-28 | 日記


爽やかな秋の一日でした。
朝、何気なく西の空を見たら、かなり高い位置に月が・・・・下弦の月です。
この季節にはめずらしく富士山も見えました。

11月コースの募集チラシを区へ渡していなかったことを想い出し事務所へ。
スタッフが数人で10月コースのテキストを印刷中でした。
相変わらず受講者数が伸び悩み、どうやらパソコン離れが本格化?

10月4日に、ビデオ→DVD変換の申込みイベント講座があります。
それにスタッフ3名が参加を申し出てくれました。
4,5名は集まって欲しいと思っていましたが、これで都合9名。
持つべきものは会員仲間・・・・ほんと有難いことです。

そのあと区役所へチラシ350枚持参。
毎月、図書館10館と庁内2カ所に置いてもらっています。
集客努力はそれなりにやっているつもりなんですけどね~、タダでできることは。

午後は家に戻って昼食。
さて、養成講座のテキストを作るぞ!
でも、外は爽やか、パソコンに向かうよりは、写真でも撮りに行きたい!

自転車で15分足らず、荒川の川べりへ行きました。
ヒガンバナはもう終わりだけど、コスモスが3分咲きくらい・・・・。
2,3日前、毎朝ここを散歩している会員がそう言っていたのを思い出したのです。

1時間ほど撮って帰宅。
夕食後に今度はほんとにパソコン作業・・・・でも、写真の整理作業ですけどね。

SDカードに古い写真がだいぶ残っていたので、まずはそれを削除・・・・。
ところが何と、今日撮った分も含めて全部消してしまって、真っさらに!
ひゃ~あっ、どうしてくれる? 頭の中も真っ白!

でもね、データはちゃんとカードには残っているのです。
目次が消えただけで、本文は残っています。
で、データ回復用のフリーソフトをネットで探してダウンロード。

この種のソフト、使うのは初めてでしたが操作は簡単でした。
ところが、体験版で回復出来るのはファイルサイズ100MBまで。

JPG画像のほかRAW(生画像)も記録しているので、1枚平均約20MB。
だとしたら5枚しかリカバリーできないじゃないの。
60枚くらいは撮っているので・・・・そうか、5枚づつ12回やればいいのだ!

でも、敵もさるもの、2回目をやったら残り3MBと出てしまいました。
ふ~ん、弱ったな・・・・そうだ、その都度アンインストールして、またインストールする!
でも、そこまでする気力はありません。

価格を見たら3000円ほど。
この先もボケてお世話になるかもしれないな、と製品版を購入しリカバリー。
時間といい、おカネといい、泣きの涙の秋の夜でした。

   

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作る楽しみ、作る気苦労・・・・

2013-09-27 | 日記


10月下旬からボランティア養成講座が始まります。
パソコンを指導するシニアのボランティアを養成する講座。
今回は資格取得も認定試験も伴わない形式の4日間の講座です。

区報の9月25日号に募集記事を掲載しました。
パソコン離れが進む中、どれだけ応募者が集まるか気になるところです。
でも、どうやらそれは杞憂に終わりそうで、定員6名のところ、すでに4名の申込みがありました。

その講座のテキスト作りを一昨日から始めています。
わたしの分担は初回2時間の導入部分。
ボランティア/NPO活動、ITの動向、指導者の心構え・・・・。

今までに研修会や講演などで作った資料があります。
おおかたそれらが使えるので、ゼロから作るよりはかなり気が楽です。
ただ、話だけで終ってしまいそうな内容だけに、そこが工夫のしどころ。

パソコン講座に来て、話だけ2時間聞くというのもツライ。
落語の独演会ならともかく、そんなのイヤだね、耐えられないね。
自分ならそう思うので、退屈させないためにどうするか、そこが問題です。

と思いつつ、どうすればいいのか、今のところはまだいい知恵が出ません。
どうやら脳の配線がだいぶ固まってきているようです。
そうだ、講座のタイトルロゴを作ろう!

Webサイトにはロゴを作ってあったのですが、即席すぎてイマイチ。
他のメンバーがテキスト用のフォーマットを作ってくれていました。
それがシンプルなフォーマットなので、講座タイトルも合わせて文字だけロゴ。

ついでに埋め草用?の画像イラストも作成。
こんなことをやっているとパソコンが道具であることを実感できます。
それがたとえ何であれ、ものを作ることは楽しみ、喜びの源泉です。

楽しむための手段としてパソコンを使いこなす。
それを少しでも伝えられればいいな・・・・と、テキスト作りのたびに思っています。

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固くなったアタマを解きほぐすには・・・・

2013-09-26 | 日記


歳をとると頭が柔らかくなる、という人はあまりいないようです。
程度はともあれみんな固くなって、新しいことに対応できにくくなります。
それだけ脳の中の配線が固定化されてしまっているのかもしれません。

歳をとれば、若いころに比べて経験も知識も増えます。
ああすればこうなる、こうすればああなる。
そういう学習体験を積み重ねれば、たしかに脳内ネットワークは発達するでしょう。

そうすると、深く考えなくても答えが瞬時にわかってしまいます。
長年のうちに、脳内の合理化、効率化が進んでいるというわけです。
たしかに脳の省エネにはなるのかもしれません。

それはいいとして、一方では考えて答えを出す機能を使わなくなります。
頭が固くなるというのは、考える機能が衰えてしまった状態とも言えそうです。
合理化、効率化の行く末が、思考力の低下だとしたら、何だか由々しき事態です。

相変わらず知識の詰め込み教育が続いているようです。
その一方で、論理的思考力を鍛えよう、なんて本がバカ売れしているとも聞きます。
だいいち論理的思考力という言葉そのものが、インチキ臭い!

何かを思いつく、考えつく、というのは論理的なことではありません。
閃く、という言葉が示すように論理をすっ飛ばした直観から生まれるものです。
発想が先で論理は後付け、というのは経験からもわかることだと思うのですが・・・・。

で、固い頭を解きほぐす脳トレ・・・・。
わたしもiPadでその類のアプリをやっています。
でも、何をやってみても、脳が柔らかくなったという実感がありません。

なぜかというと、ほとんどが知識依存型だからです。
忘れていた知識を思い出したり、新たな知識を得ることはできるでしょう。
でも、それらは自由で柔軟な思考を妨げてしまいます。

それよりも、余計なモノがつまった脳を空っぽにすること。
固い頭を解きほぐすにはそれが最善の方法なのです。
空っぽにするにはどうすればいいの?
ほら、すぐ知識に依存する・・・・それじゃダメだと云ってるでしょ!

たまには風景写真も、バベルの塔が傾いてしまった・・・・。

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