健康も安全のうち

 

昨日書いたNHKの録画番組を観てみました。

タイトルは「どこに向かう日本の原子力政策」です。

解説委員の発言内容は、いずれも既に報道されていることが殆どでした。

 

放射線の健康被害について触れていなかったのが残念。

昨年、被災地の甲状腺ガンの発生率が異常に高い、という報道がありました。

あれはどうなったのでしょう？

 

トモダチ作戦に従事した米海兵隊員にも健康被害が目立つといいます。

ところが、隊員は誓約書を書いているので米政府を訴えられない。

そこで、東電とＧＥを提訴して損害賠償を求めている原告が４００人超。

 

もちろん廃炉の見通しも立たない原発作業員の健康被害も気になるところです。

とっくに原発の安全神話は崩れています。

規制委の委員長も、「審査は安全を保証するものではない」と保証。

だったら誰が保証するの？　誰も保証できない。でも、やめられない。

人間の健康はハナから安全には含まれていなかったのかもしれません、

再稼働、ほんとうに大丈夫？

 

とはいえ、報道管制下で政策批判できたのはエライというべきでしょうか。

大本営の圧力下での発表垂れ流し報道は、いい加減にしましょう。

ほかのメディアもぜひ真似してほしい！　なぜかいいことは真似したがらないけれど。

夏の夜のクーデター？

 

台風襲来に備え、昨日のうちに、今日の予定を明日に変えました。

でも、朝起きた時は、風雨ともにそれほど強くはなさそう、これなら出かけられたかも・・・。

と思っていたら、窓の親水公園の樹々が風に揺れ始め、台風のピークはこれから？

 

さて、一昨日、我が家には40年来テレビがないことを書きました。

それで何一つ困ったことは無いのですが、時たま、こんな番組だったら見たかったと思うことが。

昨日も、そんな情報をネットで見たので、その話題を。

 

26日、NHK深夜の討論番組で、解説委員たちが原発政策を議論したようです。

鹿児島県知事が川内原発の一時停止を要請したタイミングでした。

御用放送の色が濃いNHKのこと、当然、再稼働を後押しする内容だったのでしょう。

 

と思いきや、ネット情報を見る限りでは、委員たちは揃って今の原発政策を全否定。

首相が観ていたら気絶するのではないかというほど批判的だったようです。

政府が右と言うものは左とは言えない、あのモミの木会長も当然気絶したかも・・・。

 

夏の夜のクーデター、なんて言葉が一瞬アタマの中をよぎりました。

ぜひ、この目で番組を見てたいものです。

と思って違法録画？を探したら丸ごと載っているサイトがありました。

 

昨日は見ている時間が無かったので、予定がなくなった今日、ぜひ見るつもり。

政府の原発政策を否定する内容だとしたら、このまま何事も無く、とはいかないでしょう。

このあとの展開が楽しみ・・・なんてすぐ野次馬根性が出て、われながら品がない。

気になる台風

 

今日、明日の関心事は台風10号。

よりによって、月、火と予定を入れてしまったので、雨・風がとても気になります。

今は小雨、この程度なら自転車で出かけられますが・・・。

 

ネットで、ほぼリアルタイムの情報を見てみました。

以前、このブログでも紹介しましたが、windyty.comというサイトです。

 

冒頭のスクリーンショットは気圧で、日本列島全体が低気圧で覆われています。

右下にある渦巻きが台風10号で、957ヘクトパスカル。

もう一つ島根県沖にも低気圧があって、こちらは989ヘクトパスカル。

 

こちらは雨。中国・四国地方にかなり強い雨が降っています。

関東や東北の一部にも弱い雨。

 

こちらは風の様子。

 

実際のサイトでは、アニメーションでこれらの様子が見られます。

左下の再生ボタンを押すと、今後の予測。東北の沿岸に沿って進むようです。

サイトの短縮URLはこちら。http://goo.gl/up4Yqq

なぜ大騒ぎする？

 

我が家からテレビが消えて40年になります。

たぶん、そのせいでしょうが、まったくの芸能界オンチになりました。

高畑裕太って誰？　高畑淳子？　そんな女優がいたの？

 

カミさんも同様で、ネットの動画ニュースを見ながら、こんな女優、知らないわ・・・。

母親の謝罪会見でしたが、なんで成人した息子の犯罪で謝らなきゃいけないの、とも。

ほんと、そうだよね。ハタチ過ぎればただのオトコ、親がどうのこうのは関係ない。

 

と思うのだけれど、甘やかして育てたわたしが悪い、みたいなことになる。

そんなこと言ったら、甘やかされて育ったムスコはみんな女性を襲わないといけなくなるぞ。

だから、あくまでも本人の資質、性癖の問題です。

 

わたしだって母親にずいぶん甘やかされて育ちました。

でも、女性を襲ったことは一度もありません。わたしの人生、間違っていた？

そんなふうに思ってしまうじゃありませんか。

 

もっとも、襲われたこともないけど・・・やはり、人生、間違っていた？

かどうかはともかく、この息子は単なる女好きのスケベだったというだけのこと。

息子が自分のムスコをコントロールできなかった・・・なぜ、母親が謝るのかが不思議！

 

大騒ぎして報道するヒマがあったら、もうちょっと他のことを報道したら？

沖縄の辺野古や高江、震災復興、原発再稼動、東京五輪の無駄ガネ、築地移転問題・・・。

芸能界のスキャンダルなどより、もっと大事なことを本気で報道して欲しいよ。

 

そしたら我が家もテレビを買うから。

でも、御用NHKを喜ばせたくないから、やっぱりやめようか・・・。

創造よりも創意を

 

「求められるのは創造性よりも、既存のものを活かす創意である」

ふと目に触れた新聞のコラムの言葉です。

音楽学者の言葉で「発明することでなく、発見することである」とも書いてありました。

 

創造性ということばには憧れますが、おいそれとできることではありません。

新しいものといっても、既知のものの組み合わせの仕方が新しいものということ。

新技術にしても、すでに知られた技術の組み合わせ方が今までと違う場合がほとんどです。

 

人は、ゼロからは何も生み出せない。

すべては先立つものの中から生まれてくるのだから、それらを今の時代にどうやって活かすか。

発明ではなく発見・・・さらに踏み込めば、発見でもなく再発見。

 

企業の人事考課でもそう。

能力評価で、創造力という言葉はほとんど使いません。

使われるとしたら、業績評価として、仕事に創意工夫があったかどうか。

 

前例に倣い、同じことを繰り返していればよかった時代はすでに終わっています。

といって、むやみに新しいものを求めても何かが生まれるわけでもない。

温故知新。過去に忘れてきたものごとを真摯に振り返ることが大事なのかも。