ゴールデンウィーク、どこへも出かける予定なし。
なぜか、この時期、親戚の法事が多かったのですが、何回忌か何年忌かが過ぎてそれも絶えました。
法事が多かった頃の一コマ。
親戚の小学生の女の子に、バカって治るの?と訊かれました。
突然のことに、目を白黒させていたら、カミさんが助け舟?を出してくれました。
「このおじいさん、バカだからそんな難しいこときかれてもわからないの。わかった?」
以来、その子にとっては、わたしは親戚のバカなおじいさん、になってしまいました。
というのは冗談ですが、バカって治るの?と訊かれたことはたしか。
それから、そのあとの会話がどう進んだかは覚えていません。
トイレの棚に並んだ本の背に「バカの壁」。
それが偶然目に留まったので、バカバカ連想で想い出したのでしょう。
その子も来年は高校生になるはず・・・・わたしらも齢をとるわけです。
バカの知恵はあとから出てくる、という言葉があります。
でも、いまだにいい知恵というか答えが思いつきません。
バカにも及ばない、バカ未満なのでしょうか。
バカは死ななきゃ治らない、バカにつける薬は無い。
先人はそう言っていますから、生きている限りバカは治らないと思ったほうがいいのかもしれません。
バカな子ほど可愛い・・・・わたしもずいぶん可愛がられました。
バカは馬鹿、莫迦と書きます。
どちらもサンスクリット語で、馬鹿はbaca、悪者とか偽善者という意味。
莫迦はmohaで、愚とか痴とかいう意味。
これでは、その子への答えにはなりません。
バカを尽くして死んで答えてあげるしかないのでしょうか。
やっぱりバカは一生治らないんだわ・・・・。