今度の土日、2日続きの講座を担当。
「ホームページ作成2」という講座で、HTMLとCSSを使ってホームページを作ります。
名簿を見たら最年少52歳、最年長79歳でした。
高齢の方が受講されると、いつもその向学心に感心します。
近頃はホームページを簡単につくれる方法も色々と出ています。
なのに、あえていちばんややこしい方法を選ぶのは、きっと何か思うところがあるのでしょう。
HTMLとCSSで作るのは難しいとはいえ、いちばん基本的な方法ではあります。
だから、それを知っていると、たとえ簡単なツールを使って作るときにも役立ちます。
ツールではできないことも、HTML/CSSのソースを追加修正すればできるからです。
また、ホームページの原理、仕組みといった基礎的なことが理解できます。
だから、新しいツールができても簡単に扱えるようになります。
基礎を知ることで色々な面で応用が利きますから、ぜひマスターして欲しいと思っています。
とはいえ、新しい外国語を勉強するようなものですから、2日でマスターはとても無理。
それにホームページを作るには、デザイン的な知識も必要になってきます。
色、フォント、行間、余白、レイアウト、画像、アイキャッチ、アイフローなどなど。
というわけで、昨日はテキストにざっと目を通しました。
テキストには操作手順が逐一記述してあります。
だから、その通り操作すれば、何も理解できていなくてもページが出来上がります。
それで本人のためになるのだろうか?
いつも疑問に思うところですが、独習用のテキスト、必ずしも講座向きではありません。
以前、個人レッスンした外国留学中の高校生が言っていました。
コンピュータの授業はテキストなしで、教師の説明を聞きながらの演習だけ。
ついていくのがタイヘンだけど、自分も必死に考えるので結果的にはいいみたい、と。
明日からの講座は、いっそのことテキストなしでやってみようか?
教育の考え方や文化が違いますから、おそらく無理でしょうね。
相手は高校生でもないし・・・・・・。