ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

デジャヴュとヴュジャデ

2015-06-15 | 日記

 

初めて見ることなのに、どこかで見たことがあるような感覚。

それがデジャヴュで、日本語に訳すと「既視感」です。

小説の中などで使われていますので、ご存知の方も多いと思います。

 

ただ、現実の体験となると、そうそう日常的に起こることでもないようです。

わたしも数回感じたことがありますが、そういえば昔のことで近頃は経験しません。

日常が固定化して、初めて見る光景などに出会う機会がほとんどないからでしょうか。

 

昔、夢で見た記憶が蘇ったからだという説があります。

そう云われると、そうかもしれない、と思いますが、ほんとうはどうなのでしょう?

調べた限りでは、そういった精神作用が起きるわけはわかっていないようです。

 

そのデジャヴュを逆さまにしたヴュジャデは、訳せば「未視感」。

見慣れたものを初めて見るように見ること、なのだそうです。

といっても実際に存在する言葉ではなく、ある人が冗談として考えついた言葉です。

 

でも、冗談ではなく、そういう視点は必要かもしれません。

見慣れたものを漫然と見ていただけでは、何の新鮮味もないからです。

未視感覚を鍛えれば、新しい世界が見えるかもしれない。

 

そう考えて、食事時、初めて見る人のように、カミさんの顔を眺めてみました。

「顔に何かついてる?」 別に、おたくどなた?

カミさん、ぎょっと驚いた顔。

「やめてよ。まさか、ほんとにボケたんじゃないんでしょうね」

 

まだ、一度やってみただけですが、ヴュジャデは意外と難しそうです。

とはいえ、当たり前を問い直すことはたしかに必要なことなのでしょう。

どうすればいいのか、方法論はまだ見つかりませんが。

 

と考えながら、カミさんの顔を見直したら、ほんとうに初めて見る人の顔でした。

どうやら夢を見ていたようです。

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