沖縄県知事翁長は県知事本来の職務をしているのだろうか。明けても暮れても「辺野古移設阻止、何が何でも辺野古飛行場建設は許さない。あらゆる手段を行使する」辺野古飛行場を造らせないのが知事唯一の使命らしい。米大統領がオバマからトランプに替わったから色好い返事が貰えるものと期待して、のこのこと3度目の訪米をした。国務省ジョセフ・ヤング日本部長等と会談普天間から辺野古移設反対を訴えたが、同省から辺野古移設が唯一の解決策とコメントされる始末。翁長は下院議員12人と面会、ワシントン大学で「辺野古飛行場反対」を講演したようだ。知事はティラーソン国務長官とはあいさつを交わした程度で、トランプ側近議員らとの面会もできず期待通りの収穫はなかったのに、翁長知事は「柔軟な議論ができた」と相変わらずの手前味噌。沖縄の1飛行場移設反対を叫んでもワシントンの連中にはピンと来る話ではない。翁長が米国で口角沫を飛ばしている頃、入れ違いにマティス米国防長官が来日安倍首相との会談で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設について、「移転の方法は二つしかない。一に辺野古、二に辺野古」と強調した。日米両政府が再度確認した。海底に基礎ブロックの投入工事が始まっている。オスプレイが海上に不時着した位でも『危険だ、キケンだ』と大騒ぎする連中が人口密集地にある普天間飛行場の移転先の辺野古飛行場建設に知事以下が『断固反対』の気が知れぬ。翁長の側近中の側近だった安慶田(あげだ)副知事が教員採用をめぐる口利き疑惑で副知事を辞任し、後任は空席のまま。1月には宮古島市長選で自身が支援した候補も敗れた。翁長の周辺も様変わりして来た。相変わらず強気の翁長は「今後の戦術は言えない」としているが、翁長自身が座り込み作戦に出るのではないかと噂があるようだ。『撃ちてし止まん』特攻精神の発露かね、翁長かつらさん。どうしても知事になりたくて『辺野古反対派』に180度の宗旨替えしたのだから止むを得まい。
写真は横須賀市、秋谷公園。立石は高さ12m.周囲30mの巨岩。江戸時代の安藤広重は『相州三浦秋屋の里』と題して描いている。