順風満帆の如く航行していた安倍丸の行く手は”暗雲垂れ込み波高し”の感がある。多数に胡坐をかいた自民党内が弛緩している証拠だ。衆院憲法審査会では安全保障法は違憲と主張する輩を自民党推薦の参考人にして「安全保障法案は違憲だ」とノタマワレ墓穴を掘ったのが船田元。自民党若手の文化芸術懇話会では講師の作家百田尚樹が偏向した沖縄2紙の廃刊を言わせた。メディアを兵糧攻めにする案では全マスコミを敵に回してしまった、東京、朝日、毎日から地方紙まで一斉に反自民、反安倍の論調に血道をあげている。これに便乗したのがノミキン博士から憲法もろくに読まないボンクラ教授、タレントまでが『違憲、イケン』とバカの一つ覚え、けたたましく吠え回っている。”一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝う”だ。本日、衆院安全保障委員会で採決が行われた。民主党の委員ではない議員連中が委員会室になだれ込み、バカ面をテレビカメラに晒し、プラカード、ビラを翳して『いかに反対したかを』を国民と選挙区に迎合してのアピール、同委の民主党の委員共は浜田委員長席を取り囲み、怒号を上げ、ワッショイ、ワショイのお祭り騒ぎで議事進行を妨害する狂乱振り、前回で懲りたのだろう、マイク、書類を分捕ったが、さすがに暴力をふるってケガをさせなかった。自公の賛成多数で法案を可決。また東京オリンピックを招致したまでは良かったが新国立競技場建設費だ。1250億円だったのが屋根無しでも2520億円になると発表。高額を物ともせずゴーサインを出したのがはっきりしないがJSC、文科省に決定権がある。下村文科相はデザイン選考について当事者意識がなく、他人事のようなコメントを述べている。下村に代わって遠藤五輪相になったが、実力者ではない。親方日の丸無責任建築計画を”総理の鶴の一声”で見直しさせるべきだ。元総理の森喜朗以下年寄りの有識者会議では批判、反論、問題提起、注文が出たがJSC、文科省が参考にするか否かはJSC、文科省にあるようだ。五輪用の競技場を1年前のラグビーワールドカップ2019を開催させる案は森のごり押しに間違いない。ネットでは新国立競技場を”森喜朗古墳”とニックネームを付け、安倍晋三埴輪が出土したと揶揄されている。ラグビーの”ONE FOR ALL,ALL FOR ONE”を森もモットーにしているが”ONE FOR MORI,ALL FOR MORI”では晩節を汚す行為だ。広沢虎三の『馬鹿は死ななきゃ治らない』平成の森の石松にならぬよう・・・