キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

未だいるぜ シーラカンス 派閥ボス 

2012-09-04 16:25:12 | Weblog

どっこい生きていた!!筑後の虎顔、古賀派のボス(マスコミは会長、領袖と表現)古賀誠(73歳)のことだ。出身派閥の会長古賀と自民党総裁の谷垣が国会内で会談した。総裁再選に向けて支援を要請したのに対して「私は若い人を支持したい」とケンモホロロに断った。古賀は、どうも谷垣が相談もせず、自民党総裁を仕切っていたのを前前から快く思っていなかったようだ。一方の谷垣は派閥ありきでは国民の指弾を受けると慮ったまでだが、古賀親分はメンツを潰されたと言う訳だ。お前は誰のお蔭で総裁になれた、オレの恩を野郎忘れやがって!まるでヤクザだ。谷垣にして見れば参院選でも勝ったし、これという失策はない。指摘されるとすれば、この間の中小7野党提出の野田問責決議案の尻馬に乗って賛成投票したことだろう。3党合意を否定する野田首相問責決議に乗ったのは自己矛盾も甚だしい、とマスコミから一斉に叩かれた。自民党は先の衆院選挙で国民から総スカンを食らって大敗、下野したのにも関わらず昔ながらの”派閥政治”を忘れられぬようだ。昔と違って親分の集金力も落ちているのにも関わらず、親分風を吹かす、現在も領袖は変っても派閥は残っている。議員数の多い順から町村派43、古賀派32、額賀派28.伊吹派13、山崎派12、麻生派12、高村派7、無派閥53となる。衆院118、参院82、計200名だ。総裁選に出馬予定の出走馬は古賀派の谷垣、林2頭、町村派から町村、安倍2頭、山崎派の石原、無派閥から石破の6頭がいなないている。1964年は昔になるが、自民党の総裁選で、現職の池田総裁に対して佐藤栄作、藤山愛一郎が立候補して、三つ巴の戦いを繰り広げた、候補を立てなかった派閥の議員を大臣ポストやカネで『一本釣り』した。2派からカネを貰ったのをニッカ、3派から貰ったのをサントリー、3派から貰って投票しなかった、ちゃっかりしたのをオールドパーといった。懲りもせず、未だに派閥の親分気取りの野郎に引導渡すのが喫緊の要事だろう。こんなアナグロが罷り通っていては選挙民から見放され、党の存続もヤバクなるだろう。