梅が香り桜がほころぶ今頃メジロが蜜を求めて花にやってくる。藤沢の片瀬にある常立寺(ここは鎌倉時代に龍ノ口で処刑された人の埋葬場所で、幕府に斬られた元使杜世忠ら5名も埋葬されている・1275年)で枝垂れ桜をみているとメジロが番でやってきた。蜜をも求めて枝から枝に目まぐるしく動き回る。それを見ていた老夫婦の夫が「うぐいすが来ているよ」と言う「まぁ本当にと」と奥さん相槌。これだけテレビが普及して四六時中画像が見られ、印刷物もカラーで溢れているのにウグイスとメジロの区別が出来ぬ人(いいお年になっても)が多いのはどうしてだろうか。原因はメジロは人見につくがウグイスは用心深く藪の中で囀り声はすれど姿は見えずでなかなかお目にかかれない。花札の梅に鶯の羽は黄緑で目白色だただ目は赤く目白ではない、花札やトランプの図柄はデザインであって写実ではないのだが何と無く鶯はこんな色と頭に刷り込まれてしまうからだろうか。などと思っている。いわゆる識者とか学者になるとこんな単純なことでも理屈をつけて横文字入れて難しく表現して尚判らなくしてしまう。こういう手合いが稼げるのも軽佻浮薄なテレビのお陰。久し振りに政治を離れて花鳥風月・・・きょうは朝から晴れて暖かい。