能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
能登の海・山・里で日本の原風景に帰る旅を楽しみましょう。

長野大生と能登の里山里海ノルディックウォーキング

2012年08月09日 | ―里山里海ノルディックウォーキング
今年も長野大学環境ツーリズム学科の学生さんが能登に来てくれました。
去年は鉢伏山で竹取物語を体験していただきましたが、(去年の様子はこちら
今年は穴水町明千寺周辺をノルディックウォーキングで散策しました!

インタープリターの山は、この夏、19日間かけて能登半島1周を歩ききりました。
「のと遍路」掲載記事まとめ
学生たちにも「のと遍路」体験をしていただきました。


まずは、準備運動。ポールの使い方を練習して、いざスタート!


普段、通りすぎるだけでは気がつかないものが、歩くペースだとよく見えます。
心地よい潮風を受けながら、のどかな風景を進みます。


途中、公民館でおばあちゃんの集まりに遭遇!
「どこから来たの?暑い日にたいそ(大変)やね~」と冷たいお茶をくださいました。
本当にありがとうございました!


地元の星野さんの案内で、「マンポ」と呼ばれる地下水路を見学しました。
小さなトンネルを昔の人は人力で作ったそうです。


バタバタ!とコウモリの歓迎?も受けました(笑)


能登半島は大きな川がなかったので、農業用水の確保が大変だったそうです。
山水や川を引き、ため池をつくり、用水路を通して田んぼに水を引きました。
そのために水争いも起こり、当時子どもだった星野さんは水をとられないように
「水の番」をしたというエピソードも教えてくださいました。


今ではため池も整備され、ポンプによる水のくみ上げ等、水で争うことはなくなりました。
今度は農業の担い手不足で、耕作放棄地が目立つようになりました。


お昼ご飯は地元の女性グループ「あかるみ会」のみなさんがご用意してくださっていました。朝採れ野菜をふんだんに使ったお料理はどれも美味しく、お腹いっぱいです。
学生たちも大満足のご様子でした!


明泉寺を見学させてもらいました。
明泉寺は652年(白雉3年)創建とされる真言宗の古いお寺です。
住職に、当時の繁栄を描いた貴重な古絵図を見せていただきました。


午後からはもうひとふんばり。
のどかな田園風景を歩きます。明千寺の集落にはお地蔵様を多く見かけます。
しかも、手作りの前掛けや頭巾がかわいらしく、地域の方のあたたかい人柄を感じます。


里山里海ノルディックウォーキング(明千寺周辺編)は立戸ノ浜がゴール。
能登は山と海が近いところです。昔の人は自然と共存して、工夫しながら暮らしていました。里山里海の暮らしぶりを感じていただけたでしょうか。
みなさん、お疲れ様でした!!

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