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【ベルリン編】クリスマス・マーケットを巡る

2014-02-16 | 2013年、独逸&英国の旅
ベルリン街歩きの続きです。

St. Mary's Churchそばのクリスマス・マーケットを覗きました。
ベルリンのマーケットを見るのはここが初めてでした。



遠くから見えていた観覧車はこのマーケットにあったんだなー。
こんな立派な観覧車が広場に出来るなんて羨ましい。
歩いているとあちこちからパンやら肉やらワインやら、色んないい匂いがしてきます。
ドイツのクリスマス菓子=シュトレンもあるし、金属製でクルクル廻る、モビールのようなオーナメントもたくさん売っています。

ちなみに、この旅で夜の街並を見た感じだと、ベルリンのイルミネーションは、
マーケット周辺や街の一部ではきらびやかですが、
各々の住まいでは、ベランダに少し飾りを下げる程度で、
日本のようにキラキラ色とりどりに電飾を飾るようなお家は見かけませんでした。
イルミネーションを付けているとしても、一色で、ベランダを縁取るように飾っている程度でしたね。



ポニーに乗って遊べる小屋もあります。



小さなおうちの置物がいっぱい…これは中にロウソクは入らないのかな?
並んでると、そこが小さい街のように見えますね。

St. Mary's Churchのマーケットを離れて、すぐ北東のアレクサンダープラッツ駅(Alexanderplatz)まで行くと、
こちらの広場にもマーケットが出来ていました。



観覧車のような大きな乗り物はないですが、小屋はこちらも賑わっています。



アレクサンダープラッツではSATURNという電気屋でDVDコーナーも見てみました。
ちょうどホビットの二作目の上映が近いこともあって、フィギュア付きの前作のブルーレイがカートにごそっと置かれていましたね。
品揃え豊富だし、せっかくなのでドイツ映画を物色したかったのですが、何しろドイツ語が分からないので、
最新作でどんなものが出ているのか見るだけで精一杯でした(汗)。



その後はアレクサンダープラッツを後にして、再びカスタニアンアレーへ。
友達がよく食事するというオススメのイタリアンで昼食。



ピザと野菜のスープを注文。(もちろん友人まかせ。)皿が思った以上にデカイ。
前日の夕食で芽キャベツとベーコンのパスタを大量に食べたのに、
この日も食べ過ぎてしまった… でも食事は美味しかったです。
スープの野菜が口の中でこぼれるように柔らかかった!

夜はシュタットミッテ駅(Stadtmitte)のホームで友達の現地の友人たちと待ち合わせて、
また別のクリスマス・マーケット、Weihnachts Zauber Gendarmenmarktに行きました。



今まで見て来たマーケットと違い、ここでは入場料1ユーロが必要です。
Konzerthaus Berlinというコンサートホールを中心に、
Neue Kirche、Franz. Friedrichstadtkircheという2つの教会に挟まれた広場にマーケットが出来ています。



入場料をとられるだけあって、規模は大きいし、
小屋で扱っているものも、今まで見て来たインテリアの飾りやオーナメントだけでなく、
アクセサリーのような宝飾品系、革製品等も沢山ありました。
夜になって人出も多いので、食事処もいっぱいです。



中央のステージではクリスマス・キャロルやカントリー?のライブ演奏、
抽選会をやっていて、寒い中温かいワインを飲みながら見ている人も多かったです。
ちなみに、ワインは入れ物を返すと支払額の半分を返してもらえます。
6ユーロで支払いして、マグを返すと3ユーロ帰って来る、という具合に。
この夜飲んだワインのマグカップは返却せずに持って帰りました。



こんなマグです! ブランデンブルク門(→翌日行きました)も描かれていますね。
マーケットごとにその場所の名前が入ってるんですよ。



友達が現地で知り合った子たちも一緒なので、会話は英語だったのですが、
ただでさえドイツという慣れないところに来て緊張していた私は、
聞かれたことにすぐに返事を返せないことにプレッシャーを感じ、
この輪の中にいることが場違いのように思えて来て、
彼らの会話中に「ちょっとステージを見てくる…」とその場を離れました。

海外には(…と言ってもほとんど英国ですが、)これまで数回行った事がある私ですが、
いつも最低限の会話を交わすだけなので、英語で自分のことを説明したり、
今どんな感情か、どう思っているのかということを、その場で話すという機会はありませんでした。
食事の注文をするときに自分の気持ちなんて、説明する必要ないですからね。

それに、日本語を喋っていていも、自分の気持ちを言葉に乗せて、
自分の口で説明するのは、元々苦手なのです。
なので、○○はどうだった?とかどう思った?という、自分の意見を求められたときに、
単純にパニックになってしまいました。
この夜はとても苦痛で、逃げ出したい気持ちで一杯でした。

それでも、友達の現地の友人のひとりは日本語で、今回の旅を楽しんでね!と言ってくれて、
帰国後も、この夜の失礼を謝ったら、
「私もドイツに来た直後に同じ気持ちを味わったからよく分かるよ」
と言ってもらえました。
そう言ってもらえるような人たちだったからこそ、
余計になんで喋れないんだと自分を責めてしまうんですよね…。
なにより友達に申し訳ない気持ちでいっぱいで、
この日は言葉少なく帰りました。



歴史ある素晴らしい建造物に心地よい街並、心も体も暖かくなる美しいクリスマス・マーケット、
そして、外国語でのコミュニケーション。
様々な意味で異国にいることを痛烈に感じた一日でした。

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