ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

ただただ辛かった26時間 ~ ザ・ラスト・オブ・アス パート2 ~

2023年12月13日 | ゲーム

 9月から2ヶ月間楽しんだ世紀末運送業ゲーム『デス・ストランディング ディレクターズカット版』の後にプレイするゲームに私が選んだのは、名作ゲーム『ザ・ラスト・オブ・アス』の続編の『ザ・ラスト・オブ・アス パート2』でした。2年くらい前に買ってから遊んでいなかったプレステ4のゲームです。

 本作を購入したのにプレイしなかったのは、仕事の関係で生きる糧(趣味)のゲーム部門にここ数年時間が割けなかったのもあるのですが、本作が『胸糞が悪い』と言う評価を受けていたのも理由の1つです。名作と言われた前作とは全く違う評価に少し戸惑ってしまいました。『ポリコレ全開で気持ち悪い』とも言われていましたしね。

 そんな評価を受けていた本作ですが、「自分でプレイして評価しよう。いつかはプレイしよう。」と常々思っていたので、遊びたいゲームがなかった11月にとうとう手を付けました。

 エンディングを見るまで26時間かかりましたが、ただただ辛い26時間でした。
 ゲームは傍観者としての参加になる映画やドラマや小説と違って『主人公を操作する』ことで当事者として物語に参加して没入感が強いのでより疲れます。話が暗すぎるので毎日プレイすると精神が暗黒面に陥ってしまうので、数日おきにプレイしていたら12月になっていました。

 本作は2人の女性が主人公なのですが、それぞれが愛する人の命を敵に奪われてしまいます。その2人の復讐の話なので物語がとにかく暗くて救いがありません。『憎しみの連鎖・復讐の連鎖』が断ち切れないので、ひたすら被害者が増えていくだけです。26時間の間で何人人を殺めたのか判りません。それぞれが自分の正義を信じて行動しているので理解はできるのですが、プレイしていて楽しくはありません。『胸糞が悪い』と評価されているのは納得ですね。グラフィックスやサウンドが物凄くリアルで綺麗なのも気分を悪くした原因の1つですね。プレイしながら痛みを感じることができました。


 尚、『ポリコレ全開で気持ち悪い』と言う評価も理解できました。
 主人公の1人が同性愛者、もう1人が好戦的なマッチョウーマン(まるでゴリラ)、と言う設定にしたのはなぜなんですかね(しかも2人とも終始イライラしていますし)。ポリコレどうこうの前に、このアンガーコントロールができていない2人を操らないとゲームは進まないので26時間は本当に辛かったですね。

 そんな本作の私の評価は☆4つです(☆5つが最高)。
 胸糞が悪い26時間でしたが、『憎しみの連鎖・復讐の連鎖』と言う人間の愚かさを描いた物語は考えさせられるものがありました。ゲームをプレイしながら色々と考えるのは久しぶりでした。ゲーム自体は良くできていましたからね。数多くのプレステ4のゲームの中でもかなり上位にランキングされる秀作だと思います。


 以上、プレイするのが辛かった『ザ・ラスト・オブ・アス パート2』の話でした。

 本音を言うと、『このパート2は作る必要がなかったのではないか』と思っています。続編を作って評価が微妙になってしまった映画『マトリックス』と同じような感じですね。続編を作るのは商売として間違ってはいないと思いますが、良いシナリオができないのならば『続編を作らない勇気』も必要ですね。
 前作の『ザ・ラスト・オブ・アス』はドラマにもなって評価が高いので、その良い思い出を壊したくない人は『パート2』には一切触れない方がいいと思います。全てがぶち壊しになりますからね。

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