兵庫県揖保郡太子町の斑鳩寺です。(写真は昨年の年末,分散参拝?)
ここは,中世には,法隆寺領鵤荘でした。
そして,この地域の太子信仰の中心寺院でした。
いまでも,荘園の境を示す,牓示石が残っており,
鎌倉時代末に描かれた「鵤荘絵図」にも牓示石が描かれています。
では,「法隆寺領播磨国鵤荘」散歩
5月18日,
聖徳太子の投げ石「松ケ下の投げ石」について書きました。
緊急事態宣言下,怖くて遠出ができない私は,
太子町立歴史資料館で以前もらった地図を手に,
合間を見て,少しずつ
「法隆寺領播磨国鵤荘」散歩!
聖徳太子の投げ石めぐり!と思いつきました。
聖徳太子の投げ石の中には,伝説ではなく,
鵤荘牓示石もあるそうです。
5月25日
平方の牓示石
兵庫県指定文化財で,牓示石といえばこれ,というくらい有名な石です。
(歴史資料館ホームページより)
6月2日
東出の投げ石(太田牓示石) 兵庫県指定文化財
そして,
下の写真は,
上に書いた,「鵤荘絵図」(嘉暦図) 嘉暦4年(1329年)法隆寺蔵
太子町立歴史資料館にあるものは,写真パネルです。
(写真撮影は住所・氏名・「趣味のため」等目的を書いて可)
本物は国重要文化財です。
この写真からも,条里制がわかります。
写真ではわかりにくいですが,牓示石も「●」と描かれています。
そして現在の地図とほぼぴったり重なります。
続けて,時々,「法隆寺領播磨国鵤荘」散歩 します。